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Adobe XD ベータ版リリース!レイヤーパネル、シンボル、コメント機能を追加

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この記事は、2016/11/2にポストされた November Update of Adobe Experience Design CC (Beta) を抄訳したものです。

この記事をご覧の方は、すでにAdobe XDをダウンロードして、3月の最初のプレビュー版リリースから追加された50以上の機能を使って、いくつものデザイン作業をやっつけた方かもしれませんね。しかし、Adobe XDに乗り換えるにはもう少し機能が足りないな、と思っているかもしれません。
今回のリリースから、Macをお使いの方にはAdobe XDをメインで使っていただけるレベルに達したとお伝えします。われわれは、XDがみなさんにとってデザイン、プロトタイプ、コラボレーションのすべてを行える作業環境になってほしいと考えています。

みなさんからのフィードバックにより、今回のAdobe XDでは主に以下の機能を追加しています。

  • レイヤーパネル
  • シンボル
  • 共有プロトタイプのコメント機能

また、9月のプレビュー7で紹介したiOSとAndroid用のXDプレビューアプリもぜひチェックしてみてください。XD上での作業内容がリアルタイムでデバイスの画面上に反映され、プレビューが可能です。まだAdobe XDをお試し頂いていない方やまだこのツールがどんなことができるのかを把握していない方は、こちらのビデオをご覧ください。

今回のリリースで追加された機能

レイヤーパネル

ついにXDにレイヤーパネルが入りました。これにより、アートボード間の移動や、各アートボードにあるオブジェクトの操作も簡単になりました。XDのレイヤーはIllustratorPhotoshopのレイヤー機能を踏襲しつつも、UXデザイン作業のために再設計されたものです。探したいオブジェクトがすぐに見つかるようになっているため、XDでの作業はとても早いものとなります。

  • 画面左下のレイヤーアイコンをクリックすると(Cmd+Y)、レイヤーパネルが左サイドに開き、すべてのアートボードがリスト表示されます。
  • アートボード名の横にあるアイコンをダブルクリックすると、そのアートボードがステージ上に表示されます。
    レイヤーパネルは選択されたアートボード内にあるレイヤーのみを表示する仕様になっています。
  • グループ化されたオブジェクトをダブルクリックすると、グループ内のオブジェクトにアクセスできます。
  • 順番の入れ替え、名前の変更、表示/非表示、書き出し、シンボル化、ロック/ロックの解除など、レイヤーに対する操作がすばやく、そして簡単になります。

シンボル

ユーザーのフィードバックをもとに、Adobe XDにシンボル機能を搭載しました。シンボルは再利用が可能なオブジェクトです。シンボルに変更を加えると、配置されたシンボルすべてにその変更が反映されます。

  • 画面左下のシンボルライブラリアイコンをクリックすると(Shift+Cmd+Y)、シンボルライブラリが開きます。
  • シンボルを作成する方法はいくつかあります。
    • オブジェクトを右クリックして、コンテキストメニューから「シンボルを作成」を選択
    • オブジェクトを選択し、シンボルライブラリで「+」ボタンをクリック
    • キーボードショートカット(Cmd+K)
  • シンボルをダブルクリックすることで、直接編集できます。(この時、独立した編集モードに入ることはありません)
    シンボルへの変更は他のアートボードに配置されたシンボルに対しても直ちに反映されます。
  • シンボルライブラリですべてのシンボルを一覧表示できます。
  • シンボルのインスタンスは、ライブらりパネルからキャンバスにドラッグするだけで作成できます。

共有プロトタイプのコメント機能

これまでのリリースでは、共有プロトタイプを作成してクライアントやディレクター、または他のデザイナーにシェアすることができました。今回のリリースでは、さらにプロトタイプにコメントを付ける機能が追加されました。このコメント機能により、すぐにフィードバックをまとめて得られるようになります。

共有プロトタイプにサインインすればコメントを書き込めます。Creative Cloudデスクトップアプリが新着コメントを知らせてくれます。もうメールを使った回りくどいフィードバックのやり取りとはサヨナラできますね。

iOSやAndroidデバイス上でリアルタイムに、デザインとプロトタイプをプレビュー

前回のAdobe XD プレビュー7のリリースをご存知ない方もいると思うので、改めてAdobe XDのモバイルアプリ(iPhone、iPad、Android *タブレットは後日サポート予定)を紹介します。このモバイルアプリによるプレビュー機能は、スマートフォンをUSBでパソコンに繋げるだけで準備OKです。XDで作成中のデザインのプレビューやインタラクションのテスト、修正の確認がすべてリアルタイムでできます。実際の開発プロセスに進む前に、実機上でのモバイルエクスペリエンスを確認できることは、手戻りによる無駄な時間を排除する非常に強力な手法となります。

Adobe XDのモバイルアプリは、App Store(iOS)、またはGoogle Playストア(Android)からダウンロードできます。

まもなく追加予定の機能

Adobe XDをメインで使っていただけるベータ版をリリースしたわけですが、われわれの開発スピードがこれで落ち着くということではありません。年内に次のアップデートを出しますのでご期待ください。

フィードバック

これまでXDチームにフィードバックを送ってくれた皆さま、まことにありがとうございます!フィードバックという形で継続的にいただくサポートはXDチームにとってとても価値あるものです。その期待に応えるため、そしてより良いツールにするべく開発を続けていきます。ぜひともフィードバックを書き込むサイト User Voiceで、みなさんが欲しい機能の提案や推したい機能への投票、バグ報告などにご協力ください。日本語での書き込みでも大丈夫です!

ソーシャル

リリース情報はツイッターの @AdobeXD をフォローすることでいつでも確認できます。また、ハッシュタグ #AdobeXD を付けてツイートすればXDチームにも届きます。Facebookではライブセッション中の質問に回答したり、解説ビデオやリリース情報も公開しています。

#MadeWithAdobeXD

Behanceでプロトタイプをシェアする際は、タグに #MadeWithAdobeXD を付け、使用ツールに Adobe Experience Design を設定してください。Adobe XDで作成されたSabine SchwarzkopfのTralleyアプリプロジェクトをチェックしてみてください。

Adobe XD プレリリースプログラムへの参加

パブリックプレビュー版が公開される前に、最新のAdobe XDの新機能を試してみたいですか?毎月、こちらの参加申し込みから抽選で50名様にAdobe XDプレリリースプログラムへご案内しています。たとえば、レイヤー、シンボル、Windows版XDなど、いち早くお試しいただくチャンスです。ぜひ、お申し込みください

コミュニティ

Adobe AppBox Awards 2016のXDプロトタイプ部門に向けたXDハッカソンが、コミュニティ主導(アドビサポート)で11/12(土)に渋谷で行われます。

  AUTHOR

Keisuke Todoroki

アドビ システムズ 株式会社 / デベロッパーマーケティングスペシャリスト。 1999年、早稲田大学理工学部を卒業後、大手印刷会社に勤務。主にEC分野で J2EE開発に携わるが、Flexとの衝撃的な出会いを機にRIAの世界へ。 2008年4月、アドビシステムズ入社。 アドビのWebツール全般のマーケティングを担当。