デジタルエクスペリエンスを強化する、次世代のAdobe Experience Managerを発表

世界最大のデジタルマーケティングカンファレンスAdobe Summit(英語)が数日後に迫りました。このカンファレンスは、「エクスペリエンスビジネス(顧客体験中心のビジネス)」へと変革しようとする各ブランド企業を推進します。今年のSummitでは、Adobe Marketing Cloudにおいてデジタルエクスペリエンスの管理・配信を実現するAdobe Experience Managerの次世代版として、魅力的な新しいイノベーションをいくつか発表する予定です。

消費者の間で、スマートフォンやタブレットに加え、多様なIoTデバイスにおいてもリッチなエクスペリエンスを求める傾向が、ここ数年急速に強まってきています。Adobe Experience Managerをデジタル基盤の一部として活用し変革してきたブランド企業は、自社サイトやモバイルアプリをはるかに超えた、さらなる要件に対応する必要に迫られています。

大量のデータやコンテンツが一体となることで、従来のマーケティング手法は通用しなくなりました。また、デジタルが与える商品/サービス体験への影響力にも大きな変化が起きており、多くの企業がその現状への対応に取り組んでいます。また、パーソナライゼーションや付加価値による新たなチャンスが出現したことで、従来のカスタマージャーニーが覆されました。2年前、モバイルアプリが「IoTのリモコンになりつつある」(英語)と議論しましたが、この傾向は以前よりも増しています。商品、実店舗、人々が交流する手段などはすべて、デジタルと実世界の融合の中に存在しています。拡張現実(AR)はこの顕著な例ですが、この傾向はもっと目立たないところで普遍的に現れてきているでしょう。

 

Fluid experiences(柔軟なエクスペリエンス)が、一連のカスタマージャーニーを強化

これら全てには大量のコンテンツが必要です。しかも、どのコンテンツでもよいわけではなく、どんなデバイスを使っていても必要な時に確実に心を引くコンテンツを提供できなければなりません。これは、メール、テキスト、対面、電話などの会話では皆が簡単にやっていることです。

今回新しくなったAdobe Experience Managerの開発を導いた大事な要因の一つは、「コンテンツはデジタルエクスペリエンスを推進するもの」だということです。データにもとづくインサイトやインテリジェンスとコンテンツを組み合わせれば、企業が顧客体験において競争力を増すための基盤となります。そのために、ブランド企業が以下を達成できる機能を提供することが非常に重要だと考えています。

  • 最良のコンテンツを調達する
  • オムニチャネル方式でコンテンツを管理する
  • 従来型および新しいタッチポイントを利用して、コンテンツを必要としているあらゆる接続先に、コンテンツが迅速に流れるようにする

この目標の達成に向け努力を続けた結果、Adobe Experience Manager 6.3をリリースします。これにより、サイト、モバイル、IoTにわたり、企業はオウンドメディアだけではなく関連するメディアまで、非常に大規模に、強力なデジタルエクスペリエンスを配信することができます。この最新版では、いわゆる「fluid experiences(柔軟なエクスペリエンス)」のビジョンをユーザーが実現できるような新しい機能を提供しています。当社の人工知能(AI)であるAdobe Senseiとマシンラーニングのフレームワークを利用することで、柔軟に活用できる、状況に適応したコンテンツが実現されます。エクスペリエンスフラグメントとコンテンツサービス機能によって、サイトやモバイルエクスペリエンスだけでなく、ATMやPinterestといった主要なタッチポイントから新興のモバイルアプリやIoTエクスペリエンスまで、Adobe Experience Managerが広範囲に強化します。

 

 

Content Velocity(コンテンツベロシティ:コンテンツの素早い提供)とデジタルエクスペリエンス(DX)基盤構築が加速

昨年Livefyreを買収して以来、アドビはAdobe Experience Manager Livefyreとその他のAdobe Experience Managerプラットフォームの統合を大きく進めてきました。Adobe Experience Manager Assetsがアセットのインターフェイス内からユーザー生成コンテンツ(UGC)を調達し使用許諾を得ることができるようにしました。これに加え、Adobe Creative Cloudとの統合も推進されたことで、コンテンツの生成と提供までのスピードがさらに加速しています。

 

 

最後に、このイノベーションを皆様に活用していただくため、デジタルエクスペリエンス戦略の基盤となる要素(サイト、デジタルアセット管理、フォーム)を迅速に構築できるようにしました。これは、すぐ活用できるコンポーネント、ユーザーエクスペリエンス(UX)のベストプラクティス、そして顧客関係管理(CRM)などの企業システムのデータに、デジタルエクスペリエンスを接続するためのツールなどを利用することで実現されます。

新しい機能を是非お試しください。また、このビデオでは、Adobe Experience Manager 6.3の新しい機能のいくつかをご紹介しています。(英語)

 

デジタルトランスフォーメーションには、テクノロジー以上のものが必要

アドビはこれまでも業界のリーディングカンパニーと評価され、業界アナリストから評価を受けていますが、その成功を測る究極の物差しは、アドビとジャーニーを続けていくことを選択するブランド企業やパートナーの方々の成功です。そこで、アドビは最先端のテクノロジーを提供するだけでなく、カスタマーコミュニティとリソースに大きく投資し、お客様がAdobe Experience Managerを使用することで組織を変化しリードできるよう貢献しています。

  • 米国とヨーロッパで開催のAdobe Summitにおいて、カスタマーエクスペリエンスは重要なテーマの一つです。
  • Adobe Experience Manager Exchange at Summit(英語):対面で行われるものとしては最大となるコミュニティ主導のイベントが、Adobe Summitの前日に行われます。今年の米国のSummitでは、MasterCard、Adidas、Biogenが登壇します。ロンドンで開催されるSummitの前には、アドビのお客様であるShell主催でAdobe Experience Manager Exchangeが開催されます。
  • Pre-Conference Training(英語):SummitでAdobe Experience Manager を含むAdobe Marketing Cloudのトレーニングセッションを実施します。
  • EXPE Awards(英語):Adobe Experience Managerを利用するお客様のイノベーションと成功を祝し、5つのカテゴリーにおいて、最初の北米Experience Excellence (EXPE) 賞が授与されます。
  • Experience Insider(英語):Adobe Experience Managerのビジネスユーザー向けに配信しているAdobe Experience Manager Newsletterをご覧ください。
  • IMMERSE 2017(英語):世界的なバーチャルデベロッパーのカンフェレンスが、今年は5月15日から19日に開催されます。
  • オンデマンドのインストラクター主導型トレーニング(英語):受講開始については、カタログをご覧ください!
  • Adobe Experience Managerヘルプ:よくある質問に対する解決法は、AEMサポートコミュニティをご覧ください。
  • アドビパートナー:アドビとパートナーによる優れたエコシステムにより、お客様のビジネス課題を解決し、競争力を高めます。

顧客体験におけるデジタル変革は魅力的であると同時に、大変困難なものでもあります。創造力やマーケティングの専門知識、さらには技術的なスキルを合わせたアプローチが必要となり、部門を超えた協力が必要であることが多いからです。ぜひ周囲の人と協力して実現してください。

2017年も素晴らしい成果を上げられるよう努力してまいります。

 

本記事は、2017年3月14日にアドビ システムズ ストラテジー & プロダクト マーケティング担当 シニア ディレクターのロニ スターク(Loni Stark)が投稿したブログの抄訳版です。

アドビ 広報


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