Adobe XD 2017 April Update

連載  /  

Adobe XDベータ版4月リリース!Windows版が日本語化、マスクやブール演算機能も

BY 公開

この記事は、2017/4/19 にポストされた April Update and What’s Next for Adobe XDを翻訳したものです。

「見えない」Cloud

昨年11月のAdobe MAXで発表したビジョン「デザイナーとデザイナー、ステークホルダー(クライアントやディレクターなどを含めたプロジェクト関係者すべて)、デベロッパー間のリアルタイムのコラボレーションを可能にする最高のクラウド体験を提供する」を実現するための準備を水面下で進めていました。このクラウド体験によって、デスクトップアプリとモバイルアプリはクラウド環境でシームレスに連携され、Adobe XDはそれらのプラットフォーム全体をカバーするエコシステムとなります。

これを実現するための基盤部分は大きく進展しましたが、ユーザーのみなさんからは見えない部分であるため、開発のスピードが落ちていると感じられるかもしれません。しかし、今後数か月にわたり、Visual Versioningを皮切りに、数々のクラウドベースの機能を提供していきます。Visual Versioningは、Adobe XD上で作業した履歴に自由にアクセスして、過去のアセットを再利用できる自動化されたバージョン管理機能です。

Windows版の進展

昨年12月に最初のWindows 10版Adobe XDを発表して以来、毎月のリリースにおいてmacOS版と同等の機能にすることに焦点を当ててきました。本日のアップデートは、すでにmacOS版に搭載されているマスク、ブール演算を追加し、対応言語を拡大しました。来月のリリースでは、レイヤー、共有プロトタイプ内のリンクの更新機能を追加し、その後すぐにシンボル機能を追加する予定です。

以前にもお伝えしたように、Adobe XDは、Universal Windows Platform (UWP) 向けに開発された初のアドビ製品であり、このジャンルのプロ向けデザインツールとしても初のWindows用の製品となります。私たちは、Windowsベースの次世代ハードウェアとデバイスの機能、性能を最大限活用していきますが、最終的な目標は、MacかPCかに関係なく素晴らしいエクスペリエンスを提供することにあります。

今後の予定

Adobe XD開発チームは、みなさんがストレスを感じることなく、よりコンテンツリッチで魅力的なユーザーエクスペリエンスを制作できるように、みなさんのご意見に対応し、毎月XDを改善していくことに努めています。今回、Windows 10版とmacOS版の機能的なギャップが縮まり、クラウド基盤を構築する上で大きな進歩を遂げることができたため、開発チームは再び中核となるデザイン機能に集中できるようになりました。間もなく、Mac版とWindows版の両方に以下のような重要な新機能が追加される予定です。

  • アセットパネル:プロジェクトで使ったシンボル、カラー、文字スタイルにすばやくアクセスし、修正したり、ドキュメントのどこにでも再利用することができます
  • Creative CloudライブラリPhotoshopIllustratorInDesignなどのアプリで使ったビットマップ画像、カラー、文字スタイルを再利用できます
  • Visual Versioning:自動的にバージョン管理される作業履歴に自由にアクセスして、過去のアセットを再利用できます

みなさんから寄せられた機能リクエストにお応えできるよう取り組み、毎月のアップデートで提供していきます。例えば、多く寄せられているご要望の中から、コピー&ペースト時のインタラクションの保存とシンボルの特定のインスタンスのオーバーライドを、間もなく提供します。新機能の追加と、速度と品質に対するこだわりを両立させることがXD本来の機能と使用感を実現する上で重要な要素ですが、時としてこのためにリリースが遅れたり、複雑な機能を段階的にリリースしなければならないことがあります(たとえばシンボル)。

4月リリースの新機能(Windows版)

マスク

Windows版でマスクが利用可能になります。マスクを利用することで、マスクのシェイプと、その中に配置するオブジェクトの両方を正確に制御できます。マスクは、非破壊的な操作であり、ダブルクリックするだけで、マスク自体と、その下にあるシェイプの両方を調整できます。オブジェクトにシェイプを重ねる場合、両方のオブジェクトを選択して、ショートカット(Shift+Ctrl+M)を使えば、重なった形で画像をマスクできます。この操作は右クリックしてコンテキストメニューから実行することもできます。画像をシェイプでマスクしておけば、マスクしたオブジェクトをダブルクリックして、画像の位置を調整できます。

ブール演算

複数のシェイプを選択し、合体、前面オブジェクトで型抜き、交差、中マドのいずれかを選択するだけで、パスの操作ができます。ブール演算も非破壊的な操作であり、ダブルクリックすることで組み合わせたシェイプのすべての要素に個別にアクセスして変更できます。これは、特にアイコンを作成する場合に役に立ちます。

Adobe XD ブール演算

ブラウザーから画像を配置

Web上で理想的な画像を見つけたら、ブラウザーからアートボードにドラッグ、またはコピー&ペーストしてください。画像を既存のオブジェクトにドラッグすると、画像のサイズがオブジェクトに合わせて自動的に調整されます。

日本語と韓国語のサポート

Windows版のAdobe XDが日本語と韓国語にローカライズされました。間もなくフランス語版とドイツ語版も提供開始予定です。

フィードバックのお願い

13か月前にひとつのプラットフォーム向けに最初のベータリリースを公開して以来、みなさんのご意見を参考に機能の適正性と優先順位を判断し、Adobe XDの形が決まりました。UIやUXをデザインする際に直面する課題に対する考えや、困難を解決するために私たちに期待することをお知らせくださいました。ディスカッションフォーラム、UserVoice、Facebook、Twitter、あるいはWeb上のどこに投稿されたかに関係なく、すべてのコメントに(日本語でも!)目を通しています。

継続的な対話

みなさんの成功あってこその私たちの成功です。みなさんとの継続的な対話が重要です。みなさんからリクエストいただいた機能改善や、私たちが水面下で開発に取り組んできた機能を早くリリースしたいと考えています。引き続き、XDへのご要望、またこのようなブログが役に立つかどうかもお聞かせください。

みなさんのご支援に感謝しています。

ソーシャルメディア

アップデート情報は、TwitterでAdobeXDをフォローするか、ハッシュタグ#AdobeXDを入れてツイートしてください。また、Facebookでもご意見をお寄せください。ビデオやアップデートの公開だけでなく、ライブセッション中にはご質問にもお答えします。

Adobe XDを利用しているUXデザイナーもご紹介しています。UXデザインとそのクリエイティブなプロセスをどのようにして始めるかを知り、作品をチェックして参考にしてください。

#MadeWithAdobeXD

Behanceでプロトタイプを共有する際は、忘れずに#MadeWithAdobeXDでタグ付けをして、「使用ツール」から「Adobe Experience Design」を選択してください。Adobe XD Newsletterでご紹介する可能性があります。

  TAGS

  AUTHOR

Keisuke Todoroki

アドビ システムズ 株式会社 / デベロッパーマーケティングスペシャリスト。 1999年、早稲田大学理工学部を卒業後、大手印刷会社に勤務。主にEC分野で J2EE開発に携わるが、Flexとの衝撃的な出会いを機にRIAの世界へ。 2008年4月、アドビシステムズ入社。 アドビのWebツール全般のマーケティングを担当。