マーケティングクラウド分野で、アドビは再びリーダーに

調査会社の中立的評価

2014年は「デジタルマーケティング」という言葉がさまざまなところで聞かれるようになり、日本でも市場として非常にホットになってきました。2015年の盛り上がりも期待されます。

そんな中、年末に北米からニュースが届きました。ちょうど今週1/6にプレスリリースを発表しましたが、米調査会社のガートナー社(Gartner)から、デジタルマーケティング分野を広範にカバーした新調査レポートが公開されたのです。調査レポートの名称は『Magic Quadrant for Digital Marketing Hubs(デジタルマーケティングハブ分野のマジッククアドラント)』というものです。これは、ガートナー社によって今回初めて設定された調査分野です。

「ハブ」とは「中核」を意味します。詳しくは市場分野を命名した同社の調査レポートで述べられていますが、少しだけ補足します。「デジタルマーケティング」に求められる要素には、あらゆることが含まれます。潜在顧客にリーチし、その顧客がどのような属性かを把握し、その状況や期待に沿ったコミュニケーションをさまざまな顧客接点で進め、その効果を把握し、次の活動に続けていく…きわめて多様な活動がそこには含まれています。そうした要素を包括するソリューションという意味合いから「ハブ」というキーワードが使われているようです。

それではこの調査レポートに戻り、アドビにとってこの新しい調査分野が意味することについて、アドビのデジタルマーケティングビジネス Marketing Strategy担当VPのスレシュ ヴィッタル(Suresh Vittal)のブログ記事の翻訳でお届けします。


※以下はAdobe Marketing Cloud is a Leader Again in Independent Analyst Firm Evaluationの翻訳です。

市場は新たな段階に

デジタルマーケティング市場のすべての主要ベンダーについて評価した、ガートナー社による調査レポート『Magic Quadrant for Digital Marketing Hubs』が、同社から発表になりました。このデジタルマーケティングという業界が、成長基調の新しい段階を迎えたことは明白です。こうした市場の成長を受けてガートナー社が、マーケティングテクノロジーのなかでも急成長を遂げている統合「ハブ」分野について、どのベンダーがリーダーかを判定しようと、評価対象として取り上げたものと思います。

しかも、ガートナー社の評価によってアドビが認められ、「リーダー」クアドラントの最も右上に位置づけられたのは、誇らしいことです。

では、マーケティングクラウド=ハブに関する同社初の調査レポートで、アドビのソリューションはどのように扱われたのでしょうか?なぜアドビは継続的に注目され、第三者に評価され、市場シェアを獲得しているのでしょうか。私はこう考えています。

アドビが評価される理由

第一に、マーケターの成功ということを私たちはいつも重視しており、マーケターの望む、仕事のしやすさのために取り組んでいます。実際、数千社もの顧客企業にAdobe Marketing Cloudをご利用いただいており、そうした企業のデジタルマーケティングの推進とビジネス目標の達成のために、年間30.5兆にものぼるトランザクションがそれを支えています。こうした多数の顧客企業によって、私たちは育まれてきたと言えるでしょう。顧客企業の求める変革に沿ったものかどうか、常に判断されてきました。結果、こうした関係性=パートナーシップを通じて、顧客企業はクリエイティブな実行力に根ざしたマーケティング体験を実現してきたのです。

第二に、アドビがオムニチュアを五年前に買収したとき、マーケターのニーズにこたえるためには、ポイントソリューションを超えて、相互運用できる統合ソリューションへと進化しなければならない、ということを学びました。オムニチュア自身、Online Marketing Suiteのリリースによって業界で初めてこのプロセスを開始していました。当時既に圧倒的な市場シェアを誇っていたアナリティクスを、パーソナライゼーションやSEMと組み合わせたものです。オムニチュアは多数の買収と自然成長から始まりましたが、それが、もっとも統合され、技術的にも幅広さを備えたマーケティングクラウドへと繋がりました。私たちはこれからも、Adobe Marketing Cloudを通じてイノベーションと有用性の提供を続けることをお約束します。

最近のそのひとつの例がコアサービス、Adobe Marketing Cloud core servicesの発表です。core servicesはAdobe marketing Cloudに含まれる6つのソリューションに共通して利用できるよう設計されたサービスです。プロファイル管理、オーディエンス管理、デプロイのアーキテクチャー(訳注:サービス展開の仕組み、タグ管理など)、アセット共有、モバイルアプリを活用したマーケティングなどが含まれています。また、「アートとサイエンスの融合」をリードするアドビは、Adobe Marketing CloudとAdobe Creative Cloudの統合により、膨大なクリエイティブを世界中に配信する仕組みに革命を起こしました。データの持つ力を発揮することで、マーケターはクリエイティブの秘める力を最大限に引き出し、あらゆる主要マーケティングチャネルを通じてオーディエンスや見込み顧客へと効率的に届けることができます。

アドビの強みとなっている第三の要因は、広範なパートナー網です。このエコシステムによって、Adobe Marketing Cloudの有用性が増強され、また特定のニーズや業界に特化した要件に対応することができます。また、こうしたテクノロジーを実装して活用している顧客企業にとっては、組み合わせることで、更なる価値を得ることができます。こうした多数のパートナーから主だったところを挙げると、Publicis Groupe、WPP、Accenture、Deloitte、Sapient、SAPといったそうそうたる企業が含まれています。アドビはこうしたパートナーを高く評価しており、引き続き緊密に連携していくことで、グローバルクラスのサービスをAdobe Marketing Cloudによって提供し続けていきたいと思います。

そして第四の要因ですが、それはグローバルですばらしい顧客企業に恵まれているということです。インターネット小売業者上位20社中17社、民間金融機関上位10行、メディア企業上位5社、自動車メーカー上位5社でご利用頂いています。数千社の中から一部を挙げると、Audi、BET Networks、Condé Nast、Dun & Bradstreet、Lenovo、MGM Resorts、Philips、Starwood Hotels、Time Warner Cable、Verizon Wirelessなどが含まれます。

顧客の成功のために

今や、デジタルマーケティングの成熟と成長が続くことは疑いのないことで、エコシステムも広がっていくことでしょう。アドビはビジョン、テクノロジー、パートナーシップ、そして経験を備えており、デジタルマーケティングの機会を企業が最大限活用できるよう、支援します。私たちは、ガートナー社の『Magic Quadrant evaluation of Digital Marketing Hubs』で「リーダー」と評価されたことを誇りに感じていますが、それに甘んじている訳にはいきません。さらに先を見据え、顧客企業が引き続き成功し続けることができるよう、ソリューションに磨きをかけていきたいと思います。

免責条項
ガートナーは、ガートナー・リサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高の評価またはその他の選定を得たベンダーのみを選択するようテクノロジーの利用者に助言するものでもありません。ガートナー・リサーチの発行物は、ガートナー・リサーチのオピニオンを表したものであり、事実を表現したものではありません。ガートナー社は、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。

Suresh Vittal

参考情報:


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マーケティング本部 マーケティングマネージャー

IT業界でSEを経た後、B2Bマーケティングに15年以上携わる。アドビにはエンタープライズ向けソリューションのマーケティング担当として2010年に加わり、現職。現在はAdobe Experience Cloudのコンテンツマーケティングを担当している。


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