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先週の MAX で Cairngorm 3 についてのアナウンスがありました。まだ一部の情報のみですが、Adobe のオープンソースサイトにベータ版が公開されています。(Cairngorm 3@opensource.adobe.com

名前は Cairngorm 3 ですが、前のバージョンの改良版とはちょっと違って、おそらく名前を変えたほうが適当だったのでは?というくらい内容が変わっています。単なる MVC フレームワークを超えて、Adobe 社内での Flex 開発プロジェクトの経験を元に 「Flex アプリケーション開発における、一般的な問題解決を支援するパターンやベストプラクティス」 を実現するためのライブラリの集まりとして再構成されています。

現在公開されている範囲だと、対象となっているパターンライブラリとして挙げられているのは、モジュール化アプリケーション、階層化アーキテクチャ、ドメイン駆動設計、疎結合、品質ガイドライン、自動ビルド、アジャイルテスト、コードカバレッジです。また、これらのライブラリを使った実装ガイドや開発支援ツールも Cairngorm の一部として提供されます。

新しい "Cairngorm の設計に対する考え方" は以下のように説明されています。

  • Flash プラットフォーム上での "大規模な開発" の集合知を提供する
  • Cairngorm と他のフレームワーク (例えば、Parsley, Spring ActionScript, Swiz, Flicc 等の IoC フレームワーク) の組み合わせ方をガイドする

今後はより頻繁に更新を行いたいとの事で、何年もかけて検証をする代わりに、実験的に作った段階のライブラリでも公開して早期のフィードバックを得られるようにしたいと考えているそうです。

Flash Builder 4 と Flex 4 SDK のベータ 2 が Adobe Labs に公開されました。(Flash Builder 4@Labs, Flex 4 SDK@Labs

ダウンロードは以下の URL からどうぞ。SDK については Adobe オープンソースサイトからダウンロードできるものと同じです。

以前のバージョンをインストールしている場合、上書きインストールはせず、一旦アンインストールするか新しい環境にインストールする必要があります。また、ダブルバイトを含むパスにインストールすると制限を受ける機能があります。その場合は、

    1. インストールしたフォルダ内の "eclipse" and "sdks" の 2 つのフォルダををコピー
    2. 上の 2 つのフォルダを eclipse-host-distro の下の dropins フォルダにペースト
    3. dropins folder から ".link" ファイルを削除

を試してみてください。

サポートされる OS は以下のようになります。

Java のソースコード解析ツールとして有名な PMD を AS3 用にポーティングした FlexPMD がアドビのオープンソースサイトに公開されています。(http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexpmd/FlexPMD

まだ、RC 版 (リリース版候補) の状態ですが、ご興味があればお試しください。使用されていないコードや非効率なコード等の存在を調べることができます。名前から想像されるのとは違って、AS3 と Flex 両方のソースに対応します。

使い方は、コマンドラインや Ant からの実行して、出力されたファイルの内容を見るというものです。Flash Builder のプラグインとしてインストールできるようになると、さらに便利そうですね。

Flex 3.4 SDK のマイルストーンビルドが公開されました。Adobe オープンソースサイトの SDK ダウンロードページから入手できます。(Flex 3 SDK Downloads

Flex 3.4 SDK で修正されたバグのリストはFlex のバグ管理サイトから確認することができます。(http://bugs.adobe.com/flex/) 実際に Search 画面内で条件を 3.4 & Fixed に設定して検索してみたところ 47 件がリストされました。Flex SDK に含まれる AIR SDK 及び Flash Player と AIR ランタイムも最新のものに更新されています。(ちなみに、AIR 1.5.2 SDK は Flex 3.2 SDK 以降でサポートされます)

また、今回のアップデートにはセキュリティフィックスも含まれています。Express Install のテンプレートファイル内に存在したクロスサイトスクリプティング関連の脆弱性への対応です。これは重要なアップデートという位置づけになっており、全ての Flex ユーザーに 3.4 SDK への移行が推奨されています。

一方、既に Flex 3.3 SDK 以前のバージョンを使用しているプロジェクトのためには、Express Install テンプレートをマニュアルで変更するためのガイドが提供されています。(Security Issue SDK-22303: XSS in express-install templates - 日本語版も近々公開されると思います)

作業内容は、下記の 2 つのファイルを見つけて、

  • %Flex SDK%\templates\express-installation\index.template.html
  • %Flex SDK%\templates\express-installation-with-history\index.template.html

以下の作業を行う、というものです。

  1. var MMredirectURL = window.location; と書かれた行を探す
  2. それを var MMredirectURL = encodeURI(window.location); と書き換える
  3. index.template.html ファイルを保管する

なお、SWFObject の最新版でも同様な脆弱性への対応が行われているという話ですので、SWFObject を使用しているサイトでは 2.2 への移行をご検討ください。

Flex SDK 3.3 が公開されましたのでお知らせします。

US のサイトから SDK とデータビジュアライゼーションコンポーネントがダウンロードできます。(Flex Downloads) また、Adobe Open Source のサイトに Open Source SDK 3.3 の参るストーンビルドが公開されています。(Flex 3 SDK Downloads

今回のアップデートは、先日の Flash Player と AIR の更新への対応になります。あわせて主要なバグフィックスも行われています。

インストール手順については、こちらのテックノートをご覧ください。(Flex 3 SDK リリースノート) 現時点ではまだ SDK 3.2 発表時の内容ですが、インストール手順自体は同じです。

Flex のデータ可視化コンポーネントの ILOG Elixir の新しいバージョンが公開されました。(ILOG Elixir V2

新しく追加されたコンポーネントは、ガントチャート、ヒートマップ、OLAP チャート、カレンダーです。既存のコンポーネントも更新されています。デモが ILOG のサイトに公開されていますので、ご興味があれば。(ILOG Elixir demos

Flex Builder 3.0.2 は Flex SDK 3.2 をベースにした、Flash Player 10 と AIR 1.5 を正式にサポートするバージョンです。20 件ほどのバグ修正も行われています。(Flexbuilder: Fixed Bugs in 3.0.2

Flex SDK 3.2 では、80 件ほどのバグフィックス (SDK: Fixed Bugs in 3.2) に加え、新機能としてバージョンの異なる Flex アプリケーションをひとつのアプリケーション内で利用できる Marshall Plan が追加されています。(Marsharll Plan についてはまた改めて説明をいたします)

Flex Builder のアップデートはヘルプメニューから更新を確認を選択してください。アップデータのダウンロードも、そのうちこのページ (Adobe Flex ダウンロード) からできるようになると思います。

Flex SDK 3.2 のダウンロードはオープンソースサイトから最新のマイルストーンビルドを選択してください。(Flex 3 SDK Downloads

Flex Builder 3.0.2 の Flex プロジェクトを新規に作成すると、デフォルトではターゲットの Flash Player のバージョンが 9 になります。Flash Player 10 用のプロジェクトを作成するには、プロジェクト作成後に、プロジェクトを選択後右クリックして プロパティ → Flex コンパイラ → HTML ラッパー → 必要な Flash Player バージョン と辿ってフィールドに 10.0.2 のような適当な値を設定します。これをしないと Flash Player 10 の新しい API は利用できません。

Flex Builder 3.0.2 のアップデート時に Flash Player 9 のインストールを確認されるのは、このように Flex Builder 3.0.2 のデフォルトが Flash Player 9 をターゲットとしているためです。Flash Player 10 のデバッグプレーヤが必要な場合は後から手動でインストールする必要があります。(Flex Builder のインストールディレクトリ下の Player フォルダ内にあります)

AIR のプロジェクトでは AIR 1.5 がデフォルトになります。Flex Builder 3.0.2 で AIR 1.1 のプロジェクトを新しく作成したい場合には、

  1. xxx-app.xml ファイルの application タグの名前空間を 1.5 から 1.1 に変更
  2. プロジェクトを選択後右クリックして プロパティ → Flex コンパイラ → 追加コンパイラ引数 に -target-player=9.0.151 のように Flash Player のバージョンを指定

を行います。

1.5 の名前空間は Flash Player 9, 10 ともに使えますが、1.1 の名前空間は Flash Player 9 の時だけ使えます。バージョンが合わない場合にはアプリケーションを実行してみても何も実行されません。(エラーも表示されません)

Flex 3.1 SDK が公開されました。AIR 1.1 を正式にサポートするマイルストーンリリースです。Adobe オープンソースサイトからダウンロードできます。(Flex 3 SDK Downloads) ビルド番号は 3.1.0.2710 です。

Flex 3.1 はメジャーリリースですので、今回は Flex Builder のパッチとしても提供されることになると思います。(たぶん)

この発表が行われたことで Flex 3.0.3 SDK への暫定 AIR 1.1 サポートは近々終了することになると思われます。お手数ですが Flex 3.0.3 ベースの AIR アプリケーションは Flex 3.1 への移行をご検討ください。いくつかのバグフィックスも行われていますので可能であれば Web アプリケーションについても移行をお勧めします。修正されたバグのリストは Flex バグ管理サイトから確認できます。(SDK: Fixed Bugs in 3.1 : 要ユーザ ID)

今後は、以前の記事 (Flex 3.0.3 SDK 公開と今後のロードマップ) にも書きましたが、今秋に Flex 3.2 のリリースが予定されています。

Flex 3.0.3 SDK の stable build が公開されました。(Flex 3 SDK Downloads) いくつかのバグフィックスに加え、locale/ja_JP が zip ファイルに含まれていますので、これから AIR 開発環境を設定する人にはお勧めです。Flex Builder の設定は、以前の記事 (Adobe AIR 1.1 公開です) と英文ですがテックノート (Update Flex Builder to use the Adobe AIR 1.1 SDK) をご覧ください。

今後は、AIR 1.1 に正式対応するマイルストーンリリースとして Flex 3.1 が 8 月に公開される予定です。 (3.1 がリリースされるまでの間は暫定的に 3.0.2 がサポートされるそうです)

それから、今秋には Flex 3.2 も公開が予定されています。Adobe オープンソースのサイトによると Flex 3.2 では Marshall Plan と呼ばれる新機能が追加される予定になっています。Marshall Plan は異なるバージョンの SDK で開発された SWF を 1 つのアプリケーション内で利用可能にする技術で、例えば、将来のバージョン (Gumbo ?) で作成したメインのアプリケーションに Flex 3.1 SDK で作成してあったサブアプリケーション (SWF) をロードして使うようなケースが想定されています。

Marshall Plan は Flex 3.1 以前のバージョンでは利用できないとの記述があったので AIR 1.1 サポートの件もあわせ既存 Flex アプリの 3.1 対応は検討する価値がありそうです。

Gumbo はオープンソース Flex の次バージョンのコードネームです。Adobe のオープンソースサイトに最初の stable build が公開されました。(Gumbo Downloads

Gumbo の開発はまだ始まったばかりで、今回の発表も早い段階からコミュニティのフィードバックを受けられるよう行われたものです。仕様についての意見や要望 (もちろんバグも) はバグデータベース(http://bugs.adobe.com/flex/)に登録できますのでよろしくお願いします。入力内容は日本語でも大丈夫です。ちなみに、バグベースはログインしたら Profile → Preference と進んで UI を日本語に設定することが可能です。

以下の 3 つが Gumbo の開発テーマとして挙げられているものです。Flex 3 に対する要望として多かったものから選ばれたとのこと。

  • Design in Mind: デザイナーとデベロッパーの連携を容易にするフレームワーク、スキンデザインを容易にするコンポーネントアーキテクチャの提供
  • Developer Productivity: コンパイラのパフォーマンス、データバインディング機能の強化等
  • Framework Evolution: Flash Player の新しい機能 (テキストエンジン等) への対応

Gumbo の公開予定についてはまだ努力目標程度の確度と前置きされていますが 2009 年後半となっています。