グラフィックを改善するためのデザイン8原則

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この記事は、2016/6/27 にポストされた 8 Basic Design Principles to Help You Create Better Graphics(原文執筆:Amy Copperman)を翻訳したものです。

グラフィックデザインは非常に需要の多いスキルです。見た目が重視されている現代では、広告、Webサイト、ロゴ、動画、Webコンテンツなどで常に質の高いデザインが求められています。プロのデザイナーでなくとも、繰り返しシェアされるコンテンツを作成することは可能です。例えば、スマートフォンの画面を1、2回タップするだけで手持ちの写真にデザイン要素を追加するができます。高度なツールは手段の一つにすぎません。視覚的効果が高いものは何か、なぜメッセージがぼやけてしまうのか、デザインを見る目を養う必要があります。以下に、視覚的要素を活用してグラフィックを作成する際に心にとどめておくべき8つの基本原則をご紹介します。

1. 整列

整列はデザインの重要な基本であり、デザイン要素が相互に違和感なくつながるようにし、すっきり整った見た目にするのに役立ちます。オブジェクトをランダムに並べるのではなく、適切に整列させることで、乱雑な感じがなくなり、すっきりした印象を与えることができます。Spark Postでは、テキストブロックやシェイプを動かしたときにドット入りのラインが出現するため、これに合わせてデザイン要素を相互に、または背景の写真と関連させることができます。テキストやシェイプをデザインの中央に整列させたとき、グラフィック内の他の要素とエッジを合わせたときには、このアプリが知らせてくれます。

@beeheartsyouがAdobe Sparkで作成
@beeheartsyouAdobe Sparkで作成

2. 階層

デザインが複数の要素を含むときは、最も重要なメッセージに注目が集まるようにすることが大切です。これは階層と呼ばれ、大きいフォントサイズや太字を使う、最も重要なメッセージを他の情報より上に置く、フォーカルポイントをシェイプで囲むなど、さまざまな手法があります。
まず何を伝えたいのか、デザインの最終目標は何なのかを考えて、この原則を適用してください。最初に、最も重要な情報を明確にしておかなくてはなりません。例えば、デザインに際して、メインメッセージの引用件数を増やすことを目指し、フォローの手順を伝え、セールの宣伝をしたいとします。その場合、大きなテキストやシェイプを使用してメッセージを目立たせることでフォーカルポイントとして視覚的に確立してから、二次的なメッセージを強くなりすぎないように追加します。メインメッセージのデザインを決めてからテキストを追加し、iOSのDesign Suggestion Wheelで複数要素を一つのデザインにまとめるためのアドバイスを受けるといいでしょう。ソーシャルメディアの場合は、二次的なメッセージをコピーやコメント欄で伝えることができます。
私たちはFacebook Liveに参加し、Sparkチームのプロフェッショナルデザイナーと、デザインにおいて階層をさらに活用するためのさまざまな方法を話し合いました。

3. コントラスト

コントラストは、最も重要なデザイン要素を取り上げ、強調できる、重要なデザイン原則です。コントラストは、黒と白、密集と散在、現代的なものと伝統的なものなど、対立する2つのデザイン要素で生み出すことができます。コントラストを用いることで、デザインの最も重要な部分に注目が集まり、情報が伝わりやすくなります。

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4. 反復

反復はデザインの重要な基礎であり、デザインの全体的な印象を強める役割を果たします。また、反復は異なる要素を結び付けてまとめ、一貫性を保ちます。一貫性と反復は、ブランディングにいて特に重要です。ブランディングには、誰にでもすぐに見分けられる特別なアピアランスが必要であるためです。Planning Prettyのブロガーが、自分の写真を使って一貫性のあるブランドを創出するためにSpark Postをどのように活用しているかをご覧ください(Tips:マスターデザインを作成して、それを複製し、ワンタップでちょっとした修正を加えることができます)。

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このサイトのホームページでは、全ページのトップおよびサイドバーに繰り返しピンクのバーを使用することで一貫性を保っています(上の写真を参照)。
Adobe Sparkでブランディングの機会を増やすことができます!

5. 近接

デザイン要素を近接させることも、ページを整える上で有効です。類似する要素や関連性の高い要素は、その関連性を示すためにグループ化する必要があるためです。デザイン全体を整理するつもりで、そうした要素をまとめるとよいでしょう。並べることを目的としてグループ化する必要はありません。近接は、色、フォント、タイプ、サイズなどの視覚的要素に基づいたグループ化を指す場合もあります。Adobe Sparkの製品ディレクターでありHawkbloggerを支援するBrian Nemhauserが、一貫したシェイプとフォントをグループ化することで選手の実績を強調表示している例をご覧ください。

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Spark Postに関するTips:新しいスタイルを提案しなくても、iOSのDesign Suggestion Wheelなら、ドキュメント内の既存のスタイルに合わせられることをご存じでしょうか。これは、テキストの見た目に一貫性を持たせる最も簡単な方法です。

6. バランス

バランスは、デザインにフォームと安定性を与え、各要素を均等に配分する上で役立ちます。要素を等間隔に並べることによって乱雑な印象がなくなり、プロフェッショナルで魅力的なデザインが生まれます。バランスとは、デザイン要素を全て同じサイズにしたり、ページ全体に均等に配分したりすることではありません。シンメトリーでもアシンメトリーでも構いません。シンメトリーなら左右のバランスを取ってデザイン要素を配置し、アシンメトリーならコントラストを用いてデザインの流れを安定させます(暗い要素があれば明るい要素でバランスを取ります)。
さらにデザインのヒントが必要な場合は#SparkMade galleries!をご覧ください。

7. 色

色はデザインの重要な要素であり、デザインを始める前に慎重に検討する必要があります。色はデザインの雰囲気を大きく左右します。それぞれの色にそれぞれの主張があるためです。緑は営利目的でないことや環境への配慮を、赤は怒りなどの激しい感情を、青は静けさと受容を、黄色は幸福感を連想させます。色を正しく使うために理論を学ぶ必要はありません。Spark Postは、あなたの最初のイメージに基づいて色の組み合わせを提案します。
より見やすくするためには、背景にグラデーションを追加してみましょう。特にテキストを同系色にしているときは、背景にグラデーションを追加すれば、伝えたい言葉を浮かび上がらせることができます。

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8. 余白

デザインの余白部分には、色、テキスト、画像で埋められた部分と同等の重要性があります。ネガティブスペースはシェイプを構成し、最も重要なメッセージを際立たせます。シンプルさが持つ力を軽視してはいけません。

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優れたストーリーテリングを見極める力を身につければ、他者の作品の中に共感できるものを見いだせるようになります。同様に、ビジュアルを見極める力を磨くことは、これらの基本原則を見分けることから始まります。どのようなコンテンツに魅了され、自分もやってみようという気になるのか。どのようなデザイン要素でやる気が起き、どのような失敗でやる気がなくなるのか。こうした問いについて考えるとき、優れたデザインの制作はすでに始まっているのです。

原文執筆:Amy Copperman

POSTED ON 2016.08.17