アドビ、最先端の受験に備えるクリエイティブツール講座を早稲田塾「スーパーITプログラム」で実施 #アドビ教育 #AdobeXD

BY 公開

アドビ は、8月15日~25日に開催された、早稲田塾主催(企画:株式会社技術評論社)の高校生向け「スーパー IT プログラム in Fukuoka & Tokyo」 で、プロトタイピングツール「Adobe XD」を活用したクリエイティブツール講座を行いました。本イベントは、今後さらに高度なITリテラシーと創造力が求められていくとされる現代の若者が、大学進学に先立って最先端のITツールを活用、体得し、表現力や問題解決能力を養う目的で行われたものです。応募者の中から選抜された約20名の高校1年から高校3年までの生徒は、アドビのCreative Cloudエバンジェリストである仲尾毅や、ウェブ製品マーケティング担当の轟啓介による講義やワークショップを受講し、プログラム終了時には修了証が授与されました。

高等教育の先も求められる「創造的問題解決能力」
就職人気企業は「クリエイティビティ/創造力」を重視する傾向に

人工知能(AI)の発達にともない、単純作業が自動化される時代において、未来の就業に備えるためにも学生は「創造的問題解決能力」を身に着けることが喫緊の課題とされています。アドビが、2018年7月に発表した調査「新卒採用で企業が重視するスキルについて」では、大学生に人気の就職先である企業各社が、新卒採用時に求めている人材の能力に「クリエイティビティ/創造性」を重視する傾向にあると結果が示されています。また、大学受験におけるセンター試験が廃止となり、2021年から実施される「大学入学共通テスト」でも、今までの教育現場で行われてきた「知識や技能」を伸ばす教育で育まれた能力以外にも、「思考力、判断力、表現力」などのクリエイティブな能力が重視されるようになると言われています。

しかしながら、アドビが過去に行った「学校現場における『創造的問題解決能力』育成に関する調査」では、教育関係者の半数が、今日の教育過程においてクリエイティビティや創造性を育む「創造的問題解決能力」を伸ばす教育があまり重視されていないと回答しており、変わりゆく大学入試への対応や企業の求める人材を育成することが難しいのが現状です。アドビはこのような教育現場の課題に産学一体となって対応していく必要があると考えており、すでにさまざまな教育への取り組みを行っています。早稲田塾の「スーパー IT プログラム」では、プロトタイピングツール「Adobe XD」の活用を通じて、UI/UXデザインの手法を学び、生徒の「表現する力」を伸ばすことを目標として講座を実施しました。

「スーパーITプログラム in Fukuoka&Tokyo」レポート

8月15日に、早稲田塾の大崎品川校で行われた開講式の後、アドビの轟 による、Adobe XDの活用講座が行われました。活用講座での制作テーマは「旅のしおりをアプリにすること」。今回の「スーパーITプログラム」には、福岡での3日間の合宿とフィールドワークの工程が含まれており、飛行機の時間や宿泊先、訪問先やその住所などの情報を生徒個人のスマホで確認できるアプリを作る方法を教えました。轟はまず、世の中で仕事として何かを作る際には、すべての制作過程に「企画 → 設計 → テスト」の工程が発生し、その中でも「企画」に最も時間がかかると説明しました。企画は「目的を明確にすること」で、何のために、誰のために、どんなことを行うのかの目的を明確にしなければ、「アプリを作るのか、印刷物を作るのか、ウェブサイトを作るのか」がわからず次の過程に進めません。今回は、福岡でのフィールドワークがあるので「フィールドワークのために」「自分のために」「旅のしおり(スケジュール)を作る」ことを目的として、自分専用のスマホアプリのプロトタイプを作ることにしました。

Adobe XDでの正方形や丸などのオブジェクトの描き方、オブジェクトの移動の仕方、文字の挿入の仕方や、ショートカットキーの使い方などの基本的なことから説明していきます。それを応用してアイコンを作る方法や、別ページなどで繰り返し使用するアイコンを「アセット」に登録することで、何度も同じアイコンを作らなくてもいい方法などを生徒のペースに合わせて教えました。操作に慣れてきたら、スケジュールなどをAdobe XDの「リピートグリッド機能」を活用して面倒な入力作業を省くという少し難易度の高い技も使ってもらいました。Adobe XDをはじめて使った生徒たちも、CCエバンジェリストの仲尾のサポートで、容易に使いこなすことができました。

生徒たちは約3時間にわたる基礎的な講座から習得したスキルを活用し、好きな写真素材やフォントなどを使って思い思いの表現方法でアプリを作成しました。受講した生徒は、プロトタイピングツールを初めて使い、新しい発見や気づきについて、次のように話ました。「プレゼン資料作成にAdobe XDを使うと聞いたとき、正直、普段使い慣れているアプリケーションを使いたいと思いました。でも、Adobe XDを使いこなしていくことで、単なるプレゼンテーションだけではなく、自分たちが実現したい企画やアプリをわかりやすい表現に落とし込める点に魅力を感じました。プレゼン資料というと、ページを順番に移動させるものと思い込んでいましたが、Adobe XDを使うことで一般的なプレゼン資料だけではなく、アプリのプロトタイプなどを盛り込んだり、立体的に伝える表現を実現できました。ぜひまた別の機会でも使ってみたいです」

8月20日~22日に福岡で行われたフィールドワークの1日目には、さくらインターネットをはじめ、注目のIT企業様のオフィスと、官民共働型のスタートアップ支援施設を訪問しました。2日目の午前は、GMOペパボ、ヌーラボを訪問し、午後から仲尾よる、「クリエイティブ」の概念についての講座を行いました。仲尾はそこで、アドビが2016年に発表した「クリエイティブに関する意識調査」より、日本人は自分たちがクリエイティブだとは認識していないけれど、世界からは世界で最もクリエイティブな国だと思われているという調査結果について言及しました。また、アドビのAIであるAdobe Senseiを紹介し、これからの人間は、単純作業をAIに任せてクリエイティブな思考に時間を使うことができるので、思考力を養うことがいかに重要であるかを解説しました。最終日の3日目は、福岡でのフィールドワークで学んだことを「僕たち・私たちが見た『福岡』の魅力と強み ~ICTの観点から、未来につながるヒントを見つける~」をテーマにして、Adobe XDを活用してプレゼンテーション資料を作成し、各チームごとにプレゼンテーションを行いました。

8月25日に行われた、本プログラムのゴールであるプレゼンテーション大会では、「ICT活用で日本を変える〜東京オリンピック、そのあとに」をテーマに、全5チームがここでもAdobe XDを活用して作成したプレゼンテーションを披露し、最優秀プレゼン賞とスタートアップ賞の2つの賞の表彰が行われました。

最優秀プレゼン賞には、「民泊」をテーマに取り上げたチーム「Fukuoka Boys」が選ばれました。同チームは、テーマ設定に加えて、会場を巻き込むプレゼンスタイル、さらにAdobe XDの特徴の1つである「プロトタイプ制作」を発表資料に追加することで、他のチームよりも1つ上のレベルでのプレゼンテーションを行いました。

とくに企画した民泊サポートスマホアプリのプロトタイプは、そのまま製品提案資料に使えるのではと思わせるほどの出来栄えで、本プログラムコーディネーターの株式会社技術評論社馮富久氏、また、馮氏ともに最終プレゼン大会の審査を行ったインテリジェントネット株式会社代表取締役社長 和田嘉弘氏の両名が唸るものでした。同日行われた修了式では、本プログラムの修了証が全員に手渡され、2018年の スーパーITプログラムすべての講義を終えました。

アドビの 轟 は、講座を終えたあと、以下のようにコメントしました。「デジタルネイティブと呼ばれる現代の若者がこれから社会に出るにあたって、社会から期待される能力は昔と現在とではまったく異なります。知識と呼ばれるものがウェブ検索ですぐに見つかる時代において、若者に求められる能力は、すでに社会に出ている人には備わっていない最新のデジタル環境への適応力であり、新しいデジタルの力を活用した柔軟な表現力が求められています。Adobe XDに限らず、紙とペン以外で思考を表現するデジタルツールを活用して、若者ならではの発想力で今までにない新しい表現がうまれ、それがグローバルに波及していく未来を期待しています。」

 

アドビの小中高向け教育への取り組みはコチラをご覧ください。また、一般大学向け教育への取り組みはコチラをご覧ください。