Pantone・Laurie Pressmanと語る、ソーシャルメディアから拡がるトレンドカラー #AdobeStock

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このほどPantone Color Instituteの色彩のエキスパートに、今夏、トレンドになりそうな色彩は何かを伺ってみました。今回わかったことは、ソーシャルメディアが少なからず流行色を決定づける役割を果たしている、ということ。そこで、デザイナーや企業にとってこれが何を意味するのか、少し掘り下げてみたいと思います。

まずは、Pantone社の副社長Laurie Pressmanから、彼女のチームが世界中のデザインを調査して絞り込んだ以下の明るく鮮やかな色のコレクションを教えていいただきました。

Lime Green、Hawaiian Ocean、Flame Orange、Fuchsia Purple、Cherry Tomato、Blazing Yellow、 Dazzling Blue

「本質主義的に無駄をそぎ落す、という美意識がここ数年見られましたが、人々は新しい喜びや陽気さに満ちたパラダイスを生み出したいと思うようになり、明るく、豊かな色彩を求める傾向が強まっています」とLaurieは説明します。

robertharding / Adobe Stock

Laurieによると、人々が実験的な色や強烈な経験に魅かれる傾向にあるソーシャルメディアがこうした色彩に注目の集まる要因、とのこと。確かに、視覚的に賑やかなソーシャルの世界で、明るい色の大胆な画像は人目を引く力を持ち、色はひとつの自己表現の形になりつつあります。鮮烈な色合いがトレンドになると、さらに多くの人が流行に乗ろうとします。「トレンドは循環しているんです」とLaurieは言います。

強烈な高彩度色のトレンドの発信源はソーシャルメディアですが、現在は小売業界からランウェイ、そしてもちろん Adobe Stock の作品にまで、至るところに広まっています。これは面白い逆転現象で、ほんの数年前までは、ファッションがトレンドカラーを決め、他がそれに追随するという傾向だったそうです。今はソーシャルメディアやその他のデザイン分野がトレンドの一翼を担い、さらにそれを発展させているとのこと。「トラベルからフードまで、さまざまな分野でこうした色彩を目にするようになってきました。最近のカラーインスピレーションの源としては、家具やインテリア、ライフスタイル、美容が挙げられます」。

Felix Meyer / Adobe Stock

ソーシャルメディアの鮮やかな色彩を活用

近頃のソーシャルメディアにインスパイアされた色彩の流行は、美術館や博物館が新たな鑑賞者をどう取り込むかという方針を方向づけています。特に、セルフィーを常に撮りたいという人々の衝動に応えることがポイントです。たとえば、アイスクリームミュージアム。極端に明るい色彩に満ち、セルフィーにぴったりのスプリンクル(製菓用のトッピングシュガー)のプールや巨大なアイスクリームコーンが設置されるなど、色に注目が集まっている今の気分を取り入れています。

BONNINSTUDIO / Stocksy / Adobe Stock

同様にColor Factoryは、体感型の色の展示に取り組んでいます。その最新プロジェクト、Manhattan Color Walk(#ManhattanColorWalk)は、同グループのクリエイティブチームがニューヨークの街を歩き回って集めた鮮やかな265色を愛でるというもの。明るい色で彩られたインスタレーション(「新しい地図」と彼らは呼びます)は、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館の庭にある散歩道を、カラフルなセルフィーが撮れるパーフェクトなスポットに変身させました。

他にも、セルフィーのコンセプトのルーツを追うと共に、色彩豊かな芸術作品と写真に収まる機会を来館者に提供するセルフィーミュージアムなるものまで登場しています。

ユダヤ人博物館のデジタル部門のディレクター、Jia Jia Feiは、こうした展示の背景にある考えについて述べています。「デジタル化以前の時代、写真が伝えていたのは『これが私が見たもの』というメッセージでした。現在は『私はその場にいた。そこまで行って、この目で見て、セルフィーを撮った』というメッセージです」。

Guille Faingold / Stocksy / Adobe Stock

企業もこの流れに加わり、色彩豊かな販売空間の背景や屋外のディスプレイを作っています。Paul SmithのL.A.にある綿菓子のようなピンク色の壁は有名です。NikeはフランスのファッションブランドPigalleや広告制作会社ill-studioとチームを組み、バスケットボールコートをシュールな玉虫色のグラデーションで覆い尽くしました。Gucciの建物の側壁には、やや抑えた色調ながら、ファッショニスタのセルフィーにぴっりの見事な壁画がお目見えしました。

Magnus Kramer / Adobe Stock

ビビッドカラー:デザイナーや企業にとってのポイント

デザイナーや企業は、消費者とのコミュニケーションを深めたり、意識的・無意識的に認知を図ったりする際に、色がパワフルなツールになることを知っています。消費者が今まさに求めていることに応えるには、高彩度色や流行のカラーパレットの楽しい気分や楽観的なムードを取り入れること、とLaurieは勧めています。もし明るい色があなたのブランドに合わないのなら、「背景に小さなアクセントや明るめの陰影を付けるだけでも効果的です」とのこと。

Blend Images / Adobe Stock

鮮やかな色彩が至る所で使用され、ソーシャルメディアから成長するトレンドが増えていることは、興味深い展開です。Adobe Stockは、色の影響がどう変化しているのか、消費者の目を引くために人気カラーを最大限活用するにはどうすればよいのか、クリエーターの方々が理解するサポートをいたします。ビジュアル業界で関心が高まりつつあるものを絶えず発信し、企業やクリエイティブコミュニティが時代を先取りするお手伝いをすることは、私たちの大きな使命であり、Pantoneとの色彩におけるパートナーシップもその一環です。そしてもちろん、私たちも、このような業界のトレンドや洞察を基に、弊社ストックコレクションの発展に取り組んでいます。

Pantoneは現在のカラートレンドが2020年の夏まで続くと予想しています。

dijanato / Stocksy / Adobe Stock

もっと鮮やかな色彩と陽気さに満ちたパラダイスを

アーティストが鮮やかな色彩をどう使いこなしているのか更にご覧になりたい方は、Adobe Stockの特集ギャラリーをぜひご覧ください。また、今回ご紹介したカラーパレットの底流にある現実逃避的な、楽しい要素に惹かれる方は、弊社の最新ビジュアルトレンド、クリエイティブ・リアリティの記事もご一読ください。

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なお、Adobe Stockでは、「通常アセット」と呼ばれる写真やイラストなどが毎月10枚利用いただける年間サブスクリプションが1ヵ月無料となるキャンペーンを引き続き継続中です。PhotoshopIllustratorなどいつものアプリから直接検索でき、高解像度画像への差し替えも一発でできるため、高い作業効率を実現できます。まだの方はこの機会にぜひお試しください。また、ビデオ素材の購入はクレジットパックがお勧めです。Adobe Stockについてさらに詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。

*ヘッダーイメージ:Audrey Shtecinjo/Stocksy / Adobe Stock

この記事は2018年7月18日に Adobe Stock Team により作成&公開された Color Me Social の抄訳です

POSTED ON 2018.07.24

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