Adobe Creative Cloud 映像制作ツール最新機能をIBC 2016で先行公開

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4K、8K、そしてVRまで。様々な映像制作に幅広く対応するAdobe Creative Cloudの映像制作ツールは、まだまだ進化を続けています。

オランダ・アムステルダムで開催されるIBC 2016の開幕に先立ち、現在の、また将来の映像制作をサポートする新機能を数多く先行公開しました。今回のテーマは「Connected Creativity」です。これからの映像制作で、いったい何がつながっていくのでしょうか?

映画『シン・ゴジラ』IBC 2016 アドビブースに!

Adobe MAX Japan 2016でのキーノートでも登壇いただいた、佐藤敦紀 氏による映画『シン・ゴジラ』の編集ワークフローのご紹介が、IBC 2016 アドビブースでも予定されています。お近くの方はぜひアムステルダムまで!!

  • 日時:現地時間9月9日金曜日17:30より
  • 場所:IBC 2016 ホール7 Adobe Systems ブース
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佐藤敦紀 氏・株式会社TMA1 代表取締役

つながるチーム

今回の先行公開で、個人的に最もおすすめしたいのが「チームプロジェクト」です。Adobe Premiere Pro CC、Adobe After Effects CC、そしてAdobe Prelude CCに対応した、チームによる共同製作をサポートする機能となっています。Adobe MAX Japan 2016キーノートにもご登壇いただいた映画「シン・ゴジラ」の編集ワークフローでも、3拠点を結ばれていたことが紹介されましたが、これまでのバージョンでは一つのプロジェクトファイルを同時に複数で開いて作業をすることはできませんでした。

「チームプロジェクト」では、同一のプロジェクトファイルを、異なるツールで共有できるだけでなく、Adobe Creative Cloudのクラウドストレージを利用して、拠点が離れていても複数のメンバーで同時に制作を進めることもできるのです。またクラウドストレージでプロキシ映像の共有もできるほか、素材が各拠点にあるのであれば、それぞれの拠点のローカルストレージのメディアファイルにリンクすることもできます。もちろん、チームプロジェクト内のシーケンスの編集結果を共有すれば即座に反映されますし、同一のシーケンスを同時に作業している場合でも、反映結果をどのように保存するか指定できます。

さらに、「チームプロジェクト」では、バージョニングにも対応しています。メディアブラウザーでチームプロジェクトを選択し、スライダーで過去の状態へさかのぼることも簡単です。

チームでの映像制作を、クラウド環境で実現する「チームプロジェクト」による、つながるワークフローにご期待下さい!

 

もちろん、それぞれのツールも最新技術に対応するべく、大幅に強化されています。

機能をまとめてご紹介しましょう!

Adobe Premiere Pro CC

  • オープンキャプション機能強化
    • ウェブでの動画で重要性を増す、キャプションの表現力が向上しました。
    • 音声に合わせて表示字幕を切り替える作業も直感的になります。
  • HDR10メタデータ対応
    • HDR10に対応、編集だけでなくHDR10メタデータをもつファイル出力にも対応します。
  • VR自動識別
    • 平面視もしくは立体視のVRビデオを自動的に判別、適切に表示されます。

  • Behance出力
    • 世界最大のクリエイティブコミュニティBehanceへの直接出力に対応。
  • Live Textテンプレート
    • Typekitによるフォント同期にも対応する、テキストアニメーションテンプレート。
    • After Effectsのライセンスが無い環境でもインポート。
  • 新ファイルフォーマット対応
  • 新オーディオエフェクト
  • 新GPU高速処理対応エフェクト
  • Apple Metal対応強化
  • グローバルFXミュートボタン
    • シーケンス全体のビデオエフェクトを一括でオンオフ切替。
  • キーボードショートカット設定
    • キーボードレイアウトを表示した分かりやすい設定画面。

Adobe After Effects CC

  • 新3Dレンダリングエンジン「Cinerender」
    • MAXON Cinema 4DのテクノロジーをAfter Effectsに搭載。
    • GPUに依存することなくハイエンド環境からラップトップまで、様々な環境での快適な作業を実現。
    • シェイプレイヤーやテキストレイヤーの、押し出し3Dオブジェクト作成を、After Effects内で完結。

  • 新ビデオ再生アーキテクチャー
  • インタラクティブパフォーマンスの改善
  • GPU高速処理エフェクトの拡張
  • Typekitフォント自動同期
  • 日付と時刻をファイル名に追加するテンプレート
  • マーカーとスクリプティングの機能強化
  • Equirentangular形式(平面視)に対応する360度プリセット
  • タイムリマップの最適化
  • Dynamic Linkのパフォーマンス向上

 

Adobe Character Animator CC(Beta)

  • パペット制作ワークフローの強化
    • PhotoshopやIllsutratorのパペットファイルから、パーツごとに再利用が可能に。
  • アニメーション記録機能の向上
    • グループキーボードトリガーの記録。
    • 詳細な編集オプション。
  • パペットファイルのラウンドトリップ編集(Photoshop/Illustrator)
  • Creative Cloudフォルダー共有
  • 入門ガイドの統合

Adobe Audition CC

  • 入門ガイドの統合

  AUTHOR

Seigo Furuta

アドビ システムズ 株式会社 / フィールドマーケティングマネージャー /
福岡の映像制作会社で技術部と制作部に在籍後、ノンリニア編集システムの経験を活かし、1999年から編集システムメーカーの側でノンリニア編集製品の普及に携わる。2007年10月にアドビ システムズ 株式会社へ入社、マーケティング本部でAdobe Premiere Pro、Adobe After Effectsなど映像制作ツールを担当。