フォトグラファーの動画撮影入門 #AdobeStock

Adobe Stock Creative Cloud Photo Video

XICO(ヒーコ)がオススメする、SNSを中心に活躍しているフォトグラファーから撮影方法や現像テクニックを学んで、Adobe Stockでベストセラー作品を目指してみませんか?日々多くの写真をSNSで目にする中、目を引く写真や印象深い写真には、どういったバックグランドがあるのでしょうか。フォトグラファーのワークフローやマインドを紐といて、売り上げアップに繋げましょう!

今回は、【フォトグラファーによる動画撮影の始め方】について、Premium Collectionの作家としても活躍されている、国内外で活動中のフォト&ビデオグラファーの山田悠人さんにご紹介いただきます。

はじめに

こんにちは、ベルリン在住の写真家、山田悠人です。

動画を始めたいけれど作成するのは難しそう、何からやっていいかわからないと悩んではいませんか?私も1年前に自分の所有する一眼レフカメラで本格的に動画撮影を始めるまでは動画撮影に興味こそありましたが、どのように始めたらいいのか分からないでおりました。

しかし、実は動画撮影は想像よりも難しいものではありません。私自身、今では動画制作のお仕事をいただけるまでになりました。今回は動画初心者の方に向けてどうすれば動画撮影ができるようになるのかをご説明いたします。

動画撮影は難しくない!

何から始めたらいいのかわからない人は、まず写真撮影の合間に動画撮影をすることから始めましょう。私が動画を始めたきっかけも、旅行先で写真撮影をしていた際に「このカメラは動画撮影もできるのにその機能を使わないのは勿体無い!」と思い動画を撮り始めたことからでした。

撮影する被写体も自分が写真撮影している人物・風景で大丈夫ですし、レンズや画角なども写真撮影に使っている機材そのままで大丈夫です。そして撮影した動画を編集でつなぎ合わせていけば動画の完成です。

とても簡単ですが逆に言うと、闇雲に動画を撮影したいと思ってもどのような動画を撮影したいのかさえわからなくなってしまうことがあるので気をつけましょう。

動画もInstagramを活用する!

皆さんはInstagramを利用していますか?Instagramには IG stories という通常の投稿とは別に24時間後に自動消滅する最大15秒の動画(それ以上は分割表示)を投稿することができる機能があります。

私は動画を始めたころに、まずこのIG stories を活用し動画撮影・編集のコツをつかみました。

どのような動画を作成していたかといいますと、1日の行動のハイライトをスマートフォンで動画撮影し、帰宅中や帰宅後にその日のまとめ動画(15〜30秒程度)を作成し投稿することにしたのです。この投稿を続けることにより動画編集に慣れ、どのように撮影し編集すべきかが見えてくるのです。

カメラ設定について

では、具体的にカメラで動画を撮影する際の設定について説明していきます。

重要なのは動画を撮影する際の設定と写真を撮影する時の設定は違うということです。

動画で露出を設定する際はまずはシャッタースピードから設定します。動画にはフレームレート(fps)というものがあり、その数値によって設定が変わるからです。

フレームレートは動画の滑らかさを表し、数値が大きいと動画がより滑らかになります。(ちなみに自然な動きに見えるフレームレートは30fpsと言われており、テレビのフレームレートは30fps、Instagramの動画投稿のフレームレート上限も30fpsとなります。映画は24fpsです。)

1、動画記録サイズの設定

動画記録サイズを1920×1080 25.00fps に設定します。

2、シャッタースピードの設定

ダイアルをマニュアルダイアルにして1/60秒に設定します。
(シャッタースピード=1/(フレームレートの倍)秒という公式があります。)

3、F値の設定

F値は開放に近い方が背景がぼけ映画のようなドラマチックな画が撮影できますが、日中はNDフィルターが必要になってくるかもしれません。またF値を絞れば画面全体にピントが合うようになるので撮影の目的によって変更してください。

自分は開放からF3.5くらいを好んで使用しています。

4、その他のISO感度、ホワイトバランスの設定

私は動画制作の仕事以外ではオートに設定しております。その方が写真撮影との切り替えがスムーズに行えるからです。

設定は以上です。

ピントの合わせ方

次にピント合わせですが、私の所有するカメラは顔+追尾優先AFという機能があるので、動く被写体や人を撮影する際はその機能を使用します。また画面タッチでピントを合わせることもあります、こちらの方法は簡単にピントを合わせることが可能ですので初心者の方でも安心です。

そして慣れてきたらマニュアルでピントを合わせるようにしていくことで、プロの方々のようによりピント合わせがスムーズになりクオリティが上がることでしょう。

撮影のテクニック

撮影中はカメラを下から上へ、右から左へゆっくり動かしたり(またはその逆)、自分が動く、被写体にズームする、離れるなどの動きを入れることが重要です。次の動画にどう繋げるのか(トランジション)ということを考えながら行うといいと思います。

タイムラプス動画の機能もあれば活用してみてください。

また撮影中のブレ防止の為に三脚や一脚使ったり、ストラップを首に掛け両腕で構え三点で固定するのも有効です。また、テーブルなどにハンカチやタオルを敷いて、その上にカメラを置き引っ張ることによりスムーズにスライドをさせるテクニックもあります。

動画編集について

今回はAdobe Premiere Rushを使用したスマートフォン、タブレットでの動画編集について説明いたします。

撮影した動画は、静止画同様、各カメラメーカーのアプリなどを使用してスマートフォンやタブレットへの転送ができます。

Premiere Rushをインストールし起動するとチュートリアルが始まります。順序を追って進めていけば、誰でも基本的な編集のコツはつかめると思います。

タイトルツールを使用してタイトルをつけたり、動画と動画のつなぎ目をトランジションツールを使ってドラマチックに演出したり、カラーツールを使用し動画の色味を編集したりします。色の編集については写真を撮影されている方は違和感なく編集できることと思います。もちろん、Adobe Premiereなどを使用してパソコン上での編集も可能です。

ビデオの作成は簡単ではなく、編集に時間がかかりますが、写真とは異なる雰囲気を共有できると思うので、ぜひみなさんも挑戦してみてください。

※再生時に音がでます

最後に

いかがでしたでしょうか。これまで、動画を作成するのは難しい、わからないとお悩みのあなたも、このように順序を踏まえていけば意外と簡単だとは思いませんか?

写真撮影とは多少なりとも異なるので最初は戸惑うかもしれませんが、慣れると頭にイメージが湧くようになり、動画の編集にも慣れてくるようになるはずです。

何も考えずに動画を作成しようとしても作成できません。まずはスマホを使って動画の撮影、編集に慣れてからデジタルカメラを使用し動画編集することで、誰でも簡単に動画を作成できるようになるのです。

・・・

いかがでしたでしょうか?ただいま、Adobe Stockでは作品を投稿して下さるコントリビューター(投稿者)を募集中です。コントリビューター登録がお済みでない方はこちらからどうぞ。みなさまの素敵な作品をお待ちしています。

POSTED ON 2020.05.15