Adobe Digital Insights: 旅行業界ではクルーズが好調、ウェアラブルが新たな旅のトレンドに

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アドビは、Adobe Digital Insights (ADI) の最新レポートで、旅行業界に関するトレンドを公開しました。本レポートは、2017年3月までに米国の大手旅行、航空会社、ホテル、レンタカー、クルーズ、オンライン旅行予約サイトを訪れた160億回の訪問者情報をもとに調査しています。

ADIによると、米ドルが6.79%引き上がったために航空券の価格は前年比9.7%の増加となり、結果として旅行業界全体の価格が底上げされました。その影響から、米国の夏の旅行市場は5.1%(前年比-66%)減速しました。しかし航空会社、ホテル予約、レンタカーが軒並み減速する中で唯一活気があるのが、クルーズ業界です。

過去3年間でクルーズのオンラインサイトへの訪問者数はほぼ倍増しており、2017年(1月から3月まで)は前年比32%増となりました。この効果は株式市場にも反映され、主要なクルーズ会社の平均株価は2017年初以降13%以上上昇しました。

クルーズ業界は最新の技術トレンドをうまく利用しています。例えば Princess Cruisesは、2017年1月にOcean Medallionと呼ばれるウェアラブルを導入しました。 ソーシャル上でウェアラブルの言及が44%増加したことからも、消費者が新しい技術を歓迎していることが明らかです。

旅行に関するAR(拡張現実)/VR(バーチャルリアリティ)技術のソーシャル上での発言は、13%の増加(2017年第1四半期)を記録しています。主要な8つのホテルチェーンが過去6カ月でVR技術を実験的に導入した実績もあります。

国連は2017年を「持続可能な観光の国際年」と宣言しましたが、2017年1月には持続可能な旅行に関するソーシャルメディア上での発言が46%に達しました。エコツーリズムは、5月、8月、9月が最も人気のある月で、ヨーロッパの旅行者に人気のエコツーリズムの地は、アイスランド、ノルウェー、ケニアです。

毎月1,400万件の旅行に関するソーシャルポストが行われていますが、そのうち30%は「死ぬまでにやりたいことリスト」を達成していくことに関連した内容です。旅行をする理由としてミレニアル世代の70%は物より体験にお金をかけたいからと回答しています。また、ソーシャルメディア上の言及において「グループ旅行」と「一人旅」を比較したところ、「一人旅」が3分の2を占める結果となりました。

ADIの結果を踏まえると、ヨーロッパの旅行者は、航空券は36日前までに、ホテルは29日前までに予約するのが最善の選択と言えます。航空券の場合、ヨーロッパ内、外問わず、36日前が最安値となります。

Adobe Digital Insightsは、デジタルマーケティングをはじめ、さまざまな業界のマーケティングやEコマースを担当するエグゼクティブから関心の高い話題について調査しています。調査では、アドビのデジタルマーケティングソリューションを採用する世界中の5,000を超える企業から集約された匿名データを利用しており、Webサイト、ソーシャルメディア、広告などにおけるリアルタイムデータや消費者行動の分析結果を公開しています。

本調査の詳細は、以下のSlideshareをご覧ください。

※本ブログは、2017年5月24日に米国で公開されたCMO.comの記事を抄訳、編集したものです。

POSTED ON 2017.06.14