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3D、AR、VRを超えて:次世代の広告が見ている人を引きつける理由 #ExperienceCloud

オンラインで何かを視聴していると、たくさんの広告を目にします。過去10年以上にわたり、広告の購入と販売を自動化するプログラマティック広告は、従来の広告プロセスを急速に進化させ、ブランド企業がいつでもどこでも消費者にリーチできるよう支援してきました。

これまで、広告主は広告スペースを購入し、複数のテレビ局やパブリッシャーに対して、電話やExcelリストを使用する非効率かつアナログな手法で広告を配信していました。しかし、今日、広告主は自動化されたソフトウェアを使用して、数分であらゆるスクリーンを使用するユーザーに対して個別にアプローチすることができます。ダイナミッククリエイティブ最適化を活用し、ユーザーに対するオファーをパーソナライズし、人工知能(AI)により、配置を調整し、自動的に広告費やパフォーマンスを最適化することができます。

 

アドビは、プログラマティック広告とパーソナライズされたクリエイティブをあらゆるチャネル上で効果的に配信するためのイノベーションを牽引しています。

 

近い将来、TVのような既存メディアを自動化し、視聴者や家庭に合わせてパーソナライズした広告を制作し、消費者のリアルタイムフィードバックに基づいて関連する広告を新しいフォーマットで配信し、魅力的なユーザー体験を提供するといった進化が起こる可能性があります。

しかし、広告の購入がより洗練され、データドリブンになっても、ブランド企業が真のパーソナライゼーションを大規模に実現し、キャンペーンの効果を高めるには、いくつかの問題を解決する必要があります。

 

人とつながる

プログラマティックは広告効果を高め、ブランド企業がこれまで実現できなかったレベルまで消費者のターゲティングの精度を高めました。進化するにつれて、ブランド企業と消費者の関係も変化しています。

アドビのメディア戦略およびプランニング担当ディレクターであるスティーブ ウィークス(Steve Weeks)は次のように述べています。「より粒度の高いデータと消費意欲を示すシグナルへのアクセスを提供することにより、プログラマティックはブランド企業が消費者との1対1の関係性をパーソナライズすることを可能にしました。たとえば、誰かがAdobe.com内のAdobe Photoshopのページを訪れた場合、その人はおそらく写真に興味があるとわかるため、Adobe AcrobatではなくPhotoshopに関するメッセージを送信します。より関連性の高いコンテンツを提供することが重要です。必ずしもセールスに関わるものとは限りません。新機能をお知らせするといったような価値を提供する内容かもしれません。」

Adobe Advertising Cloudバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャであるキース イーディー(Keith Eadie)は次のように述べています。「プログラマティックは、数千のwebサイト、アプリ、コネクテッドTVの在庫による広告機会とデータを組み合わせて、よりパーソナライズされ、関連性の高い手法でブランド企業が消費者にストーリーを伝えることを可能にしました。」

これまでサイロ化していたマーケティング技術と広告技術をつなげることが変革の鍵となります。分析、データ管理プラットフォーム(DMP)、デマンドサイドプラットフォーム(DSP)、顧客管理ツール(CRM)は、デジタルマーケティングプログラムの成功において不可欠な要素です。業界が成長を続ける中、適切な技術を最大限に活用することが可能な、信頼できる独立系パートナーを持つことが重要です。

業界は成長し続けています。今年は、デジタルビデオ広告予算の70%以上とディスプレイ広告の80%以上が自動化されたチャネルを通じて購入されると予測されています。自動化されたソフトウェアを通じて購入された従来のテレビ広告は、2017年に30億ドル、2018年から60億ドルに倍増すると予想されています。

 

人工知能の役割

市場はますます拡大しており、広告主は競争力を維持するために新しいテクノロジーを活用しなければなりません。アドビのプログラマティック広告ソリューションは、Adobe Senseiを活用しています。Adobe Senseiは、機械学習を活用してユーザーをより深く理解できるよう支援します。

「データ、技術、AIは、一人一人に対するメッセージをより的確にするのに役立ちます。」とウィークスは述べています。

イーディーは「通常、マーケターが設定するゴールに対して最高の指標を提供するのがどの種類の広告かをキャンペーンの途中で理解しますが、Adobe Senseiのアルゴリズムは広告を自動的にリダイレクトします。私たちはAdobe Senseiチームから多くのモデルを取得し、それらをAdobe Advertising Cloudプラットフォームと統合し、顧客最適化のパフォーマンスを高めています。」と述べています。

マーケターは広告をよりパーソナルにすることもできます。ダイナミッククリエイティブ最適化ではディスプレイ広告や検索連動型広告用の柔軟性の高いクリエイティブで顧客をターゲティングすることが可能です。サイトの行動、顧客およびパートナーのデータ、およびサードパーティーの人口統計データに基づいて、リアルタイムでパーソナライズされています。自動化されたソフトウェアを使用して購入されたプログラマティックTV、アドレサブルTV、オーバーザトップ(OTT)広告は、広告主がパーソナライズしたクリエイティブをブランドキャンペーンに使用することを可能にします。

 

課題に取り組む

こうした進歩にもかかわらず、プログラマティック広告には、効果とパーソナライゼーションを実現する前に改善すべき課題がいくつかあります。

イーディーは、以下のように述べています。「近年、業界は2つの重大な課題に直面しています。1つ目は、詐欺やロボットやブランド企業が予算をかけて広告を配信する、人間以外のトラフィックです。2つ目はコンテンツの品質とブランドの安全性です。」

広告詐欺によってプログラマティックには、信頼性の問題が生じています。最近のある調査では、今年は160億ドル以上の被害がブランド企業に及ぶ可能性があると予測されています。

アドビは、Adobe Advertising Cloudの技術と第三者の不正防止技術の両方を活用して、階層化された方法で人間以外のトラフィックの問題に取り組んでいいます。また、DSPは、信頼できる第三者によって不正と判断されたトラフィックが自動的に払い戻されることを保証することにより、詐欺行為が顧客にとって問題ではないことを証明しています。

広告配信量が増えるにつれて、適切なコントロールが行われなければ、ブランドの安全性も課題になります。ブランドと全く関連性のないサイトに広告が掲出されることにもなりかねません。

「プログラマティックについて覚えておくべきことは、広告プレースメントを購入するのではなく、オーディエンスセグメントを購入しているという点です。これは、ユーザーが訪問する可能性のあるサイトについて注意を払う必要があることを意味します。」とウィークスは言います。

アドビは、広告主が不快なコンテンツの隣に広告を掲載しないようにする技術も活用しています。

「Webサイトやアプリのすべてのプロパティを手動でレビューすることから始まります。アドビのテクノロジーは、広告を掲載する前のwebサイトに不正な点がないかを判断します。また、主要なサードパーティーの技術とも連携しています。人的レビューと社内の技術や主要なサードパーティーのツールを連携させない人もいますが、アドビは、ブランド企業が顧客との信頼関係を維持することが非常に重要であることを理解しているため、その作業を行っています。」とイーディーは説明します。

スマートフォン、タブレット、デスクトップPC、さらにはテレビなどのオフラインのフォーマット上でもユーザーを追跡して識別するためのアプローチである、クロスデバイスまたはクロスチャネルのターゲティングが新たな課題となります。しかし、Adobe Advertising Cloudのクロススクリーンプランナーのようなソリューションは、あらゆるスクリーンにおいて、広告主がユーザーに関連性の高い広告を適切な頻度で表示できるように支援します。それにより、ユーザーが広告攻めに遭うことなく、関心を抱くように働きかけます。

 

未来はプログラマティック

プログラマティック広告が進化するにつれて、有用な情報を有意義な方法で消費者に提供することが一般的になっていきます。

イーディーは以下のように述べています。「過去数年間にわたって『戦術的時代』に存在したプログラマティックは、配信に重点を置いた機能に注力していると思います。しかし、今後2~4年の間に、ソフトウェア能力がプランニングと測定にも拡大し、さまざまな在庫タイプやメディアチャネルに予算を割り当てる機能が追加され、信頼できるROIを実行、測定し、プランニング期間にインテリジェンスを提供するという、これらすべてを好循環に回す『戦略的時代』に移行します。」

今後の展開に伴い、これらのメリットはオンライン広告の枠を超えて、従来のオフライン媒体にまで拡大していきます。Adobe Advertising Cloudは、リニアTV、屋外デジタル、車載用デジタルオーディオなどを実現する際にすでに役立っています。

「将来、広告主はモバイル、デスクトップ、さらにはテレビまで、カスタマージャーニーを通じたメッセージを効果的に管理することができるようになります。これは不要な広告をなくすことで広告主に利益をもたらすだけでなく、無関係の広告で消費者が困惑しなくなるという利点もあります。」とウィークスは語りました。

 

アドビ35周年を記念したイノベーションに関するブログ連載はこちらからご覧いただけます。

 

この記事は、2017/12/20にポストされたBeyond 3D, AR, and VR: Why the Next Big Revolution in Advertising May Be Getting You To Like the Ads You Already Seeを翻訳したものです。

デジタルアートに命を吹き込む #CreativeCloud

偉大なる絵画の巨匠たちはキャンバスや筆、絵の具を使って作品制作を行ってきました。一方、現代のアーティストは巨匠が使ってきたアナログツールだけでなく、デジタルブラシや洗練されたアルゴリズムなどのさまざまなテクノロジーも利用しています。紙やキャンバス上に物理的に絵を描く従来の方法だけでなく、デジタル上にアートを制作する方法はこれまでもありました。そして今、デジタルアートは、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などのテクノロジーにより、再び物理的な空間に絵を描くという手法に回帰しつつあります。

 

デジタルアートの進化

「デジタルアート」の正確な起源は不明ですが、遡ると約50年前の興味深い事例にたどり着きます。1965年、ドイツ人アーティストのナーケ(Nake)は、部屋を詰め尽くすほど巨大なER 56コンピュータにアルゴリズムを入力して、パウル クレー(Paul Klee)の絵を数学的に解釈しました。ロンドンのヴィクトリアアンドアルバート博物館は後に、このナーケの作品を「当時の最も複雑なアルゴリズム作品」と評価しました。

アンディ ウォーホル(Andy Warhol)などほかのアーティストも同様に、コンピュータアルゴリズムを使ったアートを実験しています。ウォーホルは、1980年代にコンピュータの宣伝にデジタルアートを手がけました。

テクノロジーによってアーティストのワークフローも進化してきました。Adobe Researchでテクニカルアーティストを務める伊藤大地は、は次のように述べています。「かつて、アート活動はすべて紙から始まり、それをAdobe PhotoshopAdobe Illustratorといったデジタルツールに取り込んでいました。今でもアナログなアート制作は行いますが、デジタルアートの初期段階においてそれが現実的かつ唯一の選択肢でした。他にも問題がありました。スキャン画像に大量のノイズが生じるため、線を消す必要がありましたし、初期の頃は解像度も高くなく、レンダリングなどの作業に多大な時間がかかり、1つの画像制作に数日かかることもありました。現在はデジタルツールを使わないと競争に勝ち残っていくことができません。」

 

アドビは、ピクセル画像、デジタルブラシ、VRでのペイントまで、デジタルアートの可能性を探求しています。

 

デジタルクリエイティビティの向上

アドビは、アーティストが活用できる拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などのテクノロジーに取り組んでいます。

Adobe Researchのプリンシパルアーティストであるエリックナツキ(Erik Natzke)は次のように述べています。「AI、機械学習、ディープラーニングなどのテクノロジーの可能性を見出し始めています。必ずしもアーティストの答えとなるわけではありませんが、制作プロセスにおいて強力なサポーターとなり、コラボレーションを推進する情報を表示したり、コントロールすることができます。」

エリックは、自然言語処理とAIを使ってデジタル画像の色や構成をより繊細に変更する方法を紹介しています。「評価が難しいのですが、人がどういった作業を繰り返し行いたいか、そして制作プロセスにおいて何が何新たな意味を与えるかを学ぶことができます。それにより、制作で使用するツールについて悩む時間を減らし、制作しているコンテンツについてより深く考えられる時間ができるようになります。」

テクノロジーと人間の創造性との融合によりアートの限界にどこまで挑戦できるかを示す、Wetbrush、Project Dali、Playful Paletteなどのアドビのプロジェクトを新しいテクノロジーが支えています。

 

Wetbrush

絵画は、画家が絵の具に筆を浸し、それをキャンバス上で動かし、思い描いたイメージに合わせて色を重ね合わせていくことで、命が吹き込まれ、完成します。もし、全く同じ体験がデジタルの世界でも実現できるとしたらどうでしょう。

Adobe Wetbrushは、この概念そのものを探求するテクノロジーです。Wetbrushは、物理ベースのブラシと粒子シミュレーションにより、筆圧対応のタブレット上で油絵を再現します。アーティストは3Dで絵を描くことができます。

Adobe Researchのプリンシパルサイエンティストであるネイサン カー(Nathan Carr)は次のように述べています。「Wetbrushの開発におけるアドビの目標の1つは、自然界での人間の直感をコンピュータに反映できるシステムを構築することでした。非常に細かいうねりや、隆起、凹凸を表現するほか、それを3Dプリントして自然光の効果を加えることもできます。」

その結果、デジタルアーティストにとって、より自然なブラシストロークの角度、筆圧、長さに対応する表現力のある筆運びが可能になりました。

Wetbrushは筆圧対応のタブレット上で油絵を効果的に再現することを探求するAdobe Researchのプロジェクトです。

 

Playful Palette

アーティストにとって、自然に絵を描くことができるだけでなく、デジタル上でも色を自由にブレンドできることも重要です。デジタルメディアでは多くの色が使用できますが、標準のカラーツールには色をクリエイティブにブレンドできないものもあります。

2017年のAdobe MAXのSneaksで初めて紹介されたPlayful Paletteを使えば、プロのアーティストも初心者もさまざまな色を自然に試すことができます。

これは、デジタルペイントプログラムのカラーピッカーインターフェイスで、油絵と水彩画のパレットから直感的に色を引き出すだけでなく、デジタルで拡張させることも可能です。Playful Paletteによりアーティストは、絵を描きながら簡単に色を混ぜることができ、さらに色を「分離」させることもできます。

エリックは「Playful Paletteは、アナログ空間、既存のデジタル空間だけでなく、作業を最初からやり直すような場合にも、全体に対して効果を与えるようなコントロールをアーティストに提供します。」と述べています。

 

Project Dali

Project Daliは、スクリーンを超えた没入型のデジタルペインティングを可能にします。

アドビのデザインエバンジェリストであるカイル ウェブスター(Kyle Webster)は次のように述べています。「固形物のない空間で絵を描くことを想像してみてください。描いたものが目の前に浮かび上がり、その周囲を歩き回ることもできます。別の何かを描いて重ねることもできます。このすべての作業を3D環境で実現します。」

Project Daliによりアーティストはカスタムブラシを使って、歩き回りながら三次元空間の中で制作を行うことができます。

 

Project Daliは、アーティストがカスタムブラシを使って3D空間で制作できる没入型の描画体験を提供するテクノロジーです。

 

可能性に触れただけ

こうしたすべての素晴らしい変化により、今後何が起こるのでしょうか。カイルは、趣味としてのデジタルペインティングが一般的になると考えています。

カイルは次のように述べています。「デジタルペインティングはもっと利用しやすいものにならなければなりません。趣味で楽しむ人はデバイスやソフトウェアに多大なお金をつぎ込むことはできません。これからは、商業目的の人だけでなく、自分のために趣味として楽しむ人の作品を目にする機会も増えると思います。」

テクノロジーによる描画体験は今後ますます進化し、現在の私たちの想像を大きく超えていくと推察しています。

カイルは次のように述べています。「今後5年間で、1,000以上のタッチポイントに反応するデバイスやスクリーンが登場し、それらのタッチポイントをすべて同時に読み取ることで、遅延を感じないバーチャルペインティングが実現するかもしれません。私たちはまだデジタルアートの可能性に触れただけに過ぎません。」

 

アドビ35周年を記念したイノベーションに関するブログ連載はこちらからご覧いただけます。

この記事は、2017/12/13にポストされたBringing Digital Art to Lifeを翻訳したものです。

アニメーションの進化: 紙、デジタル、3D、ライブストリーミングへ #CreativeCloud

アニメーションはこの40年で大きく変わりました。もともとアニメーターは紙に描いていましたが、これは時間もコストもかかるプロセスです。

アドビのシニアプリンシパルサイエンティストであるデイヴィッド シモンズ(David Simons)は次のように述べています。「1秒間に24枚もの絵が必要となるアニメーション制作に必要な作業量は、途方もない量であることは明らかです。また、動きを巧みに描き、キャラクターに命を吹き込むためには熟練のスキルが必要です。」

アニメーションにおける最初の革命は、コンピュータ生成画像(CGI)によるデジタルの到来でした。これらの新しいアニメーションツールにも課題はありました。使い方が複雑で、コンピュータのメモリ不足によりレンダリングや再生時間が制限されていました。しかし、状況は一変しました。デジタルアニメーションは急速に進歩しています。現代のアーティストは、デジタル上で、これまで紙に描かれていたものと同じくらい美しい作品をはるかに短時間で制作することができます。

テクノロジーと人間の創造性との融合は、メディアのさらなる進化に貢献しました。

Adobe After Effectsの一部として2015年にリリースされたCharacter Animatorは、アニメーターの創造性を高めただけでなく、重要な業界マイルストーンを築きました。Character Animatorによりデザイナーは2Dキャラクターに命を吹き込むことができます。プロのアニメーターやデザイナーは、Adobe PhotoshopAdobe Illustratorでレイヤー分けしたキャラクターを作り、これをCharacter Animatorのシーンに取り込み、キャラクターの動きをWebカメラの前で演じて、リアルタイムでアニメーション化することができます。

アニメーターは、自分の表情をキャラクターに反映させ、現実の世界により近いアニメーションを作ることができます。

Character Animatorは、Webカメラを使って、つり上げた眉毛や唇の動きなどの顔の表情だけでなく、頭の動きを追跡します。また、PCのマイク機能を使って声を録音します。アニメーター、俳優など、Webカメラの前にいる人が驚いたり、楽しんだり、怒ったりすると、キャラクターも同じように動きます。繊細な表情もすぐに反映され、簡単なキーボード操作で録音した会話や他のアクションと組み合わせることができます。

現実とリアルタイムの要素をアニメーションに取り入れることで、より魅力的なキャラクターを作成できます。

 

TVでのライブアニメーション

アニメーションの次の波はすぐそこまで来ています。ライブストリーミングは、Character Animatorの革新的な新機能です。アドビは『ザ シンプソンズ』制作チームからその人気番組の生放送制作を提案され、Character Animatorが2016年5月の放送で注目を集めました。

『ザ シンプソンズ』制作チームはAdobe Character Animatorを使って、3分間の生放送を実施しました。

デイヴィッドは次のように述べています。「制作チームは『ライブキャラクターアニメーション』というキーワードをオンラインで検索してアドビを見つけたようです。」

『ザ シンプソンズ』のアニメーションチームは、リアルタイムで電話に答えるホーマー シンプソンを主役とした生放送の回を作成したいと考えていました。

番組初となる生放送で、ホーマーはその日の出来事について語り、ファンから寄せられた質問に直接答えました。ホーマーの声を担当するダン カステラネタ(Dan Castellaneta)がライブでパフォーマンスを披露し、Character Animatorがリアルタイムのリップシンクとキーボード操作によるアニメーション制作の実現を支援しました。

『ザ シンプソンズ』のコンサルティングプロデューサーであるデイヴィッド シルヴァーマン(David Silverman)氏は次のように述べています。「Character Animatorは非常に扱いやすいツールでした。柔軟性があり、処理も速かったです。すべてが完璧に進みました。」

Character Animatorは、Netflixのオリジナルトーク番組「Chelsea」や人気トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」などの他のTV番組でも主役になりました。アニメ化されたドナルド トランプやヒラリー クリントンが、2016年米国大統領選挙期間中の「The Late Show with Stephen Colbert」に出演しました。

「Chelsea」のリードアニメーターを務めるキャサリン イザベル ウェーバー(Katherine Isabelle Weber)氏は、このツールをソーシャルメディアで使用する可能性について高い関心を示しています。

キャサリンは次のように述べています。「私たちは放送されることのないデジタルコンテンツを大量に作っています。Character Animatorのようなツールは、楽しいキャラクターを使って直接視聴者に語りかけることができる点が素晴らしいと感じています。また、番組により多くのアニメーションを取り入れることができ、実写コンテンツとは別のデジタルアニメーションアイデンティティを提供します。」

Character Animatorは絶えず進化しています。一例を挙げると、2017年4月版リリースでは、ワークフローが簡素化され、ユーザーは動的な全身歩行アニメーションの作成、リップシンクの精密な調整、および改善されたワークスペースインターフェイスの利用が可能になります。

アニメーターとすべてのクリエイターに影響を与える変化です。

アドビの製品管理担当シニアディレクターであるビル ロバーツ(Bill Roberts)は次のように述べています。「アニメーションは、時間と手間がかかるものだと考えられてきました。従来のアニメーション制作手法では、納得のいく仕上がりを得るまでに多くの時間を要します。感情の表現や動きを伝えることは難しく、急いでデザインをすると大事な『間』が台無しになるリスクもあります。Character Animatorはアニメ制作の現場において革新的なツールです。」

 

機械学習が不可能を可能に

2017年のマーケティングバズワード「機械学習」は、アニメーションの分野でも重要な役割を担っています。機械学習は、コンピュータに人間の知能を真似させ、予測モデルを作る人工知能(AI)のひとつの形態です。このテクノロジーでは、コンピュータがデータをより多く取り込むほど、アニメーションはよりインテリジェントに、直感的に、効率的になります。

Adobe Senseiは、多くのアドビ製品に統合された機械学習とAIの機能であり、Character Animatorにも組み込まれています。たとえば、自動リップシンク技術では、音声を聞き、正しい口の形をリアルタイムで自動的に選択して、キャラクターのアニメーションを作成します。

デイヴィッドは次のように述べています。「このプロセスには機械学習が使われています。この製品は、66種類の音素(単語を区別するさまざまな音)を聞き分け分析し、再現する口の形を割り出します。」

アドビの継続的なイノベーションにより、アニメーションは見る人を楽しませ、引き付けます。

 

これらの機能はすぐにさらなる進化を遂げます。今年のAdobe MAXのSneaksで紹介された、Adobe Senseiのインテリジェントサービスを活用しているProject Puppetronでは、アニメーターはアートスタイルと顔の写真を統合できます。これにより、アニメーターは、Character Animatorですぐに使用できるパペットを作成することができます。

デイヴィッドは次のように述べています。「Project Puppetronは、Adobe Senseiテクノロジーを使用して、アートスタイルを自動的に選択し、他の顔に適用します。Project Puppetronにより改善されるパペットアニメーションでは、自分の顔写真などのサンプル画像も使用可能です。画像や写真は、好みのグラフィックスタイルに合わせて調整され、表情に合わせてアニメーションがリアルタイムで作成されます。」

Stylized Facial Animationは、デジタルアニメーションにおけるもう1つの素晴らしい進歩です。Project Puppetronと同じテクノロジーを使用して、入力スタイル(現在は顔)を自然な見た目でビデオに適用できます。

これらの例が示すように、機械学習はアニメーションの見た目や雰囲気をより現実に近づけることができるので、クリエイターはこれまでよりも簡単に現実の世界をアートに反映させることができます。

 

イノベーションに対するチームでのアプローチ

これらのすべての進歩はアドビにおけるイノベーションへのチームでの取り組みの結果、実現しました。

デイヴィッドは次のように述べています。「私の所属する製品開発グループは非常に小規模ですが、Adobe Researchのスタッフと密接に協業しています。すべてのキャラクターアニメーションの作業は、Adobe Researchと最新プロダクト開発チームとのコラボレーションがきっかけで生まれました。チームとの協業はイノベーションのための有意義な手段です。」

こうしたコラボレーションの結果、2018年のAdobe MAXのSneaksではどのような新技術が発表されるのでしょうか。

デイヴィッドは「フルボディトラッキングの研究が進んでいます。これらのアルゴリズムは、一般的なカメラでもフルボディトラッキングができるほど、精度が向上しています。今後、アニメーションそのものの見た目が大きく変わるかはわかりません。しかし、クリエイティブのプロセスは、より多くの人がより簡単に利用できるように変化していくと思います。私は、より多くの人が新しく現代的な方法で従来のアニメーションを制作できるようにすることに高い関心を寄せています。」と述べています。

アドビ35周年を記念したイノベーションに関するブログ連載はこちらからご覧いただけます。

この記事は、2017/12/11にポストされたAnimation Evolution: From Paper to Digital to 3D to Live Streamを翻訳したものです。

データドリブンな未来に備えるための準備 #ExperienceCloud

議論の余地がないほど、データには強大な力があります。特にマーケティングにおいて、データは企業の意思決定プロセスにとって不可欠です。しかし、多くの企業がデータを収集すればするほど、データを使ってどのようなアクションを起こし、ビジネスに最善の結果をもたらすためにデータをどのように活用すべきかという課題に直面します。

消火栓から水が噴き出すのと同じように、データは大量に溢れています。さらに拡張現実(AR)や人工知能(AI)などのテクノロジーが出現し、顧客に対するより深い洞察力を得られるようになりました。企業はこうしたデータの大洪水をどのように対処するかを学ばなければなりません。

データに勝るものなし

マーケティングの有効性を高めるには、データが欠かせません。顧客とブランドとの接点はほぼすべて測定可能であり、企業はデータを使用して、体験主導型のビジネスを構築しています。これは、私たちが目の当たりにしている最も重要な技術的変化です。

データを利用することで、組織は複数のチャネルで顧客を追跡し、その好みをより詳しく理解できるので、適切なタイミングで最適なオファーを提供できます。

モバイルアプリは特に効果的で、顧客が企業とどのように接しているかについて、デスクトップよりも多くの情報を提供します。その理由は、場所などの一般的な情報から、操作しているスマホ上の情報に基づいて、とある顧客の体験がこの先どうなるかの判断まで、多くの情報をスマホから入手できるためです。こうした可能性の開拓はまだ始まったばかりです。

最終的に、データは意思決定プロセスにおいて企業を支援し、マーケティング効果の向上とキャンペーンのROI改善のための効率化につながります。

データは多いほど有用ですが、データを適切に扱うシステムを適切に利用する必要があります。もちろん、膨大なデータを保管、保守および管理するには投資が必要になります。しかし、こうした支出は、データを顧客体験の最適化に使い始めればすぐに効果に表れます。Wyndham Hotels and ResortsやFranke Groupのような企業が提供している顧客体験を見れば、企業の価値に結びついていることが一目瞭然です。

企業は現在、かつてないほど多くのデータを利用できます。しかし、データを巧みに利用して顧客体験の向上に活かすことは、スプレッドシートに数字を並べるような簡単な作業ではありません。

新たなテクノロジーがデータドリブンマーケティングを改善

NetflixやAppleなどの企業は、AIなどの新しいテクノロジーを利用して、顧客とのエンゲージメントをさらに高めています。アドビもAIを利用して、顧客体験の向上を図っています。

AIは、マーケティング担当者がブランド企業と顧客の関わりを理解するためのデータの活用方法を変革しています。

アドビが投資するAI「Adobe Sensei」は、企業の事業運営および顧客のブランド企業との関係を改善します。

私たちは、Adobe Senseiとデータを活用して、顧客体験を最適化できることを非常に嬉しく思っています。アドビは顧客の活動に関する深い知識とディープラーニングの最新技術を融合させることで、より効果的にキャンペーンを実行できるアルゴリズムを作成することができます。

アナログな方法でカスタマージャーニーを追跡し理解することは困難ですが、AIによってこのプロセスを大幅に効率化できます。AIにより、すべてのデータを調べ、ブランド企業と顧客間のカスタマージャーニーのすべてのプロセスを網羅できるシステムが実現することで、どのような行動がビジネスに良い結果または悪い結果をもたらしたかを判別できます。こうした点において機械は優れています。

一部のブランド企業はすでに、AIを活用した実験で素晴らしい成果をあげています。。たとえば、Alexaの音声アシスト機能を搭載したBMWの車米国西海岸のホームセンター「Lowe’s」の店内で接客するロボット「LoweBots」、AmazonやAppleなどが提供するスマートホームデバイスです。

現時点では、AIほど主役ではないかもしれませんが、ARとVRも顧客とのエンゲージメントを高める素晴らしい可能性を創出します。

VRは、従来のデジタル体験をさらに拡張させます。たとえば、私は最近VRでバスケットボール観戦した同僚のTwitterをフォローしました。彼はVRでの体験を絶賛していました。このようなテクノロジーは、ブランド企業に独自の顧客体験を生み出す新たな方法を提供するだけでなく、今後の顧客との関係の向上に役立つデータを収集する新たなタッチポイントも提供します。

データドリブンな未来への準備

企業が顧客データを収集するタッチポイントを増やせば増やすだけ、データの活用してアクションを起こすことがこれまで以上に重要になります。データの成熟度は企業ごとに異なりますが、利用できるデータが多すぎるために苦労する企業は出てくるでしょう。

しかし、ある業界のリーダーは「より良いアルゴリズムよりも、より多くのデータを持っていることが重要」と述べています。データが一部の顧客体験の最適化に役立ち、ビジネスにおける基準となるのであれば、データを安全に保管し、それを元に展開するための最善の戦略を構築するまでの手間のかかるプロセスを耐えるだけの価値はあります。

真のデータドリブンな組織を構築しようとしている企業は、そのブランドおよびビジネス要件に適した方法でデータを利用することに注力する必要があります。実現したいことを1つ選び、それだけに集中してください。実現したいことを想像することは非常に簡単なことですが、そのすべてを実現できる手段と、利用できるデータを備えている組織はごくわずかです。

最終的に、データドリブンを実現できない企業は競争に勝てなくなります。今後数年のうちに、本当に優れた顧客体験を生み出すために企業が必要とするインサイトは今よりもさらに利用しやすくなり、膨大なデータがリアルタイムで収集され続けるでしょう。より多くのデータを利用できるほど、より良い結果になることは間違いありません。しかし、将来企業を成功に導くには、膨大なデータだけに依存するのではなく、顧客体験中心のビジネスの原動力として、データを機械学習およびAIと組み合わせて活用する必要があります。

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この記事は、2017/12/11にポストされたGet Ready for a Data-Driven Futureを翻訳したものです。

 

ペーパーレスオフィスは実現できていますか? #AcrobatDC #AdobeDocCloud


アドビは、PostScriptやPDFから電子フォーム、デジタル署名、共同作業用のツールまで、デジタルパブリッシングの推進に貢献してきました。

書棚がファイルで溢れ、森林資源の枯渇が問題になったとき、私たちは代替手段として、効率的かつ持続可能で、整理整頓された「ペーパーレスオフィス」について考えるようになりました。このアイデアは今現在でも魅力的ですが、最新のハードウェア、ソフトウェア、接続環境が整備され、法律の改定や文化的な改革も起きたにもかかわらず、膨大なコピー用紙や大型のプリンタが現在でも多くのオフィスの夢の実現を阻んでいます。

ペーパーレスオフィスという発想は、PCの誕生とともに生まれました。その当時は実現するためのテクノロジーがありませんでしたが、今は違います。デジタルパブリッシングの登場により、山積みになった書類を処理する以外にも、情報の管理、持続可能性、保管、セキュリティ、共同作業および整理などの問題も解決できるようになりました。さらに、スマホ、PDF、電子フォームおよび電子署名もペーパーレスオフィスの実現を後押ししています。

もちろん、この概念は完璧なものではありません。たとえば、私たちは電子機器の使用のために、非常に多くの電力を消費しているという事実を認識する必要があります。また、作業環境によっては、全従業員にPC環境を提供することは実用的、経済的ではありません。それでも、書類からデジタルパブリッシング技術に移行することで大きなメリットを享受することができます。

FAXを廃止して、書棚を取り除くには絶好の機会です。アドビはデジタル製品により、企業のペーパーレス化の推進を支援します。

PostScriptやPDFから電子フォーム、デジタル署名、共同作業用ツールなど、アドビが推進するデジタルパブリッシング技術により、組織は紙に依存しないビジネスプロセスを構築することができます。

ビジネスプロセスの再構築を実現するツール

国際的な法律事務所Perkins Coieは、Adobe Signを利用することで、社内プロセスの合理化、時間とコストの削減を実現し、クライアントに提供する価値を高めています。
Adobe Document Cloudの上級法務エバンジェリスト兼弁護士であるダン ピュータボー(Dan Puterbaugh)氏は次のように述べています。「Perkins Coieにおける書類への署名のプロセスは、書類の追跡と管理の観点で非常に多くの時間がかかっていました。Adobe Signの使用により、契約締結時のデジタル署名にかかる時間を大幅に削減し、紙の使用を大幅に減らすことができました。」

Perkins Coieの最高情報責任者であるリック ハウエル(Rick Howell)氏は次のように述べています。「Adobe Signにより、複数の署名が必要な書類の作成にかかる時間が数日からわずか数分間に短縮され、多くの手間が省けるようになりました。さまざまなデバイス上でのデジタル署名を可能にする柔軟性は、すべての人、特にオフィス外にいる人の作業を容易にしています。」

これまでは面倒で厄介なプロセスであった、大容量のファイルを送信および追跡するプロセスも合理化できます。Acrobat DCを使用することで、移動中のファイルの送信、受信および追跡のすべてを同じプログラム内で実行できます。

アドビのグループプロダクトマーケティングマネージャであるリサ クロフト(Lisa Croft)は次のように述べています。「Acrobat DCを使えば、電子メールへのファイル添付に伴う面倒な問題が起きることなく、大容量のファイルを安全に送信および追跡できます。」

Acrobat DC経由でファイルを送信することで、誰がファイルを閲覧してダウンロードしたかが確認できるので、電子メール経由で送信するよりも安全です。

スマホのカメラも強力なツールです。スマホのカメラでフォームをキャプチャし、電子署名を追加して送信できるので、法律関係の重要な書類の署名から、子供の修学旅行の参加承諾書などの簡単な書類の署名まで、すべての署名プロセスが便利になります。リサ クロフトは次のようにも述べています。「このアプリを使うことで、わずか数秒で簡単に、あらゆる種類のフォームへの記入、署名、送信が可能です。」

ペーパーレスに移行する別の方法として、PDFの保存と編集を簡単にするDropboxとAcrobat DC間の連携を活用するという手もあります。

クライアントとのシームレスな共同作業を実現するツールに依存している広告代理店のワークフローを例としてご紹介します。

「Dropboxを利用することで、代理店およびその他のクリエイターは、プレゼンテーション資料、ビデオ、その他のアセットをいつでも、どこでもクライアントと共有することができます。」とクラフトは述べています。

たとえば、Dropboxを使用する代理店との作業で、作業中のプレゼンテーションとは別のバージョンをレビューに使用できます。また、同時にPR部門から同ファイルの共有を依頼された場合、編集不可と設定して資料を共有することもできます。

Dropboxコネクタを使用することで、PDFを開く、保存、作成、エクスポート、電子メールに添付するといった操作も可能です。Adobe AcrobatおよびReader DCで使用できる豊富なコメントツールを活用して、PR部門と共同でPDFに編集作業を行うこともできます。

クラウドストレージおよびセキュリティ設定により、不要な印刷を減らすこともできます。セキュリティ設定は書類のセキュリティの柔軟性を向上します。たとえば、許可設定をカスタマイズすることで、テキストの印刷、編集またはコピーなどユーザーの特定のアクションを有効または無効にできます。

これは、セキュリティ上のメリットになるほか、不必要な書類印刷による紙の無駄遣いを減らすことができます。

ペーパーレス移行によるメリット

ペーパーレスオフィスは、環境に大きなメリットをもたらします。
作家であり持続可能性に関する専門家でもあるジョン フリードマン(John Friedman)氏は次のように述べています。「平均的な米国の会社員は、年間1万枚の紙を消費しています。これは、30メートル超の松の木1本分に相当する量です。」

ペーパーレスオフィスは、紙の節約になるだけではなく、企業のセキュリティ強化、共同作業の推進、管理を効率化にもつながります。ファイルをクラウドに保存することで、書棚や収納スペースを減らすこともできます。書棚が減ることで、作業環境が改善され、さらにオフィススペースを縮小でき、費用のかかる社外の倉庫も不要になることから、不動産関連費も削減できます。

メリットを享受

ペーパーレスオフィスがもたらすメリットがこれだけあるのに、なぜその実現に近付いていないのでしょうか。その原因はNew Level Advisorsのリチャード ランドール(Richard Randall)氏が言う「習慣、惰性、抵抗」にあるようです。

しかし、この課題に取り組み、そしてそのメリットを享受する準備ができている方には、アドビのテクノロジーが今後も改革を支援します。

アドビ35周年を記念したイノベーションに関する記事はこちら(英語)からご覧いただけます。

この記事は、2017/12/8にポストされたHave You Achieved a Paperless Office?を翻訳したものです。

クリエイティブの不可能を可能にしてきたPhotoshop アドビの功労者3名が語る「写真の変化」と「業界の変化」 #Photoshop

35 anniversary

これまで30年近くにわたり、Photoshopは現実の再現に貢献してきました。そしてつねに進化を続けて、その魔法が途絶えることはありません。

アドビの35周年を記念して、Photoshopチームからシニアクリエイティブディレクターのラッセル プレストン ブラウン、PhotoshopとLightroomのプリンシパルエバンジェリストのジュリアン コスト、グループ製品マネージャーのステファン ニールセンの3名の功労者が、アドビを代表する製品について、Photoshopのはじまりからデジタル クリエイティビティの未来まで、さまざまなことを語りました。

 

アドビは、1988年にトーマス ノールとジョン ノールからPhotoshopのライセンスを取得し、1990年に「Adobe Photoshop 1.0」を発売しました。Photoshopチームのメンバーとして、これまでに印象に残っている出来事と製品の機能は何ですか?

ラッセル:私は初期メンバーとしてPhotoshopに携わってきました。ジョン ノールがアドビの創設者であるジョン ワーノックとチャック ゲシキにPhotoshopを売り込んだ時のことをいまでも覚えています。ジョンは、10万ドルのメインフレームでしか見たことがないような機能を私たちに披露しました。彼がMacで見せてくれたパワーには目を見張るものがありました。

私はこれまでデジタルのあらゆることに情熱を注いできました。駄菓子屋さんに集まる子供のようにです。今ではこのパワーを誰でも利用できるようになり、画像を処理するのにプログラマーである必要はなくなりました。

ラッセル プレストン ブラウン

アドビ シニアクリエイティブディレクター ラッセル プレストン ブラウン

節目となった機能はたくさんありますが、強いて言えば、レイヤー、スマートオブジェクト、Camera Rawでしょうか。レイヤーは、デザインと写真の編集の新しい道を切り開きました。編集が簡単になり、それまで必要だった作業がなくても、合成できるようになりました。

スマートオブジェクトは、エレメントをシェルの中に入れて、エレメントを壊さずに編集できます。元の解像度や画質はそのままで、シェルの中の画像の拡大、縮小やワープが可能になりました。

トーマス ノールが開発したAdobe Camera Rawですが、画像を調整するレベルやカーブにすっかり慣れていますが、新しいツールを使えば、これまで出来なかったような編集も出来るようになります。

Adobe Photoshopは、2015年に製品第1号の発売から25周年を迎えました。製品のイノベーションの推移はコチラでご覧いただけます。

 

写真編集で進化したのはPhotoshopだけではありません。画期的なデジタル写真編集や、ソフトウェアとハードウェアが一体になったことで革新的な創作を促進しているように思います。Photoshopのイノベーションの成果をどのようにみてきましたか?

ジュリアン:Photoshopは、クリエイティブの可能性の扉を開きました。ほとんどの人は、写真を “修正” するためのツールとしてPhotoshopを思い浮かべますが、私はクリエイティブな作業を推し進めるためのツールだと考えています。

Photoshopは、カメラで可能なことを簡単にするためのツールであるだけでなく、どのメディアにもできない機能を見つけられます。自由で数多くのオプションがあるデジタルの世界では、Photoshopを使用することで、これまでの写真編集ツールでは制限されていたさまざまな角度からの作業が可能です。Photoshopなら、ユーザーがアーティストなのか、デザイナーなのか、それともプロの写真家なのかを問わず、誰でも写真を編集して、微妙な色使いや色調の補正、複数の画像の合成など、自分のスタイルを生かして、世界中に作品をシェアする(25周年企画、英語)ことができます。

ジュリアン コスト

Adobe Photoshop 兼 Lightroom 担当 プリンシパルエバンジェリスト ジュリアン コスト

 

Photoshopは、写真の編集とクリエイティビティを「大衆化」させました。今後さらに誰でもPhotoshopを使えるように、どのように進化させていく予定ですか?

ステファン:私たちは、製品のアップデートのたびにかなり苦労して、リリースする機能の優先順位を決めています。多くの優れたアイデアの中から選ぶのはとても難しい作業ですが、すべてのお客様にとってインパクトのある改善機能を検討しています。

優先順位を決めたら、プロダクトマネージャがデザイナーとエンジニアと密接に連絡を取り合い、機能をくわしく調べます。膨大なリサーチを行い、ユーザーからの提案をレビューして、直接訪問したり、プロトタイプを作成し、エンジニアと実現可能なオプションを話し合います。

小さいバグが残っていたり未完成であったりしても、ある程度使える状態になったら、プレリリースプログラムにのせて数百人のユーザーからフィードバックを集めます。このプロセスを発売まで何度も繰り返します。

Adobe Photoshop 製品担当 グループマネージャ ステファン ニールセン

 

ユーザーからのフィードバックを開発プロセスに反映させる方法は?

ステファン:2010年頃からfeedback.photoshop.comというサイトを活用しています。ユーザーの間で最も多いリクエストを把握する上でとても有用な手段です。これまで、ユーザーから約3,000件のリクエストと約1万票の投票がありました。

優先順位が決められないような、些細なリクエストを受けることもあります。そうしたリクエストは「JDI(即実行)」リストに追加します。このサイトは開発プランニングにとても主要な情報源となっています。

基本的なクロップから、レイヤー、コンテンツに応じた塗りつぶしまで、デジタル写真の編集はPhotoshopが発売されてから大きな進化を遂げています。

 

アドビはすでにデジタルクリエイティビティの強化に取り組んでいますが、クリエイティブなプロセスをさらに直感的なものに進化させる技術について、どのようにお考えですか?

ラッセル:好みの写真の編集方法を製品が教えてくれるなど、自分の趣向に応じて画像の編集方法を製品に覚えさせる機能があれば良いなと思います。私が画像を編集する様子を観察した製品から、いつか逆提案してもらえるのが楽しみです。

ステファン:Photoshopのコンテンツと利用を促進しているイノベーションがあります。一つは使い勝手が重視されるようになっていることです。私たちは、新しいユーザーが無理なく使えることに重点を置きつつ、プロに求められるワークフローを提供しなければなりません。

クリエイティブ業界では直感的にデザインを行えるようにする傾向があり、私たちもそれに目指しています。その一つに、機械学習を利用してコンテンツの作成を自動化し、ユーザーを支援するという機能があります。コンテンツに応じた塗りつぶしは、クリエイティブなプロセスを自動化するためにテクノロジーを活用した好事例です。アドビは、より良い選択を支援し、繰り返しの作業を自動化するための新たな技術を探求しています。

また、音声や音声コントロールの活用に関するリサーチもアドビラボで行っています。これらは今後の研究が期待できる分野です。

Adobe MAX 2017ではScene Stitchが紹介されました。アドビのAI(機械学習のフレームワーク)であるAdobe Senseiを活用しているこの技術は、コンテンツに応じた塗りつぶしだけでなく、関連のあるコンテンツを自動的に見つけて編集画像の空白を自動的に埋めてくれます。

 

皆さんは長年アドビに在籍されていますが、Photoshopの成功とは何でしょうか?また、ここ数年のPhotoshopについてはいかがでしょうか?

ジュリアン:個人的には、成功とは個人の基準でそれぞれ判断されることだと思いますが、Photoshopという言葉が頻繁に大きなニュースで話題なったことかもしれません。例えば、National Center for Missing & Exploited Children(行方不明&搾取された子供たちのための国立センター)が「エイジ プログレッション(経年人相画)」の作成にPhotoshopを使用しています。

そのほか、Photoshopで作った画像で、見た人に疑問を抱かせたり、別の視点から世界を捉えさせたフォトグラファーがいました。科学者にとっては、画像の中の特定の要素の計測、評価、記録ができることや、詳細を解明できること、あるいはリサーチ結果を公表する際に教材として疑似色を使用できることなどが、Photoshopの成功といえるかもしれません。

Photoshopを使用すれば、無数の方法で別の視点から世界を捉えることができます。画像提供:Yum Tang

デザイナーにとっての成功とは、顧客が情報にアクセスできることや、他者とコミュニケーションを図れること、あるいは自分の製品を使っている人たちの暮らしが豊かになるという有意義な体験を実現することかもしれません。アーティストにとっては、個人的な体験を表現すること、人生の出来事を記録すること、架空の世界を創造することでしょうか。

Cihan Ünalanは、昔からSFが大好きで、仕事で東トルコにいた時にこの景色を見て、世界をPhotoshopで創作することが次のプロジェクトだと悟りました。画像提供:Cihan Ünalan、Matteo Musci、Atilla Karabay

私はあらゆる事例でお客様の成功を目にしてきました。作業で使用するPhotoshopツールの特定のサブセットにかかわらず、お客様の間で共通しているのは、他の方法では成し得ないような画像をPhotoshopで制作する能力です。画像は私たちの世界の見方を変え、想像力をかき立て、新しいアイデアを伝えることができます。それが実現した時、Photoshopもお客様も成功を収めたといえます。

ステファン:私が好きなお客様の反応は、「こんなことがしたかったなんて考えてもみなかったけど、出来るようになった今はやりたくて仕方ない」というリアクションです。

私たちは、お客様の期待に応えることと、誰も求めてていなかったけれど後で非常に有用と分かる新機能の双方で、うまくバランスが取れていると思います。これは、お客様を理解しているからこそできることです。

コンテンツに応じた塗りつぶしが良い例ですが、ほとんどのお客様はこんな機能があることを知りませんでしたが、今では非常に好評です。アートボードはリクエストは多くありませんでしたが、支持されると確信していました。そしてその通りになりました。

 

数年後、デジタルクリエイティビティは今後どのようになっていると思いますか?

ジュリアン:クリエイティブコミュニティはさらに活発になっていると思います。デジタルクリエイティビティの「ツールボックス」は進化し続け、新しい可能性を切り開いて、これまで以上に多くのユーザーが利用できるようになるでしょう。個人的には、画像のタグ付けや、特定のエフェクトの適用、ワークフローの自動化など、繰り返し作業の自動化に役立つ人工知能と機械学習の継続的な進歩と拡張に期待しています。また、3Dや拡張現実(AR)で作業するための新しいツールが引き続き注目を浴びると思います。

アドビはこれからもイノベーションを続け、デジタルツールでクリエイティビティの表現を向上させつつ、作業の目的や意義にさらに時間を費やせるようになるでしょう。

アドビ35周年の記事もご覧ください。

この記事は、2017/12/7にポストされたPhotoshop: Changing Your Photo, Changing an Industryを翻訳したものです。

アドビは35周年を迎えました ー まだ始まったばかり #Adobe

アドビの創設者ジョン ワーノック(John Warnock)とチャック ゲシキ(Chuck Geschke)およびCEOシャンタヌ ナラヤン(Shantanu Narayen)がアドビのイノベーションに関する見通しについて語りました。

1980年代は、MTVがケーブルテレビの主流であり、ベルリンの壁が崩壊し、世界初の有望視される永久人工心臓が発明された時代でした。インターネットの登場はまだ10年先で、CDが音楽業界とデジタルデータの保存方法に革命をもたらしました。アフロヘアーや蛍光色の服が流行したこの時代、イノベーションが最高潮に達していたことは間違いありません。

1982年12月、ジョン ワーノックとチャック ゲシキがそれぞれの才能を持ち寄ってアドビを創業しました。二人は、Adobe PostScriptによってデスクトップパブリッシング(DTP)革命の礎を築き、用紙に文章や画像をきれいに印刷する斬新で新しい方法を実現しました。それ以来、アドビはデジタルコミュニケーションとデジタルエクスペリエンスの最前線の地位に留まり続けるべくイノベーションを続けています。

チャック ゲシキ、シャンタヌ ナラヤン、ジョン ワーノック

アドビ35周年を記念して、アドビの共同創設者であるジョンとチャックおよびCEOのシャンタヌ ナラヤンに、現在のアドビを築き上げたものは何か、さらにアートとサイエンスの融合においてトップの地位を保ち続ける構想について聞きました。

アドビの創業当時を振り返り、企業文化を育む上で特に重要なことは何ですか。

チャック:非常に特別な思い出が一つあります。私にとって本当に素晴らしいものです。私の祖父と父は、凸版印刷の写真製版工をしていました。印刷のための版を作る職人で、当時タイム誌など高品質な大量の出版物をはじめ、あらゆる印刷業に参入していました。

非常に化学的機械的なプロセスを採用し、それをデジタルに変換しようとしていたので、ハーフトーンのサンプルを家に持ち帰り父に見せました。すると父は「ルーペで見てみよう」と言いました。彫版工は常にルーペを所持していましたから。そして、「チャールズ、これはあまり良くないよ」と言いました。今でも父が「チャールズ」と呼ぶと、良くない知らせのようです。

約半年後、成功したことが分かり、家に持ち帰りました。ロゼットはすべて完璧でした。見事なハーフトーンです。父に見せると、父はルーペを取り出してハーフトーンを見てほほ笑み、「チャールズ、ついにやったじゃないか」と言いました。そして、おそらくそれは私にとって、自分の初期のキャリアにおける最大の見せ場の一つでした。これにより、私たちが市場に提供したかった高品質な製品の基準を打ち立てることができたと思います。

アドビはどのようにイノベーションのレガシーを継承し、印刷、イラストレーション、写真、web、動画における飛躍的な進歩を導いたのですか。

チャック:ジョンと私がアドビを創業したとき、自分たちが働きたい会社を築き上げることを目指していました。主な原則は、自分たちが扱われたいように従業員を扱うことでした。ジョンも私もアドビを創設する前にさまざまな企業や組織で働いてきたので、有効なものを取り入れ、それらをアドビの骨組み、理念、基本的価値の一部に組み込みました。

ジョン:イノベーションは計画していたものではありません。むしろ、イノベーションを促進する環境を構築しなければなりません。アイデアを自由に出し合うべきです。新しいアイデアやアイデアのフォローアップ、そのアイデアの実現には報酬を与える必要もあります。そのため「今年は4つの新しいアイデアを生み出した」というようなものではありません。従業員のクリエイティブな精神を通じ、アイデアが自然に生まれるような環境を作る必要があります。

また、「ついてこい」の態度も良くありません。誘導する姿勢が必要です。もっとうまくできることが世の中にあると思ったら、それを実行してください。

数学を学ぶ学生時代からXerox PARCでの革命的な仕事ぶり、さらにはアドビの創業とリーダーシップまでジョン ワーノックとチャック ゲシキのこれまでをご覧ください

テクノロジーは常に変化していますが、アドビは常に後れをとっていません。変化に適応し続ける(および変化をもたらす)方法をいくつか教えてください。

シャンタヌ:テクノロジーの変化にかかわらず、アドビのミッションは変わりません。デジタルエクスペリエンスを通じて世界を変えることです。これがお客様のニーズを認識し、一日の終わりに現状を維持していることが事業戦略ではないので、変化を恐れることはない、という結論にたどり着きます。

アドビで従業員のやる気を引き起こす動機の大部分を占めるのは、当社の影響です。アドビの製品や業務の影響が及ばない場所は世界中にありません。飛行機の隣の席の人が「PDFはすべての情報を共有する方法だ」とか「Photoshopのおかげでクリエイティブになった」と語るのを想像してみてください。

これが私たちを駆り立てるのです。妥当であることは重要ですが、影響を持つことの方が、遥かに意味があると思います。

アドビ最大の変化には、クラウドへの移行によってこの数年間にもたらされたものがあります。今後はどのような機会があると思われますか。

シャンタヌ:アドビは創業以来、市場創出の最前線にいます。教育者、お客様にメッセージを届けようとしている起業家、または個人のフリーランサーにかかわらず、声を届けるお手伝いをしたいと思っています。Creative Cloudにより、より多くの人がより速いペースでビジョンを描き、実現できるようにすることを望んでいます。Document Cloudでは、紙媒体からデジタル媒体への動きが継続すると見ています。モバイルデバイスのプラットフォームとしてのPDFは根付きました。現在は、電子署名向けの優れたソリューションがあります。

Experience Cloudは、今ではいろいろな意味で、アドビにとっての新たな最大のチャンスです。地球上のありとあらゆる企業が、デジタルが追い風になるか、または逆風になるかを考えています。トランスフォーメーションを考慮する場合、すべての企業が「カスタマーエクスペリエンスをどうやって前面または中心に置くのか」と尋ねます。Experience Cloudは企業が変革するのを支援しなければならないという願望を劇的に大きくしていると思います。そのすべてを合わせると、アドビのチャンスは計り知れないと考えています。

デジタルエクスペリエンスによって次に起こることは何だとお考えですか。今後のイノベーションについて簡単にご説明ください。

シャンタヌ:私たちは、信じられないほど素晴らしい時代に生きています。アートとサイエンス、人間と機械が共存し、激変する成長と機会に拍車をかけます。これを21世紀のルネッサンスと呼ぶこともできます。この新時代に、これまで不可能であった方法で人々が創造できるようにし、企業が競争する方法を変革したいと思います。

クリエイションについては、デジタル媒体の消費と提供が、コンピューターだけにとどまらず爆発的に広がりました。現在、拡張された仮想体験が3Dに出現しています。アドビは新しいデバイスに向けたコンテンツを作成するためのツールと新しいデバイスの出現に合わせた出版の形式において最先端にいるでしょう。音声、タッチ、および新しい共同媒体の楽しみな開発が進んでいます。この媒体により、私たちは時間や場所を問わず、さらには自然な方法による作成が可能になります。

さらに、Adobe Senseiという人工知能(AI)を、クリエイティブなビジョンで時間のかかる作業への取り組みを支援するためのクリエイティブパートナーと捉えています。3秒でできることを3時間もかけてやりたいと思う人はいないということに気付きましょう。

デスクトップからweb、モバイルデバイス、さらにそれ以降へと、この35年間は出版業において大きな進展を遂げました。アドビのイノベーションは、引き続きこのプロセスを進めてまいります。

個々のクリエイターにもたらすメリット以外に、こうした動向がビジネス界で今後どのように展開されると思いますか。

シャンタヌ:私たちは消費者の企業との関わり方に大きな変貌があることを目の当たりにしています。消費者は単なる製品だけでなく、体験を購入したいのです。個人的な交流を必要としています。アドビのお客様はこの移行を行う手助けとしてアドビ製品を利用しています。アドビは、企業がそのお客様の心理を得るためにあらゆる交流の段階で役立つすべてのツールを持ち合わせています。アドビは、次世代のエンタープライズソフトウェアを設計しているほか、Adobe SenseiによってAIをアドビ製品に統合し、アクションに向けて道を開いています。

この35年間にわたってアドビが成功した理由は何だとお考えですか。

ジョン:アドビが優れている点の一つは、世界を変えるという当社のミッションを果たすことです。アドビには世界中の人々を奮い立たせ、創造性、アート、イマジネーション、サイエンス、イノベーションを促進する製品があります。 こうした要素をすべて実現するときに、人々の互いのコミュニケーション方法が変わります。役割を問わず、その一部であること、そして楽しんで行うことで、人生は素晴らしく、イノベーションが容易になります。

チャック:企業が将来を検討する際、抱えている在庫の量や製造能力、そして世界各国にある小売拠点を考えることがあります。アドビにとって重要なのは、従業員です。チームと一丸となって確実に未来を現実にする製品を生産するために取り組んでいます。当社の最大の資産、それは従業員です。

シャンタヌ:さらに、数多くの素晴らしいお客様にサービスを提供したり、そういったお客様と提携したりできることにも恵まれてきました。アドビのお客様は常に可能性の限界を押し上げ、同じことを私たちがするように刺激をくださいました。アドビのお客様の成功は実に私たちの成功です。

アドビ35周年のイノベーションに関する今後の記事をお楽しみに。

この記事は、2017/12/4にポストされたAdobe Turns 35 — And We’re Just Getting Startedを翻訳したものです。