Adobe Fonts に新たなフォントパックが追加!カフェのメニューや年賀状などに向けた7つの日本語パック #AdobeFonts #AdobeMAXJapan

Adobe Fonts Creative Cloud Design

こんにちは。Adobeのタイプデザイナーの吉田です。昨年のAdobe MAX Japanで、Creative Cloudの有償メンバーシップ向けにリリースされたフォントパックですが、今年新たに7つの日本語フォントパックが追加されました!

今回追加されたのは、「年賀状パック」「新春初売りパック」「カフェメニューパック」「動画用パック」「夏祭り用パック」「名刺パック」「春の入学・オープンキャンパス用パック」の7つで、既存のフォントパックに加えて、さらに具体的な用途で効果を発揮できる内容になりました。

各パックの解説

今回はフォントチームを代表してこの7つのパックについて、簡単に説明させていただきます。すでにAdobe Fontsのサービスを利用したことがある方も、思わぬフォントに出会えるきっかけになるかもしれないので、気になった方は読んでみてください。

1. 年賀状パック

年賀状パックはお正月も近づいてきて、今最も活躍するパックではないでしょうか。(記事公開時2019年12月3日) このパックには日本らしい筆文字など年賀状で使いやすいフォントが収録されています。中でもAdobe Originalの「かづらき」「貂明朝」は特におすすめしたいフォントです。 貂明朝のフォントの中には独自の絵文字が入っていて、貂だけではなくなんと十二支の動物の絵文字も入っています。…これはもう使うしかないですね!!イラストレーターで十二支の絵文字を表示するには、入力したい絵文字の暦の文字を入力し、テキストカーソルでその一文字をドラッグして選択すると異体字として絵文字に変換できます。もちろん字形パレットの一覧から入力も可能です。来年の年賀状を作るか悩んでいる方はぜひStockテンプレートも一緒にダウンロードして、サクッと作って気持ちよく新年を迎えちゃいましょう!

2. 新春初売りパック

お正月の次は初売りだ!ということで新春初売りパックは、初売りや新春セールなど新しい年のスタートにぴったりな、華やかで目を引くフォントを集めました。伝統的な雰囲気を保ちつつ、パッと見た時のインパクトを持たせることに特化したため、どっしりとした太さとスピード感のある運筆の「DNP 秀英初号」、新春大売りには欠かせない筆文字フォントの「Ro篠」や、○○%OFFなどの表記で目を引く「HWT Roman Extended Lightface」が収録されています。

先ほど紹介した年賀状パックと組み合わせて使うのも面白いかもしれませんね!(ヒント: 絵文字)

3. カフェメニューパック

カフェメニューパックではカフェやレストランに適したお洒落でスタイリッシュなフォントが収録されています。欧文フォントは手書き風の「Learning Curve」や「Tekton Pro」、看板にも使えそうな「Cheap Pine」が収録されていて、日本語はそれに合わせて「FOT-筑紫A丸ゴシック」や「貂明朝テキスト」など、レトロで丸みのあるデザインのフォントを選定しました。筑紫A丸ゴシックで書かれているメニューはなんだか美味しそうですよね。料理ももちろんですが、メニュー表に使うフォントのチョイスも大切です。

4. 動画用パック

動画用パックでは個性的でインパクトのあるフォントを集めました。用途としてはPVのタイトルやオリジナル動画のサムネイルやテロップです。収録されている「VDL ロゴJrブラック」や「TA-F1ブロックライン」は太めのウエイトかつ個性的なデザインなので、ドーンとインパクトを出したい時にどうぞ。「漢字タイポス48」や「VDL メガ丸」はフトコロが広く、風がふわっと抜けたような仕上がりにしてくれるでしょう。またテロップなどでよく使用されている「Roぶらっしゅ」や「TBカリグラゴシック」も収録されています。また、こちらのテンプレートは、動画用のStockテンプレートからご利用いただくことができます。アートワーク自体はフォントパックに使われたものと異なりますが、様々なモーショングラフィックのテンプレートをお好みで編集することができます。
YouTubeのサムネイルに使えば視聴者の目を引くこと間違いなし!周りと差をつけたい方はぜひ使ってみてください。

5. 夏祭り用パック

夏祭り用パックも元気のあるバナー画像となっていますが、夏祭りや盆踊りなどにぴったりなどこか昔懐かしい気持ちにさせてくれるフォントパックです。 大胆な筆遣いで紙面を演出できる「VDL 京千社」や、どこか愛らしさがあり見出しに特化した太さを持つ「凸版文久見出しゴシック」「TBカリグラゴシック」「どんぐり かな」など、こどもや大人に幅広く愛されるラインナップになっています。

このフォントパックのバナー画像の夏まつりにも使用されている「どんぐり」という書体は仮名フォントなので漢字は入っていないフォントですが、同梱されている「TBカリグラゴシック」の漢字と相性がいいため組み合わせて使うことをおすすめします!

6. 名刺パック

名刺パックは先ほどとガラッと変わってビジネス向けのフォントパックです。Stockテンプレートのイラストレーターのデータと同時にご利用いただければ、サクッと自分の名刺が作れちゃいます。 日本語の名刺を作る時、安心感があり誠実な雰囲気のフォントを選定しました。また、英語で表記したい部分を日本語フォントと合わせられるように、欧文フォントも1つずつ収録されています。「DNP 秀英角ゴシック銀」には「Parisine Std Compress Gris」、「A-OTF リュウミン」には「Kepler Std Light」、「DNP 秀英明朝」には「Whitman」という具合に組み合わせて使ってみてください。

もちろん収録されているフォントのファミリーから字幅やウエイトの違うものをチョイスしても構いません。このパックのフォントをベースに、自分のお気に入りの組み合わせを見つけてみてもいいかも!

7. 春の入学・オープンキャンパス用パック

春の入学・オープンキャンパス用パックは、スクールイベントや習い事のちらしなど、新しいことを始めるのにぴったりな軽やかで動きのあるフォントが多く収録されています。「漢字タイポス48」「VDLアドミーン」などは新年度がワクワクするような爽やかで明るい書体です。「DrCarbfred Pro」や「MrSheffield Pro」は両方同じデザイナーによってデザインされたフォントですが、それぞれ異なった書き味を持った筆書系の欧文フォントです。固く緊張感のあるチラシもいいですが、軽やかな雰囲気の書体を使っていつもと空気を変えてみてはいかがでしょうか。

Adobe Stockとの連携

今回のフォントパックはフォントをアクティベートできるだけでなく、7つのフォントパックのページがそれぞれAdobe Stockのテンプレートと紐付いています。
赤い枠で囲われた「Adobe Stockテンプレートをダウンロード」をクリックすると、Stockテンプレートのページに移動して、無料でIllustratorなどのデータをダウンロードすることができます。
テンプレートを利用することで、どなたでも簡単に年賀状やチラシを制作することができます。上の年賀状の例だと写真とメッセージを入れ替えるだけで今年の年賀状が完成します。これは便利!

さいごに

Adobe Fontsで一度フォントをアクティベートすると、アドビだけでなくすべてのデスクトップアプリのフォントメニューにフォント名が表示されるようになります。そして、印刷物やWebページの作成、またはクライアントのためのデザイン制作にも、それらのフォントを使うことができます。どのフォントにも同じシンプルなライセンス契約が適用されるため、どのような用途にこのフォントが使えるかといった心配は不要です。

「Adobe Fontsのサービスは知っているけど、どんなフォントからアクティベートすればいいか分からない!」という方はとりあえずこのフォントパックから選んでみるのはいかがでしょうか。お正月も近いので、年賀状のフォントパックを早速使うこともできますね。

では、新しいフォントパックをぜひお楽しみください!

POSTED ON 2019.12.3