お題解決型コミュニティーイベントDESIGN JIMOTO vol.3 in 奈良イベントレポート

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みなさん、こんにちは。Creative Cloud Community Mgr.のShioriです。
ご機嫌いかがでしょうか? 都内でも春一番が吹きましたね!

去る2月5日(日)に第3弾の地域課題をデザインの力で解決するクリエイター参加型のコミュニティーイベント、DESIGN JIMOTOを開催しました。
天気予報がまさかの降水確率100%という、まさにイベント日和の中、スタッフ一同受け入れ態勢は万全でしたが、「奈良の人たちは2月のこの寒い時期に天気悪かったら外に出ないだろうなぁ」と言う、地元の方々の声にドキドキしながら当日を迎えました。

All photos by Nishioka Kiyoshi
雨の中誘導をしてくださった奈良県庁の赤木さん!
ライター齋藤あきこさんのお手製看板でお出迎え!

今回会場となったのは、世界遺産にも認定されている法相宗大本山 興福寺の会館!
第三弾のDESIGN JIMOTOは奈良県、東吉野のコーワーキングスペースOFFICE CAMP HIGASHIYOSHINOとアーティストレジデンスプログラムのDOOR to ASIAとパートナーを組んだお陰で、こうした素敵な場所での開催に至りました。辿り着くのに少々難しい場所だったこともあり、また雨で準備していた看板等出せなかったこともあって、迷われた方々ごめんなさい!

ADOBE DESIGN JIMOTOとは?

そもそもADOBE DESIGN JIMOTOとは、皆さんの活動の場所である「地元(今回は奈良)」の課題を見つけ、それをデザインの力で解決する「地域」と「デザインの力」を掛け算したコミュニティーイベントです。イベントでは、デザインコンペティションとして制限時間3時間の中でブレスト、コンセプトディベロップメント、デザイン制作、そしてプレゼン準備まで行います。その後、会場の全員投票でWinnerを決定する全員参加型のイベントです。はじめて触れる方は、こちらの記事をごらんください!
ADOBE DESIGN JIMOTO vol.3 in 奈良開催決定!

企画&司会進行はお馴染みCommunity Mgr. Shioriこと私です。
代打で急遽対応してくれたダブル司会のもう一人はDOOR to ASIAの友廣さん。

 奈良の課題 ~ お題発表 ~

午前11時には、これから3時間のデザインショーケースに参加してくれるJammerさん(デザイン制作をJammingする人の意)が集まり、事前に洗い出された地元の課題が本日のデザイン制作のお題として発表されました。
今回は奈良県観光局観光プロモーション課(以下” 奈良県”)に全面的に協力をいただき、事前に様々な現存する課題の洗い出しを行う中で、奈良の課題が浮き彫りになりました。お待ちかねのお題発表の前にその背景にあったのは・・・。

“平成27年インバウンドの増や春日大社式年造替への来客等により、平成22年(平城遷都1300>年)以来5年ぶりに4000万人超”

お題の発表は奈良県観光局観光プロモーション課の阿部さんから。

年間4000万人を超える観光客を迎えるための受け入れ側の準備は果たして出来ているのでしょうか?

奈良を歩いていて、こんな光景をよく目にします。
そして逆の立場で自分たちが海外に旅行に行った時には、こんな経験がとにかくたくさんある。

  • 訪日観光客の人たちが、レストランを前に立ち止まり、何をどう食べれるか分からず困っています。
    (宗教上の規則により縛りもあったりします)
  • どのくらいの価格のレストランなのかわかりません。
    (気楽に入ったニューヨークのハンバーガー屋さんでは、一番安くて$20以上のバーガーを泣く泣く食べたこともあります)
  • アレルギーのあるかたが困っています
    (スープの出汁に蕎麦が使われていて、体調を崩したこともあります)

というわけで、今回のお題は・・・

「おお〜」というため息とも気合とも取れる音とともにJammerさん達はお題を胸にいざ3時間スタートです!「制限時間3時間以外はルールなし!」ということで、コミュニケーションデザインやプレゼン方法も含め、全て参加Jammerさんにお任せ。

お題を聞いた直後のなんとも言えぬ表情のJammerさん達。

Jammer紹介

今回も多岐分野に渡り活躍中の奈良在住のクリエイターさんたちがJammerさん(デザイン制作をJammingする人の意)として3時間のデザイン制作に参加してくれました。そして、今回はパートナープログラムとしてDesign Campとタッグを組んだことで、インドネシアからも若手のデザイナー3名が参戦です!その勇敢なJammerさん14名はこちらです!

全国区でも幅広い分野で活躍中の参加Jammer14名のプロフィール詳細はこちらから。

一般向け開場!

雨の日にも関わらず、町おこし活動を既にされている人や、デザイン業界の人が続々と会場に集まってくれました。

真剣な眼差しで奈良の抱える課題についての話を聞く一般参加者の皆さん

Jammer3時間デザイン制作スタート!

3時間デザインショーケースがスタートすると、まずは実際の現場をみてみようと、どのチームも街に繰り出して行きました。何かを外から得て帰って来ると早速コンセプトを紙に書き出したり、方向性を決定し、デザイン制作開始!

 

 

まずは街を歩いてみるインドネシアデザイナーチーム
何か良いヒントを得たような表情のyuziチーム!
実際の現場を視察するならほるもんチーム!
Experience Design ツールのAdobe XDを利用して製作中。
どのチームも机につき実制作開始!
必要な情報をメモでも整理!
Illustratorでイラストを製作中。
Jammer制作の向こう側ではスピーチが行われています

ゲストスピーカー

Jammerさんの3時間のデザイン制作と並行して、一般のお客さん向けには、幅広い分野で活躍されている3組のゲストスピーカーをお招きしてそれぞれの奈良での興味深い活動のお話を伺いました。

一人目は奈良県の取り組みについて奈良県観光局観光プロモーション課の阿部さん
2組目はパートナープログラムでもあるDOOR to ASIADesign Campについて矢部さんと友廣さん
3組目は「今、町屋を楽しむ 暮らしを旅する」をモットーに紀寺の家から代表の藤岡さん

デザイン制作終了& 発表!

あっという間の3時間が終了しました。Jammerの皆さんお疲れ様でした!
この後は、Jammerさんたちのデザイン発表タイムです!発表時間は各チーム5分、さあ行きましょう♪

制作時間終了の合図で思わずハイタッチ!
制作時間終了の合図で思わず肩もみ!
制作時間終了の合図に思わず抱き合う!
プレゼンテーションスタート!
インドネシアチームの通訳してくれたのは矢部さん!
会場全員投票でグランプリを決めるということでみんな真剣!
オンライン投票中
新しい空気を奈良に入れてくれたRegeとWulanチーム!
奈良芸術短期大学からの選抜メンバー!

当日の作品は、各チームのコメントと共にBehanceページで公開しています。ぜひご覧ください!

yuziチームのXDを使った作品!
OZZOチームの奈良らしい作品!
人を軸にしたコミュニケーションデザインをしてくれたのはSlow Designチーム!

結果発表

今回はグランプリが2つ。会場全体で投票を行う「People’s Choice Award」とゲストスピーカーが審査する「Judge’s Choice Award」それから特別賞として「奈良県賞」と「アドビ賞をご用意!
受賞は下記の方々です!おめでとうございます♪

グランプリ「People’s Choice Award」受賞はチームSlow Design!
グランプリ「Judge’s Choice Award」受賞はチームMAT(E)RIX!
特別賞の「奈良県賞」を受賞したのはチームYO!じょ
特別賞の「Adobe賞」受賞はチームyuzi!

フォトギャラリーはこちらから!
(All photos by Nishioka Kiyoshi

まとめ

当初この時期にイベント開催ということで不安もありましたが、地元パートナーの皆さんのおかげでこうして開催することができて改めて地元パワーに感謝です。
ロケハン、打ち合わせで何度も奈良に通い、地元の方々と集い、話し、飲み、笑い、色々思うことがありました。
作品を通して共通するのは、人を大切にする「奈良らしさ」が溢れていたこと。
大手企業が来て、ぼーっんと大きなものを作るのではなく、人と人とが繋がりの中で大切に育んで温められたもので街が成り立っているような、「丁寧なもの」が奈良にはたくさんありました。
そして、幸せの尺度とか私が言うとおこがましいですが、その測り方を自分の中に明確に持ってる方が奈良にはとてもたくさんいると素直に感じたのが個人的な印象でした。
人を大切にする地元の人たちの「丁寧なアイディア」が会場全体を包んだ、真冬なのに温かい一日でした。
参加の皆さん本当にありがとうございました◎

集合写真パチリ!
All photos by Nishioka Kiyoshi

当日の作品は、各チームのコメントと共にBehanceページで公開しています。ぜひご覧ください!