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日本特有のニーズを取り込みながら電子サイン市場の拡大を目指す

米国アドビ システムズ Adobe Document Cloud プロダクトマネジメント部門 ディレクター Mangesh Bhandarkar (マンゲッシュ バンダーカー)(左) アドビ システムズ 株式会社 Adobe Sign プロダクトマネージャー Tarek Alawdeen(タレック アラウディーン)(右)   アドビは昨年秋からAdobe Document Cloudによる法人ビジネスを強化しています。その中心的役割を果たしている製品の一つが「Adobe Sign」です。今回は米国本社Adobe Document Cloud担当ディレクターのマンゲッシュ バンダーカー、および日本法人でAdobe Signプロダクトマネージャーを務めるタレック アラウディーンより、日本市場における取り組みについて紹介します。  

日本独自のニーズを理解するための体制を構築

バンダーカー 私たちプロダクトマネジメント部門は、お客様と弊社の製品開発部門の橋渡し役を担っています。お客様がAdobe Signに何を望んでいるのかを理解し、それを具体的な機能として反映できるように情報共有することが私たちのミッションです。同時に製品の将来的な方向性やビジョンを描くことも重要な仕事のひとつになります。   Adobe Signはグローバル市場を対象にした製品ですが、同時に各国特有のニーズも取り込みながら製品を開発しています。   電子サイン市場は米国が最も大きく、その普及率は25~30%と言われています。主に顧客との契約、採用などの人事関連、ベンダーとの取引、法的文書などに利用されており、ビジネスを変革するプラットフォームとして活用されています。次に英国や豪州で導入が進んでいますが、これらの国々では電子サインの法制度がすでに整備されていることが普及の要因となっています。さらに欧州では電子署名・電子認証に関する標準規格「eIDAS」が策定されるなど、今後の普及に期待が集まっています。   一方、日本では最近になって電子サイン市場が少しずつ動き始めているところです。特に社内の承認プロセスでは、それほど抵抗なく導入されているようです。ただし顧客との契約は対面で交わすことが一般的であるため、欧米と同様に普及するにはもう少し時間がかかりそうです。   アドビではAdobe Signによる電子サイン市場の拡大を目指すために、日本にもプロダクトマネジメント部門を設置する体制を敷きました。署名・承認に関して、世界とは異なる日本独自の文化を知る必要があります。また日本はアドビにとって重要な市場であり、日本のお客様と直接お話ができるエキスパートがいることは、製品だけでなくビジネスを進化させていくためにも非常に重要だと考えています。これが日本にプロダクトマネージャーを置いている理由であり、日本のお客様を理解する上で大きな効果が得られています。    

承認プロセスをデジタル化するメリットを提案

アラウディーン 私は2017年1月、日本におけるAdobe Sign プロダクトマネージャーとして着任しました。日本のお客様から短期的あるいは中長期的なニーズをうかがい、米国本社に伝えるとともに、日本の営業部門と開発部門とのインターフェースの役割を担当しています。   現在は電子サインや承認プロセス、ワークフローに関する知識や情報をコンサルティングという形でお客様に提供しています。日本のお客様は承認プロセスを紙で運用していることが多く、それをデジタル化することによって得られるメリット ―― たとえばAdobe Signによって承認プロセスの安全性や証憑性が高まるといった利点を説明するとともに、お客様のニーズに近い活用事例を紹介するといった活動をしています。   活動の中で感じたのは、日本のお客様の場合、業務部門によってマインドセットに差があるということです。ある業務部門では承認プロセスのデジタル化が有効だと思っているのに、別の業務部門では価値を感じていないといったケースがよく見受けられます。そういったときの社内調整の仕方や法的規制への対応とともに、Adobe Signの導入メリットをお伝えしています。導入に前向きなお客様からは、利用中の各種システムとのシームレスな連携をどのように開発するかといった、具体的な質問も数多く寄せられるようになりました。   一方、日本には電子サインではなく“印鑑を押す”という習慣があります。これについては日本から製品開発部門へフィードバックし、次期バージョンにおいて印鑑に対応する機能が実装されることが決定しています。ただし、国のガイドラインでは押印せずに承認するワークフローも認められているので、その利用の仕方についても啓蒙を続けていきます。   バンダーカーからも申し上げましたが、アドビにとって日本は非常に大切な市場です。これからもAdobe Signによってドキュメントワークフローのデジタル化を推進し、より多くのお客様のビジネス変革、生産性向上、イノベーションをお手伝いしていきたいと考えています。  
Author: Date Created: Headline:「ドキュメントソリューションによる顧客体験向上サポーターに聞く」第4回:「Adobe Sign」プロダクトマネジメント部門の責任者が語る日本市場 Publisher: Image: Date Modified:June 19, 2017

Adobe Document Cloud – Japan

電子文書管理とワークフロー効率化の向上におけるインサイト、トレンドおよびニュース

June 19, 2017 /

「ドキュメントソリューションによる顧客体験向上サポーターに聞く」第4回:「Adobe Sign」プロダクトマネジメント部門の責任者が語る日本市場

日本特有のニーズを取り込みながら電子サイン市場の拡大を目指す

米国アドビ システムズ
Adobe Document Cloud
プロダクトマネジメント部門
ディレクター
Mangesh Bhandarkar (マンゲッシュ バンダーカー)(左)

アドビ システムズ 株式会社
Adobe Sign プロダクトマネージャー
Tarek Alawdeen(タレック アラウディーン)(右)

 

アドビは昨年秋からAdobe Document Cloudによる法人ビジネスを強化しています。その中心的役割を果たしている製品の一つが「Adobe Sign」です。今回は米国本社Adobe Document Cloud担当ディレクターのマンゲッシュ バンダーカー、および日本法人でAdobe Signプロダクトマネージャーを務めるタレック アラウディーンより、日本市場における取り組みについて紹介します。

 

日本独自のニーズを理解するための体制を構築

バンダーカー 私たちプロダクトマネジメント部門は、お客様と弊社の製品開発部門の橋渡し役を担っています。お客様がAdobe Signに何を望んでいるのかを理解し、それを具体的な機能として反映できるように情報共有することが私たちのミッションです。同時に製品の将来的な方向性やビジョンを描くことも重要な仕事のひとつになります。

 

Adobe Signはグローバル市場を対象にした製品ですが、同時に各国特有のニーズも取り込みながら製品を開発しています。

 

電子サイン市場は米国が最も大きく、その普及率は25~30%と言われています。主に顧客との契約、採用などの人事関連、ベンダーとの取引、法的文書などに利用されており、ビジネスを変革するプラットフォームとして活用されています。次に英国や豪州で導入が進んでいますが、これらの国々では電子サインの法制度がすでに整備されていることが普及の要因となっています。さらに欧州では電子署名・電子認証に関する標準規格「eIDAS」が策定されるなど、今後の普及に期待が集まっています。

 

一方、日本では最近になって電子サイン市場が少しずつ動き始めているところです。特に社内の承認プロセスでは、それほど抵抗なく導入されているようです。ただし顧客との契約は対面で交わすことが一般的であるため、欧米と同様に普及するにはもう少し時間がかかりそうです。

 

アドビではAdobe Signによる電子サイン市場の拡大を目指すために、日本にもプロダクトマネジメント部門を設置する体制を敷きました。署名・承認に関して、世界とは異なる日本独自の文化を知る必要があります。また日本はアドビにとって重要な市場であり、日本のお客様と直接お話ができるエキスパートがいることは、製品だけでなくビジネスを進化させていくためにも非常に重要だと考えています。これが日本にプロダクトマネージャーを置いている理由であり、日本のお客様を理解する上で大きな効果が得られています。

 

 

承認プロセスをデジタル化するメリットを提案

アラウディーン 私は2017年1月、日本におけるAdobe Sign プロダクトマネージャーとして着任しました。日本のお客様から短期的あるいは中長期的なニーズをうかがい、米国本社に伝えるとともに、日本の営業部門と開発部門とのインターフェースの役割を担当しています。

 

現在は電子サインや承認プロセス、ワークフローに関する知識や情報をコンサルティングという形でお客様に提供しています。日本のお客様は承認プロセスを紙で運用していることが多く、それをデジタル化することによって得られるメリット ―― たとえばAdobe Signによって承認プロセスの安全性や証憑性が高まるといった利点を説明するとともに、お客様のニーズに近い活用事例を紹介するといった活動をしています。

 

活動の中で感じたのは、日本のお客様の場合、業務部門によってマインドセットに差があるということです。ある業務部門では承認プロセスのデジタル化が有効だと思っているのに、別の業務部門では価値を感じていないといったケースがよく見受けられます。そういったときの社内調整の仕方や法的規制への対応とともに、Adobe Signの導入メリットをお伝えしています。導入に前向きなお客様からは、利用中の各種システムとのシームレスな連携をどのように開発するかといった、具体的な質問も数多く寄せられるようになりました。

 

一方、日本には電子サインではなく“印鑑を押す”という習慣があります。これについては日本から製品開発部門へフィードバックし、次期バージョンにおいて印鑑に対応する機能が実装されることが決定しています。ただし、国のガイドラインでは押印せずに承認するワークフローも認められているので、その利用の仕方についても啓蒙を続けていきます。

 

バンダーカーからも申し上げましたが、アドビにとって日本は非常に大切な市場です。これからもAdobe Signによってドキュメントワークフローのデジタル化を推進し、より多くのお客様のビジネス変革、生産性向上、イノベーションをお手伝いしていきたいと考えています。

 

Adobe Experts, Adobe Sign

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