川角 保子

ビジネスコンサルタント

アドビ システムズ 株式会社において、顧客企業のオンラインマーケティング最適化における戦略立案・実行サポートを行うコンサルティング部に在籍。前職では、メディアサイトを運営する企業で、オンラインマーケティングおよびウェブ解析を担当していた。自身のAdobe Online Marketing Suiteユーザーとしての経験を生かしながら、現在はOmnitureテクノロジーユーザーに対し、オンラインコンテンツのテストやターゲティング施策を活用した売上向上のためのコンサルティングを担当している。

サイトをテストで最適化!Part3:訪問者をターゲティングしてみよう

Thursday, 20 October 2011 @ 11:06, by 川角 保子

実店舗もウェブサイトもお客さんは十人十色

サイト運営を担当している皆さんは、日々サイトをいかに最適化していくかを模索されていることだと思います。今回は、最近注目を集めている「ターゲティング」の基本的な考え方について説明します。訪問者ごとに適切なコンテンツを表示するのがターゲティングですが、これは何もサイトに限ったことではありません。実店舗と比較してみましょう。
実店舗を訪れるお客さんは、新聞の折り込みチラシを見てきた人や、友人に薦められてきた人、DMを見てきた人、たまたま通りかかった人など、来店した経緯もさまざまです。
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サイトをテストで最適化! Part2:複数要素を効率的にテストできるMVT

Friday, 5 August 2011 @ 14:50, by 川角 保子

2つの要素を同時にテストしたら、さらに効果が出る?

ウェブサイトは、購入ボタンやキャッチコピー、イメージカラーといった複数の要素で構成されています。前回は、各要素について最適なパターンを見つけ出すための手法としてA/Bテストを紹介しました。
仮に、購入ボタン1つを他のパターンに入れ換えてパフォーマンスがアップしたなら、他の要素についても同じように入れ換えたらさらに大きな効果を期待できるのではないでしょうか?
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サイトをテストで最適化! Part1: A/Bテストを使いこなして、コンバージョン率をアップしよう

Wednesday, 25 May 2011 @ 11:43, by 川角 保子

A/Bテストをするのは何のため?
ウェブサイト内の要素を複数パターンでテストして、どのパターンを表示した時にどのようなパフォーマンスがあったかを検証することを「A/Bテスト」といいます。では、いったい何のためにA/Bテストを行うのでしょうか?

ほとんどのサイト運営者は、利益を出すことをビジネスの目的としています。実際に商品を販売するECサイトも、広告を表示するメディアも、オフサイトで商品を販売するメーカーサイトも、会員制SNSサイトも、利益を出さなければ企業として存続することはできません。A/Bテストは、ウェブサイトのどこを改善すれば、利益を増加させることができるのかを見つけ出すための手段です。

テストの大まかな流れを見てみよう
「購入する」や「登録する」といったコンバージョンポイントを設定しているサイトを例に、大まかなテストの流れを見てみましょう。

まず、ウェブ解析ツールからの情報を元に、コンバージョンに至るプロセスのうち、どのステップがコンバージョンに貢献していて、どれがボトルネックとなっているのか、自分なりに仮説を立てます。

例えばホームページに設置している会員登録バナーのクリック数が100で、クリックした遷移先ページにある会員登録開始ボタンをクリックした数が80、実際に登録完了数が10だったとしましょう。
この場合、ホームページのバナーや会員登録開始ボタンをA/Bテストしても、コンバージョン数が大きく増加することは見込めません。どうも問題は登録フォームにありそうだと、仮説を立てられるわけです。

そこで、どういう登録フォームが効果的か探るために、複数パターンを作成し、A/Bテストを行うのです。

面倒なテストは、Test&Targetにまかせてしまう
Adobe Test&Targetを使えば、A/Bテストを手軽に行うことができます。
サイトの担当者は、htmlソースのテストしたい部分を、区切りを意味するhtmlのdivタグで囲むだけです。こうすれば、Test&Targetは囲まれた部分をテスト対象として認識します。代替えパターンに使うHTMLや画像をTest&Targetサーバーに登録しておけば、ページを表示する際、自動的に異なるパターンに入れ換えることができます。

一度mboxでテスト対象を囲んでしまえば、代替え要素のHTMLや画像は、管理画面から自由に設定できます。いちいち、開発部にHTMLのコードを変更してもらったり、画像要素をサーバーにアップロードしてもらうといった手間は必要ありません。マーケターやビジネス担当者自身でサイトのテストを行えますから、運用時間を短縮でき、その結果として開発費も人件費もセーブすることができるでしょう。

適切なゴール設定がテストには欠かせない
テストを行う際は、テストの目的、仮説、成功指標など、テスト設計を事前に定義しておくことがとても重要です。

例えば、定義が曖昧な状態で、クリックスルーレートとコンバージョンレートという2つの成功指標を持つテストを行った場合、テスト結果を評価する際に都合の良い指標を採用したり、どちらの指標で評価すべきか迷ってしまうことがあります。

テスト結果の評価軸がブレてしまうと、サイトの最適化を誤った方向に導いてしまう可能性があります。常にサイトのゴールを意識して、ゴールに向かってテストを行いましょう。