Adobe Digital Insights: 日本のスマートフォンのトラフィックシェアが世界で最も高いことが判明

アドビは、バルセロナでのモバイル ワールド コングレス(MWC)の開催にあたり、モバイルに関する最新のAdobe Digital Insights(ADI)調査結果を公開しました。

2016年の世界のインターネットトラフィックに占めるスマートフォンの割合を地域ごとに調査したところ、調査対象となった米国、APAC(*1)、欧州(*2)の中で日本が最も高く、日本のトラフィック全体のうち47%がスマートフォンでした。その次にスマートフォンのトラフィックシェアが高い国は韓国(43%)、3番目がインド(40%)でした。

また、2014年から2016年までの期間にスマートフォンの利用者とトラフィックが最も増加した国はインドでした。この期間に、インドのスマートフォン利用者は新たに2億6,900万人増加し、スマートフォンによるトラフィック成長率はプラス290%でした。

ADIのシニア マネージング アナリストであるベッキー タスカー(Becky Tasker)は次のように述べています。『私たちはモバイルにおいて、いくつかのフェーズを超えてきました。「モバイル最適化」から始まり、「モバイルファースト」を経て、今は「モバイルオンリー」へと向かっています。モバイルオンリーが訪れる理由として、スマートフォンがその他のデバイスからトラフィックシェアを奪い続けていることに背景があると言えます。』

一方、タブレットによるトラフィックシェアは、グローバル全体で下落傾向にあることが判明しました。イギリス(13%)やノルウェー(12%)など欧州の一部の国ではタブレットが比較的使われていますが、欧州を含め、米国、APACの対象国において、2014年からトラフィックシェアやトラフィック成長率は減少の一途をたどっています。マーケターは慎重に経緯を観察しながら、戦略を再考する必要があるでしょう。

米国におけるデバイス毎のWebサイトトラフィックは、以下のグラフが示すように、スマートフォンによるトラフィックが伸びており、2014年からのスマートフォンによるトラフィックの成長率がプラス69%になりました。その一方で、デスクトップとタブレットによるトラフィック成長率が下落し、それぞれマイナス23%とマイナス19%でした。

タスカーは、モバイルについて、次のように考察しています。「いまモバイルが、企業間でエンゲージメントを競い合う戦場となっています。しかし、アプリブームは終焉を迎えています。この過去2年間でアプリインストールは38%減少し、アプリ開発も28%減少しました。数多くのモバイル利用者を抱えるブランド企業は、競合他社にトラフィックを奪われるリスクを回避するため、新規獲得と同様にリテンションのための戦略を考える必要があります。」

 

*1: APAC:オーストラリア、中国、インド、日本、ニュージーランド、韓国

*2: 欧州:フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、イギリス

 

本調査の詳細は、以下のSlideshareをご覧ください。

 

※本ブログは、2017年2月27日に米国で公開されたCMO.com記事の抄訳版です。

アドビ 広報

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