引きのポートレートで記念写真を少しオシャレに – 続編 #AdobeStock

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今回も人気フォトグラファーの杉本優也さん (@u_ya021))に、引きのポートレイトの魅力やポイントについてご紹介していただきます。

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こんにちは。杉本(@u_ya021)です。

前回、引きのポートレートの楽しさや編集と絡めた際のメリットなどについてお話しさせていただきました。今回はよくある質問、どこに立ってもらったら存在感を出せるか、レタッチで意識していることなどについてお話できればと思います。

1. 被写体に立ってもらう場所

一番簡単な方法は「ど真ん中!」です。

いわゆる日の丸構図です。

シンプルに位置的に主役として存在してくれます。なのであまり難しい事を考えずとも成立しやすいといった特徴があります。

まずは日の丸構図から始めて撮影のリズムを掴むというのが僕の方法です。

お気に入りが撮れたら次の場所では違う構図にしてるということが多いです。

一つ注意するのは、被写体よりカメラを構えてる人の身長が高い場合はしっかり被写体の目線までカメラを下げるということです。

被写体のスタイルが良く見えやすい、背景に余計なパースがつきにくい、という2点はとても大切だと思っています。

せっかく日の丸構図でシンプルにアプローチしているのに、変に目を引く場所を作らない、というところに気を配ると一番簡単で代表的な構図でありながらも、クオリティを維持できると考えています。

2. 目立つ場所の探し方

もしみなさんがこの景色を無人で撮りたいと思った時に、ここに知らない人が座っていたら、いなくなるまで待ちますよね?

もしくはトリミングで対応できる位置までは外れてほしいと考えませんか?

この位置では後からデジタル処理をするにしてもちょっと大変そうですよね。

そういう場所が存在感の強いポジションになります。

こちらもそうです。

ベストな位置をいきなり探すのは最初の頃は特に難しいと思います。

ですが、無人で撮ろうと思った時ここにいたら、どいてくれるまで待とう。と思う位置は割と簡単に決めることできるのではないでしょうか。

3. 被写体の明るさを確保する

こちらの写真は全体をレタッチした後に、被写体だけをブラシでなぞって明かるさを確保しています。

被写体の明るさがしっかりしていれば、主役としての存在感を強調出来ます。

また、被写体から離れてレンズの開放値で撮ると、うっすらボケつつもロケーションの雰囲気を残すことが出来ます。

ポイントとしてはしっかりとシャドウを残すことです。

そうすることで相対的に被写体の明るさが際立ちます。

全体を無理に明るくしてしまうと、本当に見せたい所がどこなのかがわからなくなってしまいます。

レタッチの際はこの写真の主役はなんなのか、何を目立たせたいのか、を考えてレタッチするといいと思います。

4. ストーリー性を持たせる

引きのポートレートでは被写体が小さく映るので、その分空間は大きい面積で写すことになります。

顔が見えないからこそ、感情や状況は見る人の解釈に委ねることが出来ます。

この写真は自宅のマンションの窓から駐車場を撮影したものですが、「雪のなかどこに行くのかな」とか、スカートが揺れていることにより風があることを伝えてくれて「寒そうだな」とか、反面傘の模様が明るいので「たまに降る雪を楽しんでいるのかな」とか、見る人によって色々な感想が聞けました。

顔が見えないからこそ、感情移入しやすく、写真一枚に見るひとそれぞれのストーリーをを持たせることができます。

このような、解釈の自由度も僕が考える引きのポートレートの魅力です。

いかがでしたでしょうか。二回に渡って、引きのポートレートの魅力について書いてみました。

皆さんもぜひ、大切な人と出かけた時に、その場所の魅力と被写体の魅力を同時に写すことにチャレンジしてみてください。

何よりもその時、その場所を楽しむことが一番のコツだと思います。それではまた。

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POSTED ON 2019.08.6