2Dアーティストが3Dの世界に挑戦 #AdobeStock

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Adobe Stockでは様々な3Dアセットを用意しておりますが、2018年の「ことはじめ」としてAdobe Dimensionと一緒に使ってみませんか?このブログでは、3Dデザインに思い切って舵を切ろうとしている2Dクリエイターの方々へのアドバイスとして、見事に転身を果たした2人のアーティストにお話をご紹介します。

2Dデザイナーが3Dにトライ

グラフィックデザイナーのMichael Dolanは、3次元の世界に完全に専念するようになる前に、3Dデザインにちょっと手を出してみたといいます。「Photoshopでその真似事をしてみたことがあります。陰影やライティングを調整したり、遠近をつけたり、と頑張ってみたのですが、結局お手上げでした」

建築家などのプロが使うハイエンドの3Dツールも試してみたというMichael。3Dレンダリングに関する研究論文を苦労しながら読み進めたものの、学習曲線があまりに急で、自身が運営するスタジオの日々の仕事と両立させることができませんでした。ですから、2Dと3Dのオブジェクトを合成してフォトリアリスティックなシーンを実現できる Adobe Dimensionの話を聞いたときは、プレリリース版(当時は 「Project Felix」と呼んでいました) に飛びついたといいます。

© Michael Dolan

これがMichaelにとって、実際に手を動かしながら、3D空間でオブジェクトを操作する方法を理解する機会となりました。「Dimension の何が最高かといえば、あれこれデザインを試し、何が起こるのかを確認できる点です。おかげで、マテリアルがライトやテクスチャーとどう影響し合うのかがわかりました。3Dの仕組みを理解するために、まずはマテリアルとモデルに取り入れ、文字通り遊んでみることから始めたんです。私の場合、人から教わってもだめだったと思います。自分で実際にデザインをしてみて初めて理解ですることができました」

3Dデザインの利用者は?そのための道具は?

3Dデザインは技術分野に深いルーツを持ち、当初は主にゲーム業界の人々により、数学的・物理的な面を中心に採用されていました。しかし、近い将来、3Dはさらに広く普及するだろうとMichaelは見ています。彼の同僚の建築家は、既に3Dレンダリングを新基準とみなしており、いずれデジタルデザイナーは3Dの仕組みを知らないではすまされなくなると考えています。「デザイナーの道具箱に仲間入りをしつつあります」と話すMichaelは、クライアントの依頼に3Dを活用し始めています。また、3Dで自身のクリエイティブなプロジェクトを制作するアーティストも増えつつあり、彼はその一人でもあります。

フリーランスアーティストのIngrid Tsyは、最初に夢中になったファッションを通じて3Dの世界に足を踏み入れました。「ファッションデザイナーになりたかったんです。Vogueの切り抜きをしたり、ランウェイを見たりしているうちに、彼らの仕事を支えているツールを知りたくなって。そうしたフォームを再現してみようと思い立ち、試行錯誤しながら、3Dでグラフィックを作るようになりました」

© Ingrid Tsy

Ingridは、毎日学校でグラフィックデザインを学ぶかたわら、空いた時間にゼロから3Dを勉強しました。習得までには大変な努力を要したものの、3次元へ転向したことで創作が根本から自由になり、2Dの作品にまで変化が出てきたそうです。「3、4年前の自分の作品はフラットで退屈に思えてしまいます。一連のデザイン上のルールにきっちり従っているような感じなんです。3Dでは、グリッドに合わせたり、並べたりするプレッシャーが一切ないうえ、さまざまカメラアングルやライティング、エフェクトで冒険できる自由があります」

3Dを試すうえでのヒント

Dimensionで3Dデザインを試してみたいという方に、Michaelはいくつか提案をしています。まず、少なくとも20分は各種ツールにマウスオーバーしてみること。「各ツールのアイコンにマウスオーバーすると、簡単な説明かGIFアニメーションが表示されます。それにより、そのツールや調整機能の名称と何を行うものなのかがわかります」

次に、いくつかのプリミティブ(基本図形)をシーンへドラッグし、モデルを動かすことに慣れるようにします。Michaelによると、最初のうちはもどかしくても、スムーズにできるようになるまでこのステップに取り組む価値はあるとのこと。それができたら、位置やスケールの調整を重点的に見ていき、その後、ライトとマテリアルで遊んでみます。慣れてきたら、さらに複雑なモデルを取り入れてみるよう、Michaelは勧めています。

文字とデザインで遊ぼう

Michaelが気に入っている3Dデザインの一つが、テキストと抽象的なグラフィックを組み合わせた “Color Run”です。この作品の制作プロセスについて、彼は次のように語っています。「背景は明るい蛍光色の紫がかったピンクのグラデーションです。スプラッシュ(水しぶき)のモデルを使い、それをひねったり、回転させたりして、しぶきの落ちる軌道がそれぞれ違う方向に向くようにしてから、光るマテリアルと併せて、色とりどりの蛍光色を加えました。それをPhotoshopに持ってきて、コピー(テキスト)に織り込んだり、重ねたりして、コピーとスプラッシュのモデルを融合させています」

© Michael Dolan

3Dをもっと見てみよう――3Dメガネは不要

3Dデザインは、建築のレンダリングから自動車や家具の広告、抽象アートに至るまであらゆる場面で定着しつつあります。2Dと3Dの世界をまたいだデザイン制作のため他のデザイナーたちがどのようにAdobe Dimensionを使っているのか、弊社のMake It Impactful (英語版のみ)をぜひご覧ください。

© Luke Choice and Adobe Create

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(この記事は2017年8月21日に Adobe Stock Teamにより作成&公開された2D Artists Try Out a 3D Worldの抄訳です。)