ハッピーバースデー、Illustrator!おかげさまで30周年

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Illustrator30周年を祝いする「Illustrator30_30」の連載がスタート!

さまざまなジャンルでIllustratorをクリエイティブの味方として活用する、30代までの若手クリエイター30人を連載でご紹介します。

また、Illustrator30周年記念のCC道場のアーカイブはこちらから…

アドビの岩本です。みなさんこんにちは。

Adobe Illustratorは今年、リリースから「30周年」という記念すべき年を迎えました!
PostScriptからAdobeの歴史はスタートしました。次にリリースしたのがIllustratorです。
正式な誕生日は「1987年3月19日」初のPostScript専用ベクターツール「Adobe Illustrator 1.0」がリリースされました。
世界の皆様に愛していただいているIllustratorですが、特に日本のユーザーにファンが多く、今日まで支えられています。
デザイン、DTPの業界はもちろん、Webやビデオ、様々な商品パッケージ、電車の車内広告、街のサイングラフィックなど、日々目にするモノの多くは、Illustratorで作成をしていただいております。
これからも皆様とともに歩む「Illustrator」をよろしくお願いします。
この30周年をお祝いする企画も進んでおり、準備でき次第このブログでも紹介します。
USでも下記内容がブログに掲載されています。翻訳は下記。

ハッピーバースデー、Illustrator
1987年は、DTP(英語)とデザインの新しい時代の幕開けでした。Adobe Illustratorという当時あまり知られていなかったデザインツールは、グラフィックデザインに変革をもたらし、クリエイターはベクターアートワ ークを制作して公開できるようになりました。現在、毎月1億8000万点以上のグラフィックがIllustrator CCを使用して作成されており、Illustratorで作られたグラフィックを見ない日は無いと言っても過言ではないでしょう。

 

アドビの共同創設者ジョン ワーノック(John Warnock)は、次のように述べました。「『今や誰でもデザイン制作できる時代なので、デザインは廃れてしまうだろう』と周りの人は言います。しかし、デザインには限りの無い可能性があります。ユーザーの中にある無限の創造力を引き出し実現できるツールが、Illustratorなのです。」
30年前、Illustratorの登場によって、クリエイターはイメージに沿った繊細でクオリティの高いデジタルアートワークを制作できるようになりました。そしてそれ以降、誰もがグラフィックデザインを自由に行えるよう、機能強化と環境を作ってきました。アートボードが導入され、クリエイターは印刷や画面のサイズに合わせてデザインを柔軟に変更できるようになりました。ライブコーナーライブシェイプを利用すれば、オブジェクトの幅、高さ、コーナー半径などのプロパティを直接操作できます。

また、この数年で行われた大きなバージョンアップの一部は、ユーザーからの要望に応えるかたちで実現しました。たとえば、64-bitへの移行(英語) と GPU レンダリングにより、レンダリングの速度がおよそ10倍になるなど、より使いやすさを追求しています。
Illustrator CCの歴史はすべてユーザーの皆さんによって作られてきました。我々アドビはフォーラムイベント、フォーカスグループなどからユーザーの声を聞き、情報を得ながら、最高の作品を制作するツールとしてブラッシュアップしていっています。以下は、ユーザーのみなさんから要望をいただき機能を実装した一例です。

これからは、マルチチャネル、マルチスクリーン
現在のユーザーは、PCやスマートフォンなど、様々なデバイス(英語)からコンテンツにアクセスします。そして、そういった環境に対応する素材を効率的に制作できる方法を求めてきました。このため、昨年アドビはアセットの書き出し(英語)機能を開発し、様々なサイズや形式の保存や書き出しが、1回の操作でできるようになりました。

Webデザインおよび体験的なデザインの強化
グラフィックデザインは、印刷物だけでなく、同時にマルチスクリーンへの対応が必須となってきており、Web用にもデザイン制作ができるツールが必要となっています。1つのコンテンツが複数のデバイスに合わせてサイズを調整できることは、今やとても重要です。このため、アドビではそのような環境に対応すべく、Web向けのScalable Vector Graphics(.SVG)を開発しました。

最近では、デジタルエクスペリエンスのプロトタイプをすぐに作成することの重要性が高まっています。これにより、デザイン、プロトタイプ作成、共有ができるツール、オールインワンのアプリケーションであるAdobe XDの開発に至りました。

クラウドでのコラボレーションとモビリティ
最後に、ユーザーから伝えられたワークフローの課題です。共通のアセット(グラフィック、カラー、文字スタイル、スタイルガイドなど)を共有または保持すると、メールのやり取りが長く続いたり、ネットワーク上で継続的なバージョン管理が必要な場合があります。長年にわたって、アドビチームは、IllustratorとCreative Cloudの統合に向けて莫大なリソースと時間をかけてきました。その結果、いまでは、Illustrator CCを使用しているクリエイターは、Creative Cloudを利用してチームで共有、編集、共同作業ができるようになりました。
30年前の公開以来、Illustrator CCは数々の進化を遂げてきました。皆様のフィードバックを基に、これからも進化を続けます。次にIllustrator CCに欲しい機能はどのようなものでしょうか?

ご意見ご要望をお聞かせください

 

上記翻訳記事は、米国時間の2017/3/1、Adobe Creative Cloud Blog に公開された、Happy Birthday, Illustrator!(著者:)を翻訳したものです。

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Takashi Iwamoto

アドビ システムズ株式会社 / フィールドプロダクトマネージャー /

2004年にアドビ システムズ社に入社。Illustrator、InDesignなどの、DTPデザインツールを担当。一貫して広くデザイン、印刷市場へ最新製品を訴求。担当製品も多く、デザインに深く関わるフォントや、コードを書かずにWebサイト作成が可能なAdobe Museも担当。本人曰くわかりやすい説明を信条としている。