データの民主化を加速させるAdobe Analytics Dashboards

Experience Cloud 分析

先日のアップデートでAdobe Analytics Dashboardsがリリースされました。これはAdobe Analyticsのデータを簡単にアプリで確認することでできる機能です。これによりAdobe Analyticsをメインに利用されるマーケッターやデータアナリストはもちろんのこと、ビジネスユーザーやエグゼクティブの方でも簡単に主要な指標の確認を行って頂けるようになります。

Dashboardsの機能

Dashboardsの使い方

この機能を利用する場合は、まず、Adobe Analyticsのワークスペース機能にて、ダッシュボード(モバイルカード)を作成し、その後、専用アプリでログインすることで利用が可能になります。

 Step1:ダッシュボードの設定

ワークスペース機能にて「新規プロジェクトを作成」を選択すると、テンプレートから「モバイルスコアカード」が選択できるようになりました。Adobe Analytics Dashboardsはこれを利用し作成します。

基本的な設計は、ダッシュボードに設定したい指標をドラッグ&ドロップしていくだけで作成が可能です。さらに、よく利用するセグメントも設定していくことで、アプリで利用する際にプルダウンで選択し、セグメントを切り替えながら指標の確認が可能になります。

また、設定した各KPIに、ディメンション(コンバージョン変数やトラフィック変数)をドラッグ&ドロップしておくことで、各指標ごとのランキングレポートを作成することも可能です。

アプリ上でダッシュボードの設定をする必要がないため、Adobe Analyticsの操作に慣れた分析担当者が設定をし、ビジネスユーザーやエグゼクティブがアプリ上でログインするだけで簡単にインサイトを取得することが可能です。

Dashboards at Workspace

 Step2:モバイルアプリでの閲覧

Android用、iPhone用とそれぞれ用意されていますので、それぞれの端末に合わせてご利用ください。ログインをしていただくと、IDに紐付いているダッシュボードを確認することが可能になります。

ログインすると、簡単なサマリを確認することができるタイルビューが表示され、タップすることで詳細なトレンドビューでレポートを確認することができるうようになっています。画面の上部で、レポーティング期間の変更や適用するセグメントの変更を行うことができるようになっています。

このAdobe Analytics DashboardsはAdobe AnalyticsのすべてのSKUでご利用頂けるようになっています。

データの民主化に向けて

Adobe Analyticsは、高度な分析を実現していくことと共に、データの民主化を進めていくことも同時に実現していくツールとなっています。分析のレベルやスタイルに応じて Adobe Analyticsでは様々な機能をご利用いただけるようになっています。

異常値の発生をつかむIntelligent Alert

データの変化、異常値が発生したことを知るためにはIntelligent Alertがオススメです。Adobe Senseiを利用することにより、統計的な範囲から外れた場合に指定したメールなどにアラートを出してくれます。統計的な部分での判断となるため、特定の曜日に定期的に上がって(下がってしまう)といったものも考慮し異常値の発生も掴むこともでき、時間帯別なども確認できることが特徴です。

データの民主化機能

リアルタイムレポート

ワークスペース機能で分析するデータは、通常30分から90分でレポート生成されます。これにより無制限のセグメントにより分析やコンバージョン変数やトラフィック変数を利用した多彩な分析を可能とします。しかし、場合によってはよりリアルタイム性をもったレポートを確認したい場合があります。その際は、リアルタイムレポートを利用することで、一部のデータプロセッシングの前段階のレポートを30秒から90秒で確認が可能です。

分析の中心としてのワークスペース機能

現在、Adobe Analyticsで分析する中心がワークスペース機能です。無制限に作成できるセグメントを利用して、様々な分析を直感的に実施していくことが可能です。そしてこのワークスペース機能は、データの表現も様々な手法が用意されているため、ダッシュボードのようにデータを作成することが可能です。こういったレポートを、定期配信機能を利用することで、PDFなどで配信していくことができ、単なる分析用のツールとしてだけでなく、ダッシュボードとしても利用が可能です。


このような様々な機能により、Adobe Analyticsではデータに関わる多彩なレイヤーの方に向けて適切なレポートを提供していくことが可能になっています。そして、今回はさらにAdobe Analytics Dashboards機能が追加されたことで、ブラウザでAdobe AnalyticsにログインせずともKPIの確認ができ、さらにデータの民主化を進めることが出来るようになりました。

是非、組織の状況やユーザーに併せてご活用頂ければと思います。

POSTED ON 2020.06.1