Adobe Digital Insights: スマホの利用増加に伴い、電子メールの利用時間が増加

Experience Cloud 調査

「Adobe Digital Insights(ADI)」の新たな調査によると、消費者のモバイルへの移行により、米国では電子メールの利用が増加していることが明らかになりました。また、電子メールが進化しつつあり、インスタントメッセージや絵文字の利用が進み、スマートフォンで電子メールを利用する人が増えていることから、電子メールはフォーマルな通信手段ではなくなりつつあります。

1,000人以上のホワイトカラーの米国人を対象とした調査「Adobe Email Survey 2016(2016年度 アドビ 電子メールに関する調査)」によると、電子メールに費やされる時間は前年比で17%増加しました。ミレニアル世代(18~34歳)の消費者は、他の年齢層と比べて電子メールに費やす時間が最も長く、90%がスマートフォンで電子メールを利用しています。実際に、ミレニアル世代の50%近くが、朝ベットの中で電子メールをチェックすると回答しています。

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ADIのシニアマーケットアナリストであるライアン ディーツェン(Ryan Dietzen)は次のように述べています。「電子メールの利用時間の増加は、今日のスマートフォンの利用増加と連動しています。スマートフォンが普及し、電子メールはさらに使いやすくなりました。特にミレニアル世代は、同僚や友人からの電子メール受信の通知がスマートフォンの画面に表示されると確認せずにはいられないのです。」

調査によると、電子メールをチェックするデバイスとして、スマートフォンがPCを上回りました。仕事のメールをチェックするための主なデバイスとしてスマートフォンをあげた人は、前年比で21%増加しました。

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調査によると、労働者が平日に電子メールに費やす時間は7.4時間でした。仕事のメールのチェックに4時間強、プライベートのメールのチェックに3.3時間が費やされており、「常時接続」の電子メール文化が確立されたことを示しています。プライベートのメールに費やす時間は前年比で6%増、仕事のメールに費やす時間は28%増でした。

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「電子メールの利用が増加し、人々は1日中電子メールを見るようになりました。これは、マーケターがいつでも電子メールで消費者に接触できることを意味しています。消費者が依然として、電子メールでマーケティング目的のオファーを受け取ることを好んでいるのも明らかです」とディーツェンは語っています。調査によると、マーケティング目的の情報を受け取る手段として最も好まれているのは電子メール(49%)で、次いでダイレクトメール(22%)でした。

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さらに回答者は、興味を引かれて開いてしまうような電子メールは25%未満と回答しており、マーケターには改善の余地があることを示しています。マーケティング目的のメールに関して消費者があげている上位の問題点は、メールの頻度、文章の質、誤ったプロファイルデータに基づくオファーでした。

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また、電子メールの利用の変化については、回答者の30%が「電子メールが短くなっている」と回答しています。ミレニアル世代では「電子メールが短くなっている」という回答が最も多く(38%)、72%が「プライベートのメールで絵文字を使用したことがある」と回答し、そのうち42%が「仕事のメールで絵文字を使用したことがある」と回答しています。また、24%が「受信者からのレスポンスが早くなっている」と回答しています。さらに、69%が「携帯メールは電子メールによるコミュニケーションに少なくともある程度の影響を及ぼした」と回答しています。

消費者が普段電子メールをチェックしている状況について調べたところ、ほぼあらゆる状況でチェックしていることが分かりました。回答者の69%がテレビや映画を見ながら電子メールをチェックしたことがあり、休暇中が53%、トイレの中が45%、電話中が44%でした。また、17%が運転中にチェックしていると回答しています。

ディーツェンは次のように述べています。「消費者は常に電子メールをチェックしています。他の人と会って会話をしている間も、食事中もです。これはマーケターにとって、消費者と常につながっていることを意味しています。消費者に電子メールで接触できない時間はなくなっていくでしょう。」

※本ブログは、2016年9月26日に米国で公開されたCMO.com記事の抄訳版です。

POSTED ON 2016.10.21