25周年を迎えたAfter Effects #AE25 #AfterEffects

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After Effectsの生い立ちとハリウッドでの成功、そしてモーショングラフィックスとVFXの未来

生い茂る樹々、血まみれのシーン、巨大恐竜たちが太古の大地を闊歩するさま。1993年6月に公開された映画「ジュラシック・パーク(原題:Jurassic Park)」はそのスリリングなほどに現実感のあるビジュアルエフェクト(VFX)によって、映画産業に革命をもたらしました。その年の1月に公式デビューしたAfter Effectsは、バージョン1.0ゆえに非常にシンプルなソフトウェアではありながら、すでに多くの期待が寄せられていただけでなく、数あるアニメーション制作およびクリエイティブな映像合成アプリケーションのなかでジュラシック・パーク制作チームの要求を満たす唯一のものでした。

バーチャルな世界を構築するためにジュラシック・パーク制作チームが用いたソフトウェアは自社開発のものでしたが、VFXチームが3Dの恐竜と2Dのスケッチを組み合わせてシーンをクイックにプレビューし検討することを可能にしたのはAfter Effectsでした。ジュラシック・パークは以降の映画業界を根本的に変革し、当然のように米アカデミー賞の視覚効果賞、録音賞、音響編集賞を獲得しました。またこの作品は、After Effectsの開発者たちにとっても製品のさらなる進化を決意させる刺激となりました。

1993年以来、映画業界からの要望に応えるためにAdobe After Effects CCは進化し続け、ジュラシック・パークから「ブレードランナー2049(原題:Blade Runner 2049)」までの長きにわたり、映像合成とポストプロダクションの限界を打ち破るためにVFX制作チームにご活用いただいています。その誕生から25周年を迎えるAfter Effectsですが、思えば皆さんが銀幕のマジックを実現するお手伝いを始めてから4半世紀が過ぎたということになります。

After Effectsは常に業界の最先端をいくツールであり、ハリウッド映画から一般的な映像の制作まで、ポストプロダクションにおけるクリエイティブツールの主力となっています。これまでの25年で積み重ねてきたいくつもの大幅な機能強化のおかげで、現在のAfter Effectsは史上最良のバージョンに進化しただけでなく、クリエイティブな実験をおこなうための強力なプラットフォームへと成長しました。

さらに、After Effectsがアーティストが思い描いたデザインの実現を手助けし、そのクリエイティビティが高い評価を集めて権威的な賞を獲得することも珍しくありません。After Effectsは多くのデザイナーにとって、映画芸術の世界で傑出した仕事を達成するためのツールでもあるのです。3月2日(金曜日)にはモーションタイトルデザイナーのダニー ヤング(Danny Young)氏、エリック デミュシー (Eric Demeusy)氏、そしてCantina Creative社のクリエイティブ創業者ステファン ルイス(Stephen Lewis)氏をお迎えし、Facebook上で2つのライブイベントを配信する予定です。

After Effectsの25年:アワード獲得した映画タイトル制作を支える技術

米エミー賞のメインタイトルデザイン優秀賞の受賞者ダニー ヨーント(Danny Yount)氏(「ザ・グリッド(原題:The Grid)」「シックス・フィート・アンダー(原題:Six Feet Under)」)とエリック デミュシー (Eric Demeusy)氏(「ストレンジャー・シングス 未知の世界(原題:Stranger Things)」)をお迎えし、ライブでトークセッションを配信します。デザイン上の課題をどう克服したか、After Effectsを使い彼らのデザイン意図をどう最終的な映像に仕上げたのかについて語っていただきます。ライブ視聴者からのご質問も受け付ける予定です。

配信日:2018年3月2日(金)
時間:午前8時-9時

リンク(英語):https://www.facebook.com/events/791009617765505/

After Effectsの25年:Cantina Creativeがオスカー受賞作を語る

ハリウッドで最も才能ある制作チームのひとつで働くクリエイターとのインタビューをライブ配信します。Cantina Creativeの創業者でクリエイティブディレクターのステファン ルイス (Stephen Lawes)氏に、チームがポストプロダクションおよびVFX作業にどのように取り組んでいるかを伺います。米アカデミー賞受賞の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2)」のモーショングラフィックス制作の舞台裏についてきっとお話いただけるでしょう。ライブ視聴者からのご質問も受け付ける予定です。

配信日:2018年3月2日(金)
時間:午前10時-11時

リンク(英語):https://www.facebook.com/events/568763496835775/

After Effectsの25周年を迎えるにあたり、私たちはAfter Effectsユーザーのコミュニティとのふれあいを積極的に進めていきたいと考えています。ぜひSNSの公式アカウントを通じて新しいテクニックや使える裏技を発見してください。ソフトウェアの歴史について、After Effects開発エンジニアのユニークな側面、そして製品の開発コードネームの由来などのトリビア情報もツイートする予定です。

私たちAfter Effects開発チームは、皆さんが作り出すコンテンツに不可欠なのがクリエイティビティにあることを理解しています。そして、皆さんのようなアーティストがイノベーションの壁を打ち破り、その先へ先へと制作物のレベルを上げていくために必要とされるテクノロジーを提供することで、私たちはお役に立ちたいと強く願っています。この25年で達成したことに私たちは誇りを感じていますが、じつのところ、それよりも価値があると信じるのはまだ目にしたことのない、次世代の創造性や芸術の探求なのです。

After Effectsの25周年に関連したSNS発信を実施しています。また、皆さんの次のクリエイティブプロジェクトをよりイノベーティブにするために、ぜひAfter Effectsの最新機能をチェックしてみてください。

この記事は、2018/2/26にポストされたCelebrating 25 Years of After Effectsを翻訳したものです。

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