<活用術>企画書やフライヤーをAcrobatだけで、スタイリッシュに仰天チェンジ!Adobe MAX セッションレポート #AcrobatDC #AdobeMaxJapan

Document Cloud 活用術

2018年11月20日に開催された「Adobe MAX Japan 2018」。デバイスやクラウドを活用して自分自身で時間を好きなようにコントロールし、働き方も”デザイン”する現役の若手アートディレクターである垣田彩水氏を招き、Document Cloudマーケティングの江口美菜子とともに、IllustratorPhotoshopを連携した Acrobat DCによるPDF活用術を紹介するセッション「ワークスタイルもデザイン!その編集、まだIllustratorPhotoshopを使ってるの?現役クリエーターに聞く、これからの制作ディレクションのトレンド!」を行いました。


垣田 彩水 | アートディレクター
イギリスの美術大学(UCA)で、グローバルな視点でメディア&テクノロジーアートを学ぶ。留学中はロンドンから「女子大生目線」で情報を発信し、ロンドン日本人ブロガー1位などに選ばれる。 写真 / 映像 / WEB制作 / イラストレーションを得意とし、現在は、外資系広告代理店でアートディレクターとして幅広いジャンルのディレクションを手がける。 www.amitygraphic.com にてブログ公開中。

クリエイターは時間が足りない!

セッションの冒頭で、「クリエイターたちは、デザインやディレクション以外の作業も多く、時間が足りないことが多いんです」と切り出す垣田氏。例えばクライアントからデザインの依頼をされた場合、Illustratorで作成したデザインをPDFに変換し、それをクライアントにメールで提出し、そのPDFにクライアントから修正コメントが入り、その内容を反映するために元のIllustratorファイルを編集し、それをPDFに変換し・・・といった具合に、最終稿ができるまでの確認作業に多くの時間がとられてしまう課題を指摘しました。

そこで活躍するアプリケーションはアドビ製品で2番目に多く使われているAcrobat DC。「PDFファイルを閲覧・編集する製品として広く知られていますが、実はデザイン制作の現場でも活躍するツールなんです」と江口が説明します。

ステージでデモンストレーションをする垣田彩水氏(左)とアドビの江口美菜子(右)

制作の現場で使えるAcrobat DCの機能とは?

抑えておくべき3つの編集ツール
1. テキスト・フォントの編集
2. Photoshop 連携
3. Illustrator 連携

デモで使用したハンバーガー店のメニューデザイン

通常、デザイナーとアートディレクター間の確認作業では、「ロゴは大きいほうがいい」「写真はもう少し明るく」といった細かい指示を、メールや手書きメモでやり取りをしながら、IllustratorやPhotoshopで修正することになり、作業が煩雑になりがちであると垣田氏は話します。

しかし、Acrobat DCの「PDFを編集」を使えば文字の色・サイズの変更、文字位置の変更が可能になり、自動的にフォントの種類を識別するため、文字の修正も簡単に行えます。「この機能を活用すれば、例えば誤字・脱字を修正するためにわざわざIllustratorを開かなくても、Acrobat DC上で修正できるので、作業効率の向上に役立ちますね」と垣田氏。

「PDFを編集」をクリックし、編集したい箇所を選択するだけで、簡単にPDF上で編集

また、IllustratorやPhotoshopとの連携機能も、Acrobat DCの大きな強みです。例えば「メニューに使われている写真を明るくしたい」という場合には、PDF上の写真を右クリックして、編集に使用するツールとして「Photoshop」をクリックすれば、Photoshopでイメージデータが開かれます。そこで写真を明るくしたり、クロップしたりなどの編集作業を開始でき、編集を保存するとPDF上の写真に自動的に反映されます。写真を探したり、編集した写真に差し替えたりする手間が省けるため、作業効率アップにつながります。

この連携機能はIllustratorでも役立ちます。メニューに使われているフライドポテトのデザインを編集する場合には、編集したいデザインを右クリックし、編集するツールとして「Illustrator」を選択すれば、Illustrator上でVector画像が開かれ、すぐに編集作業を開始できます。Illustratorで編集を終えて保存をすると、自動的にPDF上のデザインに反映されます。


①編集したいイメージを右クリックし、編集に使用するツールとしてIllustratorを選択すると、自動的にIllustratorのプログラムが起動されます
②Illustratorが自動的に起動されます。 ここではフライドポテトのイメージに「B」を加えました。 デザインを変更したら保存します。


③保存すると、自動的にPDF上のイメージも反映されます。

PDFで共有された企画書のデザインを、Acrobat DCだけでスタイリッシュに編集!

さて、ここからは応用編。商品プロモーションの企画書をデザイン視点でブラッシュアップします。ここでも垣田氏がAcrobat DCを使い、限られた時間の中で企画書のデザインを編集する行程を実演しました。

実演を行う前に、「企画に関わっている関係者から、同時並行で意見をもらうことにしましょう」と江口が切り出し、「共有レビュー」を紹介。この機能を使えば、タイムリーに複数のレビュアーからコメントをもらうことができます。

共有レビューを活用すれば、リアルタイムで関係者からコメントを 集めることができ、編集作業に役立てることができます。

今回のシチュエーションでは、PDFの企画書なので、通常であればデザイナーはIllustratorでPDFを開いて編集するか、PowerPointの元データを送ってもらうように依頼して、データを受信してからメールや電話で編集箇所のやりとりを行う、といったように、編集・確認作業には多くの時間がかかってしまう傾向にあります。

しかし、Acrobat DCを使えば、文字編集はもちろんのこと、デザインの編集や、背景の写真の変更も、関係者から意見を聞きながら編集することができます。


編集前
編集後。オレンジ色のフッターを削除したり、フォントや文字の大きさ、 アライメントを編集しています。

前述のように、Acrobat DCはPhotoshopと連携しているため、PDF上の写真も簡単にPhotoshop上で編集することができます。また、イメージのレイアウト編集も簡単にできるので、背景写真も簡単に変更できます。


編集前
編集後。編集したいPDF上の写真を右クリックし、使用するツールからPhotoshopを選択。 写真を暗めに調整し、大胆に背景のイメージとして使用しました。

既にPCに保存されているJPEGなどの画像も、Acrobat DC上にドラッグ&ドロップするだけで簡単に挿入することができます。挿入されたイメージは新しいページとして追加されます。

既存の印象的な画像をPDFのページに追加したい場合は、 ドラッグ&ドロップで簡単に追加できます。

また、グラフの部分の簡単な編集であれば、Acrobat DCの編集機能を活用できます。


編集前
編集後。少しテキストとフォントを修正するだけで、一目で内容がわかりやすくなる。

Acrobat DCには、3Dデータのようなリッチメディアを埋め込むことができます。無料のAcrobat Readerがあれば、特別なソフトウェアをインストールすることなく、インタラクティブな3Dイメージを閲覧することが可能です。リッチなコンテンツを使った印象に残る企画書を作成できます。

マウスでグルグルと回転する3Dデータを追加。また、3Dデータ上の座標ごとにコメントを残すこともできます。

最後にPDFからMicrosoft のPowerPointやWordといったフォーマットに変換する機能を紹介。編集を終えたPDFファイルを、クライアントが編集しやすいように、PowerPointのフォーマットに書き出して送付することも可能です。

PDF フォーマットからPowerPointフォーマットに変更。 フォント、写真も問題なくPowerPoint上で表示され、編集も可能です。

Acrobat DCの活用で制作現場のムダな時間を大幅に削減可能に

このお題を15分程度でクリアした垣田氏。「確認作業には結構多くの時間がかかるので、リアルタイムの共有レビュー機能はとても便利ですね。また、レビューやコメント追記はタブレットやスマホからもできるので、リモートワークをする人には大変便利なのではないでしょうか」とAcrobat DCの使用感を語りました。

PDFのフォーマットは、デバイスやOSの環境に依存せず、デザイン崩れの心配もありません。Microsoft Officeとも互換性があり、IllustratorやPhotoshopともシームレスに連携しているため、とても活用しやすいフォーマットです。Acrobat DCを活用することで、PDFを思い通りに編集し、共有することが可能です。

好きな時に、いつでもどこでも自由にワークスタイルをデザインする働き方の実現に、Acrobat DCを活用してみてはいかがでしょうか。


Acrobat DC、次世代の最高品質PDFソリューション

Acrobat DCは様々な文書業務を支援する協力なツールを備えているだけでなく、Acrobatモバイル版アプリ、Document Cloudとの連携によって、時間や場所にとらわれずにスムーズにやり取りできる環境を提供します。

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POSTED ON 2018.12.7