Adobe AppBox Awards 2014 受賞作品 – 最優秀賞は「Ikesu」

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水族館での体験をスマホに入れて持ち帰る体験持続型アプリ「Ikesu」が最優秀賞を獲得

Adobe AppBoxに登録されたAdobe AIR/PhoneGapアプリを対象としたアワード「Adobe AppBox Awards」、2014年度の優秀作品が決定いたしました!その栄誉を称え、素晴らしい作品たちをここに紹介します。

どのアプリも、ユーザを惹きつけ、満足させるために色々な工夫がほどこされています。ぜひ、実際に触ってその魅力を体感してください。なお、「Adobe AppBox Awards 2014の表彰式」の模様は、Ustreamにてご覧いただけます。

最優秀賞「Ikesu」by 株式会社ブリリアントサービス & 株式会社ツクロア

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【アプリの概要】

Ikesuは水族館に特化したスタンプラリーアプリです。来館者がスマートフォンで水槽のタグにタッチすると、水槽の魚がスマートフォンの中の水槽に入ってきます。アプリの「図鑑」コーナーでは、水族館内でまだ見ていない魚を調べたり、水槽の中の魚の情報を見たりすることができます。

また、水族館から帰った後でも、アプリ上で自分好みの水槽を作ったり、それをSNSで自慢したりして楽しめます。水族館側はIkesuを導入することにより、来館者にまんべんなく水槽を見てもらえたり、帰宅後もプッシュ通知で水族館の宣伝ができたりとO2O(Online to Offline)ツールとして使えます。さらに、多くタッチされた曜日や時間帯といった情報を取得できるので、それをもとにイベントを行ったりするなど、マーケティングツールとしても使えます。

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【開発時に努力した点】

「タッチすると魚が得られる」という体験が快感になるよう大げさな表現を取り入れました。そのおかげで、もっとタッチしたいと思わせるだけでなく、それを見ていた周りの人にもタッチしてみたいと思わせることにも繋がり、参加者が増えた要因になったと思います。

展示を開始した当初、問題になったのは電波不良による体験の低下でした。水族館は基本的に室内なので電波の悪い場所がいくつも存在します。この問題を解決するために、データはなるべくアプリ内に持つようにし、更新頻度の高いデータは更新された際に内部のデータを上書きするようにし、電波が届かなくても最低限楽しめるように工夫しました。

【使用ツール】

Fireworks
Photoshop
Flash Professional
Adobe AIR
ActionScript 3.0
ネイティブ拡張(ANE)

【審査員のコメント】

林 信行 氏
今、スマートフォンのイノベーションはどんどん画面の外に飛び出し始めている。まさにそんな最先端トレンドを先取りした作品。ただトレンドを先取りしたというだけではなく、一度見て「きれいだった。楽しかった」で終わってしまいがちな水族館での体験を、そのままスマートフォンに入れて持ち帰り関係性を継続する、というコンセプトは今後、他の施設アプリにも大きなヒントを与えそうだ。

渡辺 友太 氏
子供だけでなく大人も楽しめる、非常に完成度の高いアプリです。水族館から帰ってきた後も遊べる、そしてもう一度水族館に行きたくなる仕掛けも素晴らしいと思いました。すでに海遊館やサンシャイン水族館での展示実績がありますが、今後もぜひ展開していただきたいです。

馬場 静樹 氏
スマートフォンが普及する中で、スマホアプリの可能性、有用性を実感させられる。水族館に付加価値を与え、行く機会を提供するというだけでなく、水族館で実際に見た魚を(ICタグやQRコードによって)仮想的に収集することで、まったく新しい体験やメディアサービスを提供できる。そう考えただけで、わくわくさせてくれるアプリだ。

星野 健一 氏
スマートフォンというデバイスに特徴的な機能を組み合わせて、新しい体験を生み出している。一つひとつの機能の使い方はオーソドックスだが、奇をてらわず丁寧に実装されていて、無駄なく美しいアプリになっている。これからも日本中の水族館で展示をして、ユーザが体験できるチャンスを増やしていってもらいたい。

有川 榮一 氏
ネイティブ拡張でICタグやQRコードに対応している点とコンテンツの連動の部分を技術的に高く評価しました。そして、水族館で魚を手に入れて家に持ち帰って遊べるというだけでなく、コレクション性もあるので、子供だけでなく大人も楽しめる点に魅力を感じました。総合的にグランプリにふさわしいアプリだと思いました。また今後、iBeaconを使った機能の追加など、次なる進化にも期待できるアプリだと思います。

沖 良矢 氏
水族館の拡張として大変興味深い試みです。現地での情報提供だけに留まらず、そこで体験したことをいつでもどこでも振り返ることができる水槽機能には新しい可能性を感じます。また、老若男女に受け入れられるであろう、シンプルで、美しく、操作しやすいUIも大きな評価ポイントでした。

長藤 寛和 氏
UIやイラスト、アイコンのすべてにおいて、非常に細かいところまで丁寧に作りこまれていて好感が持てました。情報を取得するだけでなく、水槽をカスタマイズして楽しめる仕組みなど、こういった集客アプリが色々な施設で扱われるようになると楽しいですね。

上条 晃宏 氏
残念ながら実際に現場で試すことはできませんでしたが(笑)、スマートフォンを道具として使うという発想とそのアプリとしてのまとめ方、また、iOSとAndroidに対応しながらもNFCをAdobe AIRから使いこなす技術力が高い評価につながりました。

仲尾 毅 氏
先進性、インタラクティビティ、クオリティ、そして楽しさ、すべてを満たすアプリです。友達やカップル、親子同士で水族館で盛り上がる様子が目に浮かびます。

西山 正一 氏
O2Oの模範的なサービス! スマートフォンの操作に慣れていない人でもスムーズに利用できるように設計されたユーザビリティ、施設内(水族館)を巡回したくなる仕組み作り、施設外(帰宅後)でもエンゲージメントが継続する仕組み作り、いずれもよく考えられていると思います。この仕組みを応用したサービスを色々と想像するのも楽しいですね。


ユーモア賞「こんなフリーキックはイヤだ」by 株式会社ハップ

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【アプリの概要】

フリーキックを決めまくるサッカーゲームです。

しかしゴールを守るディフェンダーは…。

普通のサッカーゲームとはちょっと違い、謎解きやお笑い要素もある楽しいアプリです。

【開発時に努力した点】

フリーキックのパターンは全部で60以上あり、そのアイデアを考えるのに苦労しました。また海外展開も意識し、できるだけ言葉に頼らず“絵”と“動き”だけで伝わる表現を心掛けました。その甲斐もあり、イタリアで総合無料1位になるなど、全世界で多くダウンロードされました。

【使用ツール】

Flash Professional
Adobe AIR

【審査員のコメント】

長藤 寛和 氏
シンプルな操作のゲームですが、ゴールを守る様々な発想力に脱帽しました。ゲームのテンポやイラストもよく、個人的に一番友人に薦めたくなった作品でした。

沖 良矢 氏
いにしえのFlashユーザには懐かしい、Han HoogerbruggeやOTOGAI.COMを彷彿とさせるシュールな世界観に思わず笑みが浮かびます。各ステージの作り込みとセンス、世界中に通用する“サッカー”というテーマのチョイスが絶妙です。個人的には、設定アイコンに隠された遊び心もツボでした。

ユーモア賞 次点「トースト少女」by 株式会社ハップ

【アプリの概要】

恋愛ランアクション! 通学アドベンチャー!

【審査員のコメント】

馬場 静樹 氏
審査会で最も盛り上がっていたアプリの一つ。言ってしまえば単純な「避けゲー」「攻撃できないゼビウス」だが、少女が寝坊して起きるという、あまりにもお約束なオープニングに「くっだらねー」と苦笑いしてしまったら、このアプリの術中にはまった証拠。作者の方には、アプリ解説に書かれた「恋愛ランアクション」「通学アドベンチャー」という分野を、今後、より深く掘り下げていっていただきたい。


ゲーム賞「RDBK」by NEKOGAMES

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【アプリの概要】

ブロック崩しです。今までのブロック崩しでは、序盤のボールの速度が遅いときのプレイが緩慢になりがちという問題がありました。それを解消するために、序盤からパドルではじいたボールは超高速で移動しますが、パドルへ近づくと通常速度に減速します。

また、アイテムなどの要素は省き、あくまでパドルでボールを反射させるゲーム性の本質をストイックに堪能できるゲームとなっています。

【開発時に努力した点】

ワイヤーフレームの3Dの背景、ブロックを崩したときや壁で反射した時のグリッドエフェクト、ボールをパドルで返したときにボールの軌道に表示される煙のようなエフェクト。こうしたゲームの世界観を表現するグラフィックエフェクトを利用して、画面の密度と処理速度の調整をしました。

【使用ツール】

Flash Professional
Flash Develop
Starling

【審査員のコメント】

沖 良矢 氏
コンピューターが平手でプロ棋士に勝つようになった現代。棋士の最高峰に君臨する羽生善治は、「将棋がコンピューターによって完全解明されてしまったら、どうするんですか?」と聞かれ、こう言っています。「そのときは桂馬が横に飛ぶとかルールを少しだけ変えればいいんです」 本アプリは、ブロック崩しのルールをひっくり返すことによって、見事に独自性と新規性を得ています。

星野 健一 氏
「ブロック崩し」というゲーム史の中で最初期に構築されたシステムに対してまだまだ改良の余地があるのか、と驚かされる。ユーザが直接関与できない、跳ね返したボールが返ってくるまでの時間を短縮することで、スピード感とリズミカルな心地よさを生み出す。ゲーム開発に携わる人間は悔しささえ感じさせられるスマートな作品。

ゲーム賞 次点「SEVEN SEGMENTS」by 中野 亘

【アプリの概要】

シールで隠された0~9のデジタル数字を推理するゲームです。シールをはがす回数が少ないほど高得点です。

【審査員のコメント】

渡辺 友太 氏
数独的な要素もありながら、より深く、手軽に楽しめる脳トレゲームです。7セグメントディスプレイを上手に活用した操作感、ゲームアルゴリズムのアイデアが良かったです。


技術賞「Recacon for Android」by 坂庭真悟

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【アプリの概要】

SONYのレンズスタイルカメラ「DSC-QX10」などをリモートコントロールできる多機能アプリです。3分割グリッド表示、インターバル撮影、モーションディテクター(動体検知)、オートブラケティングなど、開発者自身があったらいいなと思った機能を詰め込みました。

実験的な機能として、スマートフォンを介してレンズスタイルカメラとSmartWatchを連携させる機能もついています。SmartWatchにレンズスタイルカメラのライブ映像を表示したり、SmartWatchの画面をタップすることでレンズスタイルカメラのシャッターを切ることもできます。

【開発時に努力した点】

カメラアプリなので操作ボタンがなるべく画面の邪魔にならないように心掛けました。スマートフォンのボリュームボタンを押すことでレンズスタイルカメラのシャッターを切る機能がついており、この機能を実現するためにネイティブ拡張(ANE)を自作して対応しました。ボリュームボタンでの撮影は実際に使ってみて便利だなと実感できたので苦労した甲斐がありました。

SmartWatch連携機能の開発ではライブ映像の画面更新頻度の調整が大変でしたが、Wi-FiとBluetoothで3つの無線機器を連携させるのはとても楽しかったです。

【使用ツール】

Flash Builder
Fireworks

【審査員のコメント】

有川 榮一 氏
SONYのQX10などのデジタルカメラに接続して操作するためにCamera Remote APIを使っている点と、ネイティブ拡張ライブラリを上手く使っている点を技術的に高く評価しました。そして、SONY純正アプリにはない便利な機能をたくさんつけているところが魅力的なアプリだと思いました。

長藤 寛和 氏
デザインの作りこみが若干あまい感じもありますが、SONY純正アプリよりも多機能で面白いアプローチを随所に感じることができました。特に「Wライブビューキャプチャモード」は今までにない新しさがあり、カメラアプリにはまだまだできることがあるんだなと今後のさらなる進化にも期待が持てます。

技術賞 次点「Media-Gather BroadCaster」by 株式会社よんでんメディアワークス

【アプリの概要】

Media-Gather BroadCasterを利用することで、PC(Win/Mac)、Androidスマホ&タブレット、iPhone 4以降、iPad 2以降の内蔵カメラとマイクから、映像と音声をPCやスマートフォンに生放送することができます。なお、Media-Gather BroadCasterをご使用いただくためには、株式会社よんでんメディアワークスが提供している動画管理・配信プラットフォーム(Media-Gather Professional)システムが利用できる環境が必要です。本格的にパソコンからの行うライブ配信用エンコードツールとして、また、移動放送局として、マラソンや運動会など、屋外で行われるイベントなどの様子もリアルタイムに生中継することが可能です。

【審査員のコメント】

有川 榮一 氏
デバイスのカメラとマイクを使ってライブ配信ができる点を技術的に評価しました。このアプリと高機能な動画管理・配信プラットフォームを使えば、色々なシーンでライブ動画配信を行えるアプリだと思います。また、UIはFlexそのままな感じがするのでもっと洗練されると使いやすくなると思いました。


ビジネス賞「さわってうごく数学「AQUAアクア」」by 株式会社エレファンキューブ

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【アプリの概要】

「さわってうごく数学教材」をコンセプトに、インタラクティブなコンテンツによって楽しく学べ、勉強に対する苦手意識を無くし自主的な勉強へと繋げることを狙いとしています。小学校では好きだったのに、中学校になると数学が苦手になった、嫌いになったという方が大勢います。小学校とは違う中学数学は勉強の仕方を変える必要があります。

「AQUAアクア」では、中学以降の数学で苦手としやすい文章題やグラフ、図形の習熟に不可欠な内容を、イメージで深く理解できるよう工夫されており、近年の学習指導要領で重視されている「思考力」「表現力」を育てるのに非常に適しています。

【開発時に努力した点】

たくさん使ってもらうためには、わかりやすくて、また使ってみたくなる教材にする必要がありました。数学を深く理解することができる教材を作りたいとの思いで制作を開始しましたが、勉強が嫌いな人が使って、「またやってみよう!」と思えるようにするためにはどうすればよいか、という点が最も難しい点でした。

数学嫌いな子の気持ちや、そんな子供と接する先生のことを思い浮かべながら、「どうすれば数学が好きになるかな?」「どんな風に見せると、イメージがつかみやすいかな?」「どうすれば、またやりたいと思えるかな?」ということを常に意識して制作しました。

【使用ツール】

Flash Professional
ActionScript 3.0
Adobe AIR
Papervision3D

【審査員のコメント】

上条 晃宏 氏
「AQUAアクア」は、このコンテストとしては新しいジャンルのアプリであったことと、豊富な関連アプリの充実度が評価されての受賞となりました。近日公開予定、あるいは準備中とされているAndroid版やデスクトップ版が、Adobe AIRアプリとして登場することにも期待したいところです。

林 信行 氏
紙メディアでは難しかった、数学における「感性」を養える秀逸アプリ群。立体がどんな複雑な形をしているかは指で触って自由自在に動かせば一発で頭に入るが、紙メディアではそうした伝え方はできなかった。教育機関でタブレットの活用が注目を集めているが、そうした活用の今後に大きなインスピレーションを与えてくれる。

ビジネス賞 次点「Q-Pad PRO アンケート」by Craps-i.B.

【アプリの概要】

いつでもどこでも簡単にアンケート!

ショップやサロンのお客様から意見を聞きたい。
セミナーやイベント会場で感想を聞きたい。
会員や来場者のニーズを知りたい。
旬な意見、生の声や要望を手早く短期間に集めて今後のプランに活かしたい。

用意するのは、「Q-Pad PRO アンケート」をインストールしたiPadだけ!

【審査員のコメント】

林 信行 氏
iPadは実は街頭/店頭アンケートにも最強のツール。しかし、そこに特化したアプリは少なかった。あったとしても見た目が悪く、調査会社の人のデータ入力用には使えても、店頭に置いても顧客の関心を引けないことが多かった。本作は外観にも気を使い、電波状況の悪い環境に配慮しオフラインで使えるようにするなど使い勝手にも気を配った。またサインや絵、図を集計できる「手書き回答」もユニーク。購入してすぐ実用になる。


Cygames賞「星探零式」by NEKOGAMES

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【アプリの概要】

画面内に隠された星を見つけ出すゲームです。星の発見方法はステージによってパズルゲーム、タイミングゲーム、ポイントクリックゲームのように様々です。2007年に第1作目の「星探」が公開されてから今回の星探零式で11作目になります。今回初めてスマホアプリにも対応しました。

【開発時に努力した点】

スマートフォンでアプリをプレイする場合、サウンドを消している場合が多いのではと思いまして、ゲーム中の効果音を擬音(オノマトペ)で表現しました。

【使用ツール】

Flash Professional
Flash Develop

【審査員のコメント】

星野 健一 氏
Flashのブラウザゲームとして開発され世界的にヒットした「星探」がついにスマホアプリになった、というだけでも興奮を隠せない。星を探し出すギミックとして、シリーズを通して相当数の種類が用意されているにも関わらず、まだ新しいアイデアが出てくるのには脱帽する。よりスマートフォンらしいギミックを使った続編をぜひ作ってください。


PhoneGap賞「話題の画像がわかるアプリ-旬な画像を速報でお届け!」by ツイコレ

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【アプリの概要】

「話題の画像がわかるアプリ」は、今TwitterやFacebook、Tumblrで盛り上がっている画像(おもしろ画像、感動画像、新商品画像、衝撃画像など)をリアルタイムで表示します。毎時更新されるランキングコーナーもあり、その日盛り上がってる画像をひと目で確認することができます。
【機能】すべて無料で利用できます。
・1日平均30件(厳選された面白画像)
・アプリ内お気に入り追加機能
・アクセスランキング機能

【使用ツール】

PhoneGap

【審査員のコメント】

馬場 静樹 氏
Twitterなどで話題となっている画像にフォーカスして提供しているWebサービス、そのアプリ版をPhoneGapで制作している。利用者として想定されるティーンエージャーだけでなく幅広い層のユーザでも最初から迷わず操作できるインターフェイスと、画像が多いにも関わらず快適な操作感を実現している。PhoneGapの強みと実力を実感できるということで。

渡辺 友太 氏
Webサービス版のUI/デザインを上手にアプリへ持ち込めていると感じました。クロスプラットフォーム開発環境であるPhoneGapの特性をすでに活かされていると思いますので、ぜひGoogle PlayやWindowsストアにもリリースしていただけると嬉しいです。


AppBox Awards 2014 総評

沖 良矢 氏
アプリを作るだけでそれなりに見てもらえる時代は過ぎ去り、どのようにユーザの暮らしを豊かにするのか、どんな課題を解決するのか、という点が重視されています。そんな中、Adobe AIRやPhoneGapはアプリ開発のプラットフォームとして、様々な開発者に支持され続けている印象を受けました。今後は、さらに幅広い層が参入することを大いに期待しています。じゃないと「ダメよ~ダメダメ」!

渡辺 友太 氏
様々なジャンルから楽しい&面白いアプリが集まり、今回も最後まで選出に迷う審査会でした。クロスプラットフォーム開発環境としてのAdobe AIR、PhoneGapの広がりを感じます。前回に引き続き、2回目の審査会参加となりましたが、回を重ねるごとにレベルが上がってきていますので、次回のAppBox Awardsも楽しみです。

林 信行 氏
昨年まで以上に、今からすぐにでも毎日活用したくなるような実用性の高いアプリが増えてきた。本来は簡単にマルチプラットフォーム対応アプリを作れるのがAdobe AIRの魅力だが、ユーザ体験を重視して、あえて複数プラットフォーム対応ではなく1つのプラットフォームでの体験のブラッシュアップに頑張った応募者が増えているのも興味深い。画面の外との連携は来年以降さらに加速するトレンドだと思って楽しみにしています。

馬場 静樹 氏
もはや技術的な応募条件を忘れるくらいに、幅広く、洗練されたアプリが揃った。一方で、満場一致で審査員を唸らせるような個性と完成度を持った作品がなく、良い意味でも悪い意味でも、洗練された開発プラットフォームになったのだなという印象を受けた。あえてAdobe AIRあるいはPhoneGapで作られたアプリを対象としたアワードということを考えると、古きよきFlashゲームの空気感・世界観を、このスマホ全盛期に堂々と持ち込んだ「こんなフリーキックはイヤだ」や「トースト少女」、「重機vs焼売」などは好印象。審査会での盛り上がりが印象的だった。

長藤 寛和 氏
今回初めて審査員を務めさせていただいたので、今までとの比較はできませんが、面白いものから真面目なものまで多種多様なアプリに驚かされました。企業が作るアプリはさすがにどれもUIデザインが良くできていますが、個人の方のアプリも優れたデザインのものが多い印象でした。次回も驚くようなデザインの作品を期待しています!

星野 健一 氏
初めて参加させていただきましたが、多種多様な作品がエントリーしていることに驚きました。仕事柄、ゲーム作品を中心に見ていましたが、ゲームに限っても様々な作品がありました。特に印象的だったのは、WebのFlashゲームで著名なクリエイターさん達がアプリという形で参加されていることでした。次回もぜひ参加させていただきたいです。

有川 榮一 氏
今回も面白いゲームアプリがいっぱいでやり込みました。面白いアイデアをすぐ形にできるAdobe AIRは、ゲームアプリ開発のプラットフォームとしては最適だなと思いました。また、ネイティブ拡張を使った技術的に高度なアプリが増えてAIRアプリの可能性がさらに広がっていると感じました。

西山 正一 氏
年々レベルが上がっている当アワードですが、昨年は良い意味でAdobe AIRらしくない(Flashっぽくない)アプリが増えてきたと実感しましたが、今年は「アプリの主戦場は完全にモバイルになった」と感じました。また、PhoneGapを使用した作品の登録が少なかった事が気になりました。エンターブライズ案件ではCordovaが利用されるケースが増えてきましたので、今後は当アワードでもCordova/PhoneGapアプリの登録が増えることを期待しています。

轟 啓介 氏
今回のアワード対象61作品中57作品(93%)がモバイルアプリということで、PhoneGapは当然として、AIRアプリもモバイルアプリのプラットフォームとしてとらえられるようになった気がしました。実際、Flash経験者にとってはモバイルアプリの完成までのイメージが湧きやすく、工数見積もりも容易なんだと思います。今後も素晴らしいアイデアを思いついたら、それを実現させやすいAIRを、そしてPhoneGapを使って果敢に試し、AppBoxに登録してください!

Adobe AppBox Awards 2014 審査員:(※ 敬称略)

林 信行(フリージャーナリスト)
渡辺 友太(日本マイクロソフト株式会社)
馬場 静樹(Web Designing 編集長)
星野 健一(株式会社Cygames)
有川 榮一(AKABANA / PhoneGap User Group 代表 / Flex User Group 代表)
沖 良矢(世路庵 / F-Site 代表)
長藤 寛和(株式会社三階ラボ)
上条 晃宏(Cuaoar)
仲尾 毅(アドビ システムズ 株式会社)
西山 正一(アドビ システムズ 株式会社)

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Keisuke Todoroki

アドビ システムズ 株式会社 / デベロッパーマーケティングスペシャリスト。 1999年、早稲田大学理工学部を卒業後、大手印刷会社に勤務。主にEC分野で J2EE開発に携わるが、Flexとの衝撃的な出会いを機にRIAの世界へ。 2008年4月、アドビシステムズ入社。 アドビのWebツール全般のマーケティングを担当。