2020年の課題に立ち向かうクリエイターを支援する、最新版Creative Cloud #CreativeCloud #AdobeMAX

Creative Cloud

この奇妙な波乱の1年は、私たちの生活と仕事のあり方をすっかり変えてしまいました。本日のAdobe MAXで発表するCreative Cloudのメジャーアップデートは、この2020年特有の課題と向き合い、乗り越えようとしている世界中のクリエイターを支援するものです。アップデートには、クリエイターのスキル向上から、共同作業の効率化、生産性の向上、新しいクリエイティブ手法まで、数百もの改善や機能強化が含まれています。

私たちはここ数か月間、クリエイティブコミュニティの皆さんが置かれている状況について正式なアンケート調査や、数多くのZoomインタビューによって調べてきました。すると、いくつかの主要テーマが浮上してきました。第1に、皆さんがクリエイターとして最先端でい続けるためにためにスキルを向上させ、新しいテクニックを身に着けたいと思っていること。第2に、仕事を進めるために遠隔でのコラボレーションがますます求められていること(これは当然ですね)。第3に、パンデミックはクリエイティブワークの減少に繋がっておらず、むしろ需要は拡大していること。そして皆さんが自分の生産性を高め、これまで試したことのないメディアも含めた新しいテクニックをマスターできるようなイノベーションを求めているということでした。

今回のCreative Cloudのメジャーアップデートには、ここで挙げた課題すべてにおいて皆さんをサポートするための新製品、イノベーション、改善、時間短縮のためのソリューションを盛り込んでいます。

クリエイティブスキルの向上

クリエイティブプロフェッショナルを対象とした最近の調査では、83%がクリエイティブスキルの向上がかつてなく重要になっていると回答しています。私たちはそれを、Creative Cloud内で実現できるよう、支援します。

ライブストリーミング

クリエイティブな人は、尊敬するアーティストの肩越しに観察することで最高の学びを得ます。私たちは、Photoshop、Illustrator、Frescoを使った制作プロセスをライブストリーミング配信できるようにすることで、この師匠直伝スタイルの学びを大規模に拡大して提供します。また、Behanceにアクセスすれば、クリエイティブの達人たちの仕事をライブストリーム化した数千ものコンテンツに出会えます。

Lightroomでは、憧れのフォトグラファーの作品をフォローしたり、彼らがどのように画像を編集したかを学んだり、施された編集をプリセットとして利用することができます。
写真提供:アレクサンダー ドロシュ(Alexander Dorosh)

Lightroomコミュニティ

デジタルイメージの編集、整理、共有のためのアプリLightroomには、他のフォトグラファーとつながり、学べるようになる機能を追加しました。憧れのフォトグラファーの作品をフォローしたり、素晴らしい画像編集の背後のプロセスを学んだりできるだけでなく、作品をプリセットとして保存して、そのプロセスを自分の写真に適用することさえ可能です。

Photoshopは、プロジェクトの進行段階に応じて次のステップ(背景の削除など)を提案し、タスクの達成に必要なヘルプを表示するようになりました。

Photoshopの「見つける」パネル

Photoshopを使っていて行き詰ったことはありませんか?この画像には何かが足りない。でもどのテクニックを適用すればいいかも、具体的な手順も分からない。そんな経験がある方にはきっと「見つける」パネルを気に入っていただけるでしょう。AI(人工知能)エンジンのAdobe Sensei を活用したこのパネルは、プロジェクトの進行状況を検知し、次のステップをおすすめとして表示します。表示されたステップバイステップのチュートリアルの指示に従って作業を進めることができるほか、手順を自動化した「クイックアクション」が表示されている場合はワンクリックで作業が完了します。

コラボレーションを加速

クリエイティビティはもはや単独プレーでは成り立ちません。私たちは今「リミックス世代」を迎え、一緒に仕事をしたり、お互いの作品を起点にものづくりをしたりすることでエネルギーを得ています。このトレンドはパンデミックが新たに生み出したものではありませんが、それによって一層加速したといえるでしょう。そこで私たちは、コラボレーションを加速させるため、Creative Cloudをクリエイティブシステムへと進化させることにしました。

クリエイティブシステムは人やチームを統合します。それは、アセットやインスピレーションの共有、プロジェクトにおけるシームレスな共同作業、簡便化されたフィードバック収集を実現し、統一された、調和的な最終成果物を、より少ない時間と労力で制作することを可能にするシステムです。この、クリエイティブシステムとしてのCreative Cloudの実現を支える基盤となるテクノロジーが、Creative Cloudライブラリとクラウドドキュメントです。

Creative Cloudライブラリを使えば、カラー、グラフィック、画像、フォント、その他さまざまな種類のアセットをすべて1か所に集め、同僚と簡単に共有することができます。

Creative Cloudライブラリ

PhotoshopをはじめとするCreative Cloudのコアアプリだけに搭載されていたCreative CloudライブラリのサポートをAdobe Sparkにも拡大しました。Adobe Sparkは、ソーシャルポストやWebページ、シンプルなビデオを作成するための使いやすいアプリケーションです。これにより、クリエイティブチームは、ソーシャルメディアチームを含めた非クリエイティブ部門の誰とでもアセットを共有することができ、誰もが正しいロゴ、コンポーネント、カラーを使うことが保証されます。

Adobe XDで作成するデザインシステムは、Creative Cloudライブラリ上に構築されるようになります。これにより、デザインシステム内のアセットやエレメントをUXデザインチームに属さないメンバーとも簡単に共有できます。

また、Adobe XDで作成したデザインシステムはCreative Cloudライブラリ上に構築されるようになり、誰もが簡単に同じアセットを使って作業できるようになりました。また、Creative Cloudライブラリ機能を他のアプリに実装するためのオープンAPIも併せて提供するので、Google Workspace、Visual Studio Code、Microsoft Teamsなど、非クリエイティブツールやソリューションからもCreative Cloudライブラリ上のアセットにアクセスできるようになります。

クラウドドキュメントを使えば、同僚からのフィードバックをより簡単に集められます。

クラウドドキュメント

Photoshop、Illustrator、Frescoには、クラウドドキュメントをオンライン共有する機能を追加し、レビュアーに確認とコメントを求めるのが簡単になりました。来年の初めには、Photoshop、Illustrator、Frescoのクラウドドキュメントの共同編集に同僚を招待できるようにする予定で、共同作業はさらにシンプルなものになるでしょう。

新しいクリエイティブ手法の提供

私たちは、クリエイターの皆さんへの要求がかつてないほど高まっていることを認識しています。これに対応するため、私たちはAIエンジンであるAdobe Senseiの活用に注力し、時間と労力を節約できる、柔軟で新しいクリエイティブ手法を提供しています。

Photoshopのニューラルフィルター

多くのクリエイターは、さまざまなアプローチを試しながら正解を模索してプロジェクトを完成させます。私たちは、Adobe Senseiでこの「試す」プロセスをはるかに簡単なものにしました。Photoshopに新しく搭載されたニューラルフィルターを使えば、人物の表情を変えたり、肌をなめらかにしたり、画像のノイズを除去したり、写真に絵画のスタイルを適用する、といった高度な編集作業が数回のクリックだけで完了します。ニューラルフィルターは常に学習を続け、ユーザーのフィードバックにより、さらに良好な結果を生むように進化します。また、オープンプラットフォームでもあるため、近い将来、自分だけのニューラルフィルターを作成することも可能になります。

Illustrator iPad版を使えば、デスクトップ版でイラストを描き始めた後にiPadに切り替えて、中断したところから再開することもできます。

Illustrator iPad版

1987年のIllustratorデビュー以来最も重要な進歩であるiPad版を発表できることを非常に嬉しく思います。Illustrator iPad版のリリースに合わせ、デスクトップ版ではクラウドドキュメントが初搭載されました。これにより、Illustratorは柔軟で多機能なシステムへと進化を遂げました。デスクトップ版でデザイン制作を始めた後にiPad版に切り替えて、中断したところから再開することもできるからです。Illustrator iPad版をいちはやくお使いいただいているデザイナーの皆さんからは、操作が直感的、効率的、そして使っていて普通に楽しいとの声が寄せられています。

画期的なデジタルドローイング&ペイントアプリAdobe FrescoがiPhoneに登場しました。

Fresco iPhone版

デジタルドローイング&ペイントアプリのブレイクスルーであるAdobe FrescoがiPhoneに対応しました。Frescoは、すでにiPadとSurface Pro Tablet、Wacom MobileStudio Proを含む多数のWindowsデバイスで利用可能です。Frescoは、作品をクラウドに保存できる唯一の、プロ仕様のドローイング&ペイントアプリです。このため、iPhoneで描き始めた作品をiPadで引き継ぐことができます。作品はクラウドドキュメントとして保存されているので、万が一スマートフォンを紛失しても傑作が失われることはありません。

After Effectsでは、新しい3Dデザインスペースにより、3Dオブジェクトや3Dシーンをより簡単かつ直感的に操作できます。

After Effectsの3Dデザインスペース

パンデミックの影響は、スタジオでの写真撮影を困難あるいは不可能にしました。そこで、3Dクリエイティブツールを使ってビデオ、カタログ画像、またはEコマース用の商品写真を制作するクリエイターが増えています。After Effectsの新しい3Dデザインスペースでは、3Dオブジェクトや3Dシーンをより簡単に、より直感的に扱うことができます。

Adobe Aeroは、このような驚くべきAR(拡張現実)体験を作成するためのツールです。この製品のデスクトップ版(ベータ)を無料で提供開始します。

3Dおよびイマーシブメディアのイノベーション

モバイルプラットフォーム上で提供していた、インタラクティブな拡張現実体験(AR)作成ツールAdobe Aeroに、今回新たにデスクトップ版(ベータ)が加わりました。また、3D制作をさらにパワフルかつ効率的にするAdobe Dimension、ならびにマテリアルおよびテクスチャデザインツールSubstanceの各アプリにも、継続的に新機能と統合の追加を実施しています。

Content Authenticityイニシアチブ

アドビは虚偽の情報の拡散を防ぎたいと考えています。そこで、TwitterやThe New York Times紙などパートナー各社とともにContent Authenticity Initiative(コンテンツ認証イニシアチブ)を設立しました。このイニシアチブでは、画像やビデオなどのコンテンツについて、誰がどこで撮影し、どんな編集が加えられたのか、といった重要な情報を追跡可能にするためのオープンプラットフォームを開発しています。これは、コンテンツ作成者の貢献を可視化するだけでなく、そのコンテンツが信頼できるかどうかを判断するのに役立つものとなります。

本日私たちは、Photoshop搭載したコンテンツ認証イニシアチブを推進するテクノロジーをプライベートベータ版として公開します。この機能を使って収集した画像情報は、Behance.netおよびverify.contentauthenticity.orgでご確認いただけます。

ここまで盛りだくさんのご紹介でしたが、これは本日からCreative Cloudで利用可能になる膨大な数の新機能のほんの一部です。ぜひ最新バージョンをダウンロードし、お気に入りのアプリの新機能すべてをその目でお確かめください。

最後になりますが、初の無料開催で、あらゆる人に開放されたAdobe MAX 2020をお見逃しなく。日頃から使っているアプリ、あるいはこれから使ってみたいアプリについてより深く知ることができるブレイクアウトセッションを何百時間分もご用意しています。素晴らしいアドバイスやテクニックの数々は、時間短縮だけでなく、これまでの不可能を可能にするのに役立ちます。映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイ(Ava DuVernay)氏、写真家のアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)氏、グラミー賞を受賞したラッパーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)氏のほか、皆さんが大好きなアーティストやクリエイターもお招きしています。楽しく、学び多く、刺激的なイベントになることでしょう。

この記事は10月20日(米国時間)に公開されたA new version of Creative Cloud to outfit you for the challenges of 2020の抄訳です。

POSTED ON 2020.10.20