アドビ、ゲームとエンターテインメント向け3D編集およびオーサリングツールで業界をリードするAllegorithmicを買収 #AdobeDimension #ProjectAero

Creative Cloud Design

アドビがCreative Cloudで目指しているのは、伝えたいストーリーが何であっても、それを語るために必要な全てのツールをクリエイターに届けることです。そしてそのストーリーは、3Dコンテンツという手法で語られる機会が多くなってきました。そういった環境の中で、ゲームとエンターテインメント業界における、3Dマテリアルおよびテクスチャ作成の標準ツールを提供するAllegorithmicをアドビが買収したことを嬉しく思います。

Allegorithmicの買収は、3Dコンテンツデザインの領域へと拡張するCreative Cloudをさらに後押しします。約1年前に、私たちはAdobe Dimensionを世に出しました。これはクリエイターが製品モックアップやパッケージデザインなどを3Dで組み上げ、レンダリングすることを可能にするツールです。また昨年の秋には、イマーシブな体験を生み出すためにつきものだった技術的複雑さを取り除く、パワフルな拡張現実オーサリングツールProject Aeroのプレビューを公開しました。

今回の買収によって、3Dコンテンツにディテールとリアリズムを付与するテクスチャおよびマテリアルの作成において、ゲーム、エンターテインメント、小売その他の業界でトップクラスのブランド企業で使われている、Allegorithmicのツールの恩恵をCreative Cloudが受けられることを意味します。AllegorithmicのSubstance製品ファミリーは、Call of Duty、Assassin’s Creed、Forzaをはじめとする大半のAAAタイトルで利用されています。また、Blade Runner 2049(邦題『ブレードランナー 2049』)、Pacific Rim Uprising(邦題:『パシフィック・リム: アップライジング』)、Tomb Raider(邦題『映画『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)といった受賞歴のある人気の映画をはじめ、エンターテインメント業界におけるビジュアルエフェクトとアニメーションの作成にも使われるようになってきました。さらに、デザイン、プロダクトビジュアライゼーション、小売、マーケティング、建築、製造といった分野にも浸透しており、このような3Dコンテンツの需要は、旧来の制作ワークフローの完全なデジタルへの変革を促しています。

3Dコンテンツデザインの重要性とその将来性については、どれほど強調してもし過ぎることはありません。多くの人は、3Dの用途は特殊なメガネや拡張現実アプリで見るようなイマーシブコンテンツに限定されると考えています。これらの用途は重要ですが、氷山の一角にすぎません。私たちが二次元だと思って消費しているコンテンツの多くは、実は3Dツールで制作されています。Star Warsシリーズのような人気の映画や、数多くのアニメシリーズを含むテレビ番組で使われる映像においては、3D空間でコンピューター生成されたものが占める割合が増加しています。

マーケティングと製品体験の分野でも、3Dを使ったクリエイティブが果たす役割が増大しています。例えば、自動車のCMのほとんどは実車を撮影したものではなく、3Dツールでレンダリングされたものです。Ikeaのような企業が発行する製品カタログもまた、その大半が3Dレンダリングされた画像で構成されています。近い将来、私たちは現実空間の創作物と仮想空間の創作物がシームレスに混在する世界に暮らすことになるでしょう。そしてこの変革により、企業はこれまで不可能だった体験の創造を、制作プロセスにおける時間と費用を節約しながらも実現できるようになります。

さらに、コンシューマー向けスマートフォンとタブレットが、3Dコンテンツのスキャンと表示能力を搭載し始めていることを考慮すると、ブランド企業にとって、魅力的でインタラクティブな体験を創造し、それを顧客満足度の向上に活用できる機会が訪れます。

Photoshop、Dimension、Premiere ProAfter EffectsといったCreative Cloudのツールは、コンテンツ制作ワークフローの多くですでに重要な役割を果たしています。Substanceツール群は、そこにパワフルで新たな強みを追加し、市場投入にかかる時間とコストを低減しながら、新しいメディアを活用した体験の創造を可能にします。

私たちは、3Dコンテンツがより重要な役割を果たすようになる未来においても、Creative Cloudのお客様が、必要なツールすべてを手にしてクリエイティブなビジョンの実現に取り組めるようにすることを使命としています。Allegorithmicの買収は、私たちをそのゴールに近づけるものです。私たちがAllegorithmicのSubstanceツール群をどのようにCreative Cloudに統合していくか、その具体策については、今後数か月をかけてより詳細をお伝えしていきたいと思います。

こちらのBehance Galleryから、Allegorithmicの3Dテクスチャツール Substance Painterで作ったアーティストたちの作品をご覧いただけます。

この記事は、2019/1/23(米国時間)にポストされたAdobe Acquires Allegorithmic, the Leader in 3D Editing and Authoring for Gaming and Entertainmentを抄訳したものです。

POSTED ON 2019.01.24