「デザインする、すべての人に」新しいIllustrator CC、InDesign CCを本日より提供!#AdobeMAX #AdobeMAXJP

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本日、米国で開催されるAdobe MAX 2017に合わせて、新しいIllustratorInDesignがリリースされました。Creative Cloudデスクトップツールより、新しいバージョンのアップデータをお受け取りいただけます。毎度のご案内ですが、アップデート時に現行のバージョンを残すか、アンインストールするかを選択いただけます。ご自身の制作環境、お仕事のタイミングに合わせて選択ください。

今回のリリースの総括からお話すると、現代のデザイナーが求める様々な表現を実現するための機能強化、中には新しくXD CC、Dimensionといったアプリケーションも誕生しました。

デザイナーという職業は今やグラフィックデザインにとどまらずとても幅広く、新たな分野のデザイナーも数多く活躍しています。今後も世の中の必然に合わせて最適なコンテンツ、新しいジャンルのデザインが出現してくるでしょう…5年、10年、さらに先を見据えた「新しいデザイン」の創出を私たちは常に支え続けていきたいと考えていますし、デザイナーの皆さんのクリエイティビティが進化していくのと同時に、Creative Cloudもどんどんそれに最適化していきます。

そんなCreative Cloudを通して提供される数々の製品の中で一番歴史があり、先輩!?アプリケーションである我らがIllustrator。さて、今回はどんな進化を見せてくれるのでしょうか。

Adobe Illustrator CC

表現の拡張と効率向上

パペットワープツール

Illustratorで描かれたイラストに命を吹き込むような機能が追加されました。パペットワープツールといいます。(Photoshopでおなじみの方も多いかと思います。)

ピンを配置して…
ぐいっと変形

イラストのバランスを保ちつつ、形状を変更。これまでは細かなアンカーポイントの選択とアンカーごとの調整が必要でした。イラストの表現パターンをラクに展開できるのも嬉しいですね。

プロパティパネル

聞いたことがあるようで、無かった新パネルを増設。これまでメニュー、環境設定、パネルの奥深くから呼び出していた「しょっちゅう設定する項目」をまとめました。さらに作業状況ごとに、最適なコントロール画面に切り替わります。傍に常にこのパネルを置いておいてください。作業のスピードアップ確実。これはもう手放せません…

何も選択していない状態
オブジェクト選択時
テキスト編集時

アートボード関連

ひと昔前は1ドキュメントに1アートボードだったIllustrator。2017年の今、何と1ドキュメントに1,000枚のアートボードを並べられるようになりました!

複数のアートボードを選択

さらにアートボード関連の細かい(けど重要な)進化です。複数のアートボードを一度に選択できるようになりました。キーを押しながらの操作です。アートボードツールを選択している状態で…

  • Shift キーを押しながら複数アートボードをクリック。
  • Shift キーを押し、アートボード外からカーソルをドラッグして全体を囲むように選択。
  • CtrlCommand+A キーを押して、ドキュメント内のすべてのアートボードを選択できます。

アートボードの整列

アートボードの整列も行えるようになりました。中身のデザインだけでなくアートボードも整然と!これも非常に要望の多かった機能です。

文字関連

バリアブルフォントのサポート

Adobe、Apple、Googleの新しいフォントテクノロジーによる、「ひとつのフォントファイルでありながら複数のフォントのように動作する」バリアブルフォントをサポート。(Photoshopも同様にサポートしています)このテクノロジーについての詳細はTypekitブログでご確認ください。 バリアブルフォント – 柔軟なデザインを可能にする新しい種類のフォント Adobe Typekit Blog

OpenType SVGフォントのサポート

1つの字形に対し、色とグラデーションを指定できる表現力の高いフォント、OpenType SVGフォントがサポートされます。絵文字フォントも多数。様々な合成字形を作成できます。

人物のキャラクターに合わせて、皮膚の色を変更

新しいデバイスへの対応

PC環境も目覚ましい進化を遂げています。Apple、Microsoftの提案する新しい操作手法をIllustratorも完全サポートします。

MacBook ProのTouch Barをサポート

新しい MacBook Pro キーボードの上部にあるマルチタッチディスプレイをサポートします。タップ、ドラッグ、スライドなどのジェスチャーでIllustrator の機能および各設定をTouch Barからコントロールできます。

Microsoft Surface Dialをサポート

Microsoft Surface Dialをネイティブサポート。Windows 10 Anniversary エディション以降または Surface Studioでご使用いただけます。Dial を使用して、Illustrator ドキュメントの設定とパラメーターを調整できます。

Microsoft Surface Dial

その他の機能強化、および変更点についてアドビ公式サイトのIllustratorページでもご確認いただけます。これまでのアップデートの軌跡を振り返って確認できます。


Adobe InDesign CC

ページデザインとレイアウトの業界標準、InDesign。起動画面では今回も印象的なアートが皆さんをお出迎えします。内部調整をし、パフォーマンスが向上。動作がより安定しています。

段落の囲み罫

段落を囲む枠線を作成する機能を標準で追加しました。角丸をカスタマイズも可能。段落に対して印象的な見た目を追加でき、管理も簡単です。設定は「段落パネル」から呼び出します。パネルメニューから、「段落の囲み罫と背景色」から設定します。

囲み罫の作成例
豊富なオプションを用意!

あわせて、段落への書式設定に関連する機能は以下をご確認ください。
InDesign CC ユーザーガイド: 段落の書式設定

オブジェクトの高さと幅のスタイルを一括変更

スタイルを登録して流用するための「オブジェクトスタイル」で、ドキュメント内の全ページのオブジェクトのサイズと位置を設定および変更できるようになりました。文書全体が一括で変更されます。

オブジェクトスタイルダイアログボックスで、位置(X 座標と Y 座標)の値と、オブジェクトのサイズ(高さと幅)を選択および設定できるようになりました

フォント関連

大量のフォントコレクションから使いたいフォントを探し出すのも実は大変な作業です。フォントを選択する際、上部に3つのボタンが並び、Typekit(Tk)、お気に入りフォント(星マーク)などを抽出することができます。さらに「類似」フィルターを使用して、Serif、Sans Serif、手書き風文字などのフォントの分類によって絞り込み、目的のフォントをすぐに見つけることができるようになりました。(欧文フォントのみ対応しています)

これからInDesignを始めたい方にも!豊富なテンプレートをご用意

新規ドキュメントの作成画面から、 Adobe Stockが提供する高品質なテンプレートを取得し、すぐに制作を始めていただくことができます。まずは全ラインナップをご確認ください!日本の美しいデザイン、組版が適用された数々のテンプレートにアクセスできます。こちらは、日本人クリエイターで長く業界をリードする、株式会社エイアールディーの菊池 美範 さんに作成いただきました。(菊池さん、この場をお借りして改めて、御礼申し上げます。ありがとうございました!)

InDesignの新規ドキュメント画面からテンプレートを取得。(無料でお使いいただけます)テンプレートは、Adobe Stockページからもご確認いただけます。

 

その他のアップデートについては、アドビ公式サイトのInDesignページからもご確認いただけます。さっそく制作に取り入れてください。

 


Adobe MAX Japan 2017

現在アメリカで開催中のMAX、2017年11月28日(火)、日本でも開催します!鋭意準備中のこちらのイベント。デザイン製品担当の私、岩本もBREAKOUT セッション一発目で登壇します。(13:50-)

セッションタイトルは「改めてIllustratorやInDesignを学ぶ ここでしか聞けないデザインツール最新情報」スペシャルゲストとして、上記のIllustratorおよびInDesignの高品質テンプレートを多く作成いただいた菊池さんをお呼びしました。イベントを通して、最新のクリエイティブと明日からのお仕事に役立つ情報満載のイベントです。デザイナーの方は是非足を運んでください!

イベントの詳細はこちら:https://www.event-web.net/adobemaxjapan/

 

  AUTHOR

Takashi Iwamoto

アドビ システムズ株式会社 / フィールドプロダクトマネージャー / 2004年にアドビ システムズ社に入社。Illustrator、InDesignなどの、DTPデザインツールを担当。一貫して広くデザイン、印刷市場へ最新製品を訴求。担当製品も多く、デザインに深く関わるフォントや、コードを書かずにWebサイト作成が可能なAdobe Museも担当。本人曰くわかりやすい説明を信条としている。