クリエイティブデモクラシー:鮮やかな色と純粋な喜びに一票 #AdobeStock

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2019年の3つ目のビジュアルトレンドのテーマである「クリエイティブデモクラシー」です。これは、極端な色彩のコントラストと大胆な感情表現で構成されたトレンドを指します。このブログでは、このトレンドについて詳しくご紹介します。

2000年代初頭、私たちは自然回帰する姿に新鮮さを感じ、色彩としては落ち着いたトーンが好まれ、静寂さのなかで自分自身と対峙することにぜいたくさを見出すトレンドがありました。しかし今は、アクティブでビビッドな色彩を通して活気や極上の喜びを表現するトレンドに向かっています。具体的には、80年代と90年代のネオン色の復活と、60年代の大胆なカラーブロックの美しさが共存するビジュアルだと考えています。

左:Pixel Stories/Stocksy / Adobe Stock 右:milamila/Stocksy / Adobe Stock

こうした色彩のトレンド回帰は、人々が文化的、環境的、政治的に重い問題に取り組むときに起こります。重苦しい状況に対し、「クリエイティブデモクラシー」のトレンドにより、世相は健全性を保ち、人々は遊び心を持てるようになります。最新のトレンドが感じ取れる作品例はAdobe Artistsのキュレーションギャラリーでご覧いただけますので、数々の作品を見ながら次のデザイン制作のヒントにしてください。

 喜びとカラーへの回帰

ここ何年もの間、太平洋岸北西部やブルックリン風のニュートラルな色合いが続いていたため、誰もが同じような色合いを身にまとうようになっていました(流行に敏感な人々は、目立つことさえままならないかもしれません)。これとは対照的に、「クリエイティブデモクラシー」のトレンドは、ピエト・モンドリアンによる世紀末的原色と幾何学模様の試み、さらにその後の1960年代モッズブームにその起源を持ちつつ、2019年ならではの独自の個性を帯びたものになっています。

例えば、カラーブロッキングは、彩度の高いコントラストのパレットを使った楽しい試みに満ちています。技術的に完璧なデザインとパレットを使用しない提案でもあります。クリエイターは、マスタードイエローのような変わったカラー、相反する色合い、特にアンチデザインのアプローチを取り入れています。

yahya / Adobe Stock

このトレンドはライティングの好みにも反映されているため、フォトセッションの場がフォトスタジオへの回帰していることからも垣間見られます。つまり、多くのクリエイターが、自然色から離れ、人工的で鮮明な色合い、計算しつくされたスタジオ照明を好むようになっているからと分析しています。

活気に満ちたデザイン、経験、そしてそれを超えたもの

更に、デザインスタジオでも「クリエイティブデモクラシー」のトレンドを取り入れられる傾向が散見されます。たとえば、アトランタを本拠地とするTropicoPhotoは、その強い線、予想外の色の組み合わせ、圧倒的な楽しさの表現で注目を集めています。同様に、クリエイティブスタジオであるJUCO は、Coca Cola、Teen Vogue、Apple、そしてLexusに至る世界中のクライアントに、大胆な色彩と不遜な外観を提案しています。

多くのブランドが、この大胆な色へのアプローチを、クールでモノトーンな美しさに飽きた消費者とつながる方法として活用しています。たとえば、ban.doの製品ラインアップには、鮮やかな虹色のプランナー、靴、服、さらにはレトロなピンクのローラースケートが並んでおり、同社はそれらを誇らしげに「さらに大きな喜びを」と宣言しています。また、急成長中の美容ブランドである ColourPop.comは、消費者がカラーで自分自身を変えることができる、濃い顔料と化粧品(ネオンライトコレクションを含む)で顧客を獲得しています。更に、大容量のファイル転送サービスを提供しているWeTransferでさえ、単純で大胆なカラーを使って日常業務に喜びをもたらしています。

左: Stefanie / Adobe Stock 右: ADDICTIVE STOCK / Adobe Stock

しかし、この「クリエイティブデモクラシー」がもたらしたのは、ブランドやスタジオ撮影だけではなく、あらゆる場所に色彩と喜びで満ち溢れさせることでした。たとえば、Color Factory29ROOMSなどの、幅広い人気を集めている一般参加型施設を考えてみましょう。これらの施設では、来訪者の五感に訴え、色彩で訪問者を囲み、遊びに誘うように設計されています。

キャンプ、カラー、たくさんの笑い

ところで、毎年華やかなMETガラ (NYのメトロポリタン美術館主催のファッションの祭典) ですが、今年のテーマである「キャンプ:ファッションについてのノート」において、RuPaulは、METガラを「第4の壁を破ることができる人、人生のファサード(人生はまさにそこから始まるのです)の向こうを見ることができる人のための場所です。それを構造物とみなすことができたら、それで楽しみ、笑い飛ばしてください」と説明しています。

キャンプと同様、「クリエイティブデモクラシー」を踏まえたクリエイティブがあれば、現実(私たちを取り巻く複雑な会話と対立)の再構成に他ならず、喜びのための哲学的な空間を見つけることができます。

ブランドやデザイナーのための要点

「クリエイティブデモクラシー」の楽しさの要因の一つにシンプルさがあります。それをベースに、ブランドは大きくて、シンプルなタイプフォント、要点を突いたメッセージ、ユニークで新鮮な外見のモデルを活用することで、時代の空気感を作り、固定観念を超えた個性を表現しています。

ブランドは、「クリエイティブデモクラシー」を取り入れることで、創造力あふれる表現を使って的を射たすばらしい何かを創り出せるという、ずっと羨望されていた魅力的な試みを提供することができます。

このトレンドについての詳細は、Adobe Stockのギャラリーをご覧ください。また色彩と喜びではじける作品制作に打ち込むアーティストのインタビューもご紹介していきますので、今後ともどうぞお楽しみに。

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この記事は2019年6月25日にAdobe StockTeam により作成&公開されたCreative Democracy: A Vote for Brilliant Colors and Pure Joyの抄訳です。

ヘッダーイメージ:Audrey Shtecinjo/Stocksy / Adobe Stock

POSTED ON 2019.07.16