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Creative Cloud Video

Character Animatorの2019年秋リリースのご紹介

Adobe Character Animatorがパブリックベータとして世に出たことで、アニメーション制作に変革が起こりました。キーフレームアニメーションでイラストを動かす手作業のプロセスが、顔の向きや表情を変えるパフォーマンスベースの録画可能なストーリーテリングで置き換え可能になったのです。リアルタイムにライブストリーミング配信することもできます。

Character Animatorは、ストーリーテラー、アニメーションスタジオ、クリエイティブエージェンシーがアートワークに生命を吹き込むツールであり、従来のツールを補完するプロフェッショナルアプリケーションとしての地位を獲得しています。最新リリース(バージョン3.0)では、キーフレームの扱いがより効率的かつ自由度の高いものとなっています。新機能であるトリガーオーディオやモーション線はアーティストのパフォーマンスを強化し、シーンカメラを駆使したストーリーづくりが可能になりました。

Character Animatorのワークフロー

従来のアニメーション制作とCharacter Animatorのワークフローを比較すると、アートワークから始まりAdobe Premiere Proなどのビデオ編集アプリケーションで終わること以外の、中間のすべてが異なります。まず、キャラクターパペットのリグ操作が可能な要素としてPhotoshopまたはIllustratorでレイヤーに分けたアートワークを作成します。Character Animatorはカメラとマイクを使ってパフォーマーの声、表情、頭の動きをキャプチャーし、特定のムーブメント、ビヘイビアーやポーズをトリガーするキーボードやコントローラーからの入力を併用しながらパペットを動かします。テイクを録画してベストなものを選択したり、異なるテイクの一部を組み合わせて思い通りの結果を得ることができます。変更はすべて非破壊的なので、コストのかかる作り直しは発生しません。撮影中でもその前後でも、シーン内で顔のトラッキング、歩行サイクル、リップシンク、物理的特性、サイクルレイヤー、トランスフォーム、インタラクションを調整できます。

これらのツールを使い、アニメで自分のパフォーマンスをライブ配信することもできます。それだけでも素晴らしいのですが、Character Animatorにはリプレイという機能もあります。これは、撮影したパフォーマンスの一部をパペットファイル自体に保存して、キャラクターの特徴的なアクション、ポーズ、動き、音、顔の表情のライブラリを構築し、ライブあるいは収録中の欲しい時に呼び出せる機能です。クリエイティブの観点からすると、キャラクターの特徴的な個性をかたちづくるのに役立ちます。生産性の観点からすると、ワークフローを信じられないほど効率化します。しかも、キャラクターのリプレイカタログが充実していくにつれ、さらなる効率化が見込めます。

最新リリースの機能

Character Animatorの3.0リリースでは、アニメーションスタジオやコンテンツクリエイターに包括的なワークフローを提供するため、機能セットを完全なものとすることを目指しました。アーティスティックな表現の可能性を追求し、ストーリーテリングのメッセージ性を広げることができます。

シーンカメラ

新しいシーンカメラは、躍動的なストーリー表現ができます。シーン内でワイド、クローズアップ、ズームなど複数のショットを事前設定でき、そのシーンをつなぐカメラ移動の画を作成するものです。シーン内の2人のキャラクターの間をカットで切り替えたり、会話の様子をスムーズなパンで捉えたりできます。シーンカメラにトリガーを割り当てて使えば、制作はさらに効率化し、ライブストリーム配信をより豊かなものにできます。

キーフレーム

キーフレームでストーリーとキャラクターに正確でクリエイティブなアニメーション演出を追加できます。シーン内のキャラクターまたは背景のパーツの位置とそのタイミングを指定したり、インタラクティブ要素に風の強さや重力の向きなど物理的性質のビヘイビアーを割り当てることができるほか、シーン内のカメラ移動のキーフレーム付けも可能です。キーフレームをその場でトリガーすることで、ライブパフォーマンスにインパクトのある演出を加えることもできます。

PhotoshopまたはIllustratorのアートワークをCharacter Animatorでモーション付けし、シンプルな短編アニメーションの制作を完結させているようなクリエイターにとって、キーフレームとシーンカメラの組み合わせはプロセスを一層簡単なものにします。

トリガーオーディオとモーション線

サウンドやセカンダリアニメーションなどの要素は、ストーリーテリングを豊かにし、アクションを強調し、コミカルな誇張を追加し、キャラクターの個性を際立たせるのに役立ちます。 Character Animatorの最新リリースではこれらに加え新しく、トリガー可能なオーディオとモーション線を追加しました。

キャラクターの特徴的な音、感嘆の声、音楽フレーズなどのトリガー可能なオーディオを追加して動きのあるシーンを作ったり、キューに応じて観客の拍手や笑い声をインサートして活気ある演出ができます。オーディオはトリガー可能なアニメーションアクションやパフォーマンスのタイミングと自動同期するため、ワークフローはよりシンプルになります。独自のオーディオ要素を使用または録音するか、無料のAudition Sounde Effectsライブラリに収録されたサウンドクリップを使うこともできます。

モーション線でキャラクターの動きにアクセントを付けます。

モーション線(マンガの流線)を使用すれば、さまざまなキャラクターの動きを強調して伝えられます。使い方は、キャラクターのリギングのハンドルにビヘイビアーを追加して幅、不透明度、終わりまでの時間などのパラメーターを調整するだけです。動作の誇張、速さの強調や放物線の描写に使います。

生産効率の向上:カメラベースのミュートとバージョン保存

カメラベースのミュートにより、画面外の音声が自動リップシンクをトリガーしないようにします。また、 Character Animatorは作業を自動保存しますが、新しい「バージョンを保存」機能は作業の履歴を保存し追跡できるようになりました。

プロフェッショナルが愛用するCharacter Animator

2016年5月15日、Character Animatorはテレビ放送史上初のライブアニメーション放映に貢献しました。その番組「Simprovised」にはアニメ番組「ザ・シンプソンズ」(原題:The Simpsons)の登場人物ホーマー シンプソンとの3分間のライブQ&Aセッションが含まれており、リアルタイムのパフォーマンスは声優のダン カステラネタ(Dan Castellaneta)によるものでした。その後バラエティ番組「The Late Show with Stephen Colbert」のホストであるスティーブン コルベア(Stephen Colbert)がアニメ化された政治家へのライブインタビューを始め(英語)、ここからスピンオフしてSHOWTIMEが配給する人気アニメーションシリーズ「Our Cartoon President(英語)」が生まれています。そして次々とアニメーションスタジオやクリエイティブエージェンシーがCharacter Animatorを使ってコンテンツを公開しています。その中には英国の子供向けアニメ「Danger Mouse」のキャラクターPenfoldのライブ放送(英語)「Safety Action Team Go」のような80年代アニメ調の企業の安全教育ビデオ風パロディ動画があります。ソーシャルコンテンツクリエイターにもCharacter Animatorは使われています。ユーチューバーのGetMadzは自身のチャンネルで完全にアニメーションだけのビデオブログを配信しています。インスタグラマーのロブ クレイトン(Rob Clayton)は人気バンド、チープ・トリックへの敬意を楽しく表現しています。

Character Animatorは、高品質なアニメーションを素早く、コストも抑えて作成することができるツールです。PhotoshopやAfter Effects、Premiere Proなどの他のアドビ製品と併用して、アニメのストーリーテリングを作成するための包括的なソリューションです。

アドビのビデオおよびオーディオアプリケーションの最新リリースの詳細はこちら(英語)をご覧ください。

いますぐ始めましょう

Adobe Character Animatorの最新リリースは今すぐダウンロードできます。セットアップ済みのパペットとチュートリアルがあるので、それらを参考にしながらすぐに始められます。Character Animatorチームのデザイナーであるデイブ ワーナー(Dave Werner)のYouTubeチャンネル「Okay Samurai」では、豊富なヒント、トリック、ニュース、インスピレーションとなる情報を配信しています。

この記事は2019年11月4日に公開されたProfessional Animation That’s Faster (and More Fun)の抄訳です。

POSTED ON 2019.11.4