Design Armyに訊く、インスピレーションとInDesign #AdobeStock

Adobe Stock Creative Cloud Design

Design Armyは、ワシントンD.C.に拠点を置く受賞歴のあるグラフィックデザイン会社です。香港バレエ団のイメージの再考やパリからバンコクまでのファッションの探求など、そのポートフォリオのコンテンツはどれも創造性に満ち溢れています。昨年はAdobe Stockのユーザーとして、いかにして美しいストックアセットを取り入れ、クリエイティビティを解き放つかを紹介してくれました。現在はInDesignの発売20周年を祝してAdobe Stock用のテンプレートの制作という新たな取り組みに着手しています。そこで今回は、クリエイティブディレクターのPum Lefebureに、彼らのプロセスやテクノロジーがアートに及ぼす影響などについてお話を伺いました。

Adobe Stock(以下AS):Adobeとの関わりはどのように始まったのですか?

Pum Lefebure:Adobeとの出会いはデザインを学んでいた学生の頃です。20数年前、デザインはちょうど従来の組版からデスクトップパブリッシングへとシフトしつつありました。80年代にAdobe IllustratorPhotoshopが登場したときの変化は劇的でしたね。デザインプロジェクトの様々な要素を統合するのが格段に楽になりました。それから、InDesignが使えるようになると、統合のレベルや直感性の点で非常にシームレスであると感じたため、Adobe製品だけで制作を行うようになりました。今、Adobeは私たちのチームの日常的な制作プロセスにおいて欠かせない役割を果たしています。

AS:Adobe Stockに対して当初どのような印象を持ちましたか?

Pum Lefebure:「ストック」というと没個性のイメージがあります。そんなストックフォトに対する業界の認識とまるで違うというのが、Adobe Stockを最初に使ったときの印象です。可能性に溢れ、扱う画像は高品質かつ革新的なものでした。それに、クライアントの時間とお金はもちろんのこと、私たちの時間も大幅に節約されたので、Adobe Stockはデザイナーにとって大いに役立つと実感しました。特に、制作の土台となるインスピレーションや最適な素材を求めているより新しい世代のデザイナーにとっては重宝すると思います。

©Design Army

AS:テンプレート制作では、デザインに対するアプローチがどのように変わりましたか?

Pum Lefebure:私たちのテンプレートはそれぞれデザインの過去、現在、未来の要素からインスピレーションを得ています。具体的には、David Carsonや90年代のタイプデザインのスタイル、メンフィスのデザイン運動と当時脚光を浴びた色やグラフィック、他にも未来的、抽象的なものなどです。すべてInDesignで描きました。これらのテンプレートはデザイナーの方々にとっては出発点、言わばパーツキットなので、各自のクリエイティブな感性に合わせて、テンプレート全体やその別個の要素を自由に活用することができます。

AS:これまでのInDesignとの関わりについて教えてください。InDesignは制作プロセスにどのような影響を及ぼしてきましたか?

Pum Lefebure:InDesignは、私たちのオフィスで最も利用されているアプリのひとつです。ポスターから雑誌、パンフレット、ムードボード、ストーリーボードに至るまで、様々な印刷媒体やデジタル媒体向けのデザインに使用しています。関わりという点で言えば、InDesignはますます頼りになる存在になっています。

InDesignは柔軟性が高いので、プロジェクトの全体像を俯瞰することができます。例えば、出版物をデザインしているとき、文字通り出版物を縮小して流れを評価したり、デザインエレメントがページ間でどのようなリズム感を生んでいるか、色使いがレイアウト内でどのようなインパクトを与えているかを確かめたりすることもできます。それまでの流れが気に入らなければ、より良いものを試すためにページを変更するのも簡単ですし、書体に不満がある場合、パラグラフスタイルを用いれば、あっという間にドキュメント全体に変更を加えることができます。こうした柔軟性のおかげで、テンポよく制作を進められるようになりました。

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AS:InDesignの歴史を振り返り、その魅力をひとつ挙げるとしたら?

Pum Lefebure:私はInDesignの歴史と発展を直に体験してきました。会社として、制作チームとして、誕生当時からずっとInDesignを使用しています。InDesignはアップデートする度に、私たちのワークフローを簡素化し、さらに良いものを目指しやすくしてくれます。

AS:インスピレーションの源が他にもあれば教えてください。クリエイティビティを維持するのに役立つものは何ですか?

Pum Lefebure:建築、アート、食、ファッション…あらゆるものからです。中でも旅は一番重要なインスピレーションの源です。人としての経験を積むには、時にはオフラインで過ごすことも必要です。私は触覚重視なので、実生活で色々な経験をしたいタイプなんです。実際にファブリックに触れたり、食べ物を味わったり、潮の香りをかいだり。今はデジタル上で手軽にあれこれ体験できますが、例えば、美術館に行って本物の作品を鑑賞することと、Googleで検索して、あるいは本や記事にあるアートを眺めることは、決して同じではありません。感覚に訴えることは、デザイナーとしての責任だと考えています。

AS:エージェンシーが引き受けるプロジェクトは、従来の印刷物のデザインからアート系のクリエイティブなディレクションまで様々だと思いますが、どのようにバランスを保っているのですか?

Pum Lefebure:私たちにとっては多様性がキーです。どんなクライアント、どんなプロジェクトであれ、デザインというレンズを通してクリエイティブの問題を解決できると自負しています。香港バレエ団の宣伝キャンペーンに新発売のドリンクのパッケージング、コスチュームデザインに実験的デザイン、グローバル企業のためのブランディングなど、何であれ、エージェンシーとしてデザインのあらゆる側面に関わることが重要です。こうした仕事の幅の広さや多様性こそが、私たちの良さや個性を生み出していると思います。

AS:今後Design Armyはどのような方向に進むと思われますか?

Pum Lefebure:私たちは常にあらゆる点を再考しています。自分たちのデザイン力をどう磨いていけば将来も通用するのか、認識する必要があるからです。そのため絶えず新たなスキルを学び、適応させています。未来を見据え、新しいものを導入したり、受け入れたり、新たに動き始めたりすること、そして何よりオーディエンスとの感情的なつながりを築くことが重要です。私たちは思いやりという視点で仕事に取り組んでいるので、より深く、より感情的なレベルで人々を引き付けようと努めています。喧噪に溢れたこの社会において、デザインは装飾ではありません。私たちはかつてないほど思慮深くなり、よりつながりを感じ、より有意義なものを目指さなければなりません。

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AS:駆け出しのデザイナーや新規のプロジェクトやソフトウェアにチャレンジしているデザイナーにアドバイスを贈るとしたら?

Pum Lefebure:ソフトウェアがあなたの妨げになってはいけません。良いデザインに必要なのは良いアイディアです。デザインの土台とクリエイティブなアイディアがしっかりしていれば大丈夫。ソフトウェアはあなたの作品を仕上げるための手段にすぎません。最近はチュートリアルで手軽に新しいソフトウェアを覚えることができるので、チュートリアルを見て、ソフトウェアで遊んでみてください。実際に手を動かすのが一番です。そして、思い切って新しいことにトライしてください。やった分だけ上達しますから。

ぜひDesign Armyのテンプレートコレクションを活用して、想像力を羽ばたかせてみてください!他のInDesign用テンプレートもお試しになりたい方は、Adobe Stock上のフルコレクションをチェックしてみてください。

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いかがでしたか? Adobe Stockでは、3D素材を含め、写真やイラストを中心とした「通常アセット」を毎月10枚利用いただける年間サブスクリプションが、1ヵ月無料となるキャンペーンを引き続き継続中です。PhotoshopIllustratorなどいつものアプリから直接検索でき、高解像度画像への差し替えも一発でできるため、高い作業効率を実現できます。まだの方はこの機会にぜひお試しください。また、Adobe Stockで作品販売したい方は、こちらをご覧ください。

この記事は2019年9月3日に Adobe Stock Team により作成&公開されたInspiration and InDesign with Design Armyの抄訳です。

*ヘッダーイメージ:©Design Army(出版デザインの過去20年間のビジュアルトレンドを紹介するための作業にあたるDesign Armyのチーム)

POSTED ON 2019.09.24