Adobe Digital Insights:マーケターは今こそVRゲームに関心を向けるべき

Experience Cloud 調査

PlayStation VRの発売が、VR/AR技術の普及の弾みになると予測

※本ブログは、2016年8 月16日に米国で公開されたCMO.com記事の抄訳版です。

【2016年8月19日】

Adobe Digital Insights(ADI)の分析によると、米国のゲーム機とゲーム用PCの2016年の販売額は253億ドルに達する見込みで、マーケターにとってチャンスが高まっていることが判明しました。

ADIの「2016 Gaming Report」では、2016年第1四半期のオンライン売上は対前年同期で42%増という健全な成長を示しており、オンライン販売はゲームの売上全体を牽引する主要因となっています。

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分析によるとゲーム機の購入はホリデーシーズン中に急上昇を示しており、季節性があることが明らかになっています。

ADIでは、ゲーム業界における仮想現実と拡張現実(VR/AR)の現状も分析しています。ゲーマーの間では新たなテクノロジーへの関心が高まり続けています。デバイス別ではHTC Viveの存在感が最も大きく、ソーシャルメディアでも最大の話題となっています。

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ADIのマネージングアナリストであるベッキー タスカー(Becky Tasker)は、次のように述べています。「ソーシャルメディアではゲームに関するVR/ARデバイスに関連の投稿が増加している一方で、マーケターからのVR/ARデバイスに対する注目はまだこれからです。競争が激化する前の今こそが、VR/AR技術を試し、理解するベストタイミングです。ゲームコミュニティにはマーケティングに流用できるVR/ARに関する数多くの事例があります。」

ADIによると、VR/ARデバイス対応のPC購入に関するコストが、引き続きVR/AR技術の主流化を妨げる原因になっています。しかし今年後半には、PlayStation VRが発売されるため、VRの普及に弾みがつくかもしれません。

ソーシャルメディアでの投稿が何らかの指標であるならば、AR/VRの人気が実際に高まっていると言えます。AR/VRデバイスに関する投稿は、2015年1月から、548%増加しています。

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また、ADIはゲームのオープンベータ版の公開はゲーマーと開発者の双方に有益であること示してしています。実際に、正式なリリース以前にベータ版の公開テストを広く行ったゲームは、行わなかったゲームに比べてリリース前の予約数が1.7倍となり、分析が行われた全期間において販売数が4.2倍になりました。

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※OPEN BETA: リリース前にベータ版をユーザーに公開したゲーム
NON OPEN BETA: ベータ版を公開しなかったゲーム

タスカーは次のように述べています。「今回の調査結果から、特にソフトウェアやテクノロジー業界のマーケターは、一般発売前に潜在顧客にテクノロジーを試してもらうことが有効だと認識しておく必要があることが明らかになりました。このことは、広告キャンペーンにもあてはまるかもしれません。ゲーム会社は、ベータ版を公開することで有益なフィードバックを得ることができます。また、企業が製品やサービスの発売、キャンペーンの実施にあたって顧客に受け入れられるかどうかを確かめるには、非常に効果的な手法です。」

本調査の詳細は、以下のSlideshareをご覧ください。

POSTED ON 2016.08.19