それって私に意味のあるメール?リアルタイムインボックスの活用

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Adobe Campaignの導入企業様に最も利用頂いているチャネルはメールです。
そんなメール配信の際に活用いただけるヒントをお伝えできればと思います。

Director of Deliverabilityのアリッサ ナハティス(Alyssa Nahatis)によるブログ記事の翻訳でご紹介します。

※以下はUS Digital Marketing Blog「Keep it in Context ? The Real Time Inbox」の翻訳です。


テクノロジーの進化は、顧客とのコンタクト手段をも進化させてきました。
つい数年前まではメールマーケティングはチラシの電子版として認識されていて、新商品の発売情報やイベント、クーポンへのリンク、製品の最新の価格情報や在庫状況などの情報が載せられていただけでありました。しかし、それもたった数年でめまぐるしく変化してきました。

今では適切な相手に対して、適切なコンテンツを、適切な場所で、適切なタイミングで届けることが可能となっています。
メールキャンペーンの成功は、顧客とどれだけの接点を持つことができたか、によって判断されるようになります。また、「コンテクスチュアル マーケティング」や「リアルタイムインボックス」と呼ばれる手法が、かなり効果的だと評価されています。

マーケターのうち40%が、様々な機能を持ったマーケティングアプリケーションを10種類以上の利用しています。そのうち75%が、それらのアプリケーションを上手く統合できておらず、本来のコンテクスチュアル メーリングを実現できていないのが現状です。正しいインテグレーションなくしては、強力なコンテクスト マーケティング ツールを使いこなすのは非常に難しくなっています。

Adobe Campaignのようなコンテクスチュアル マーケティング プロバイダーは、様々なメリットを提供することができます。
たとえばもし、次に挙げたような自社と顧客との接点に関わる情報が、すべてキャンペーンに融合することができるとしたら、いかがでしょう?

  • CRMデータ
  • 顧客トランザクション履歴
  • 注文した商品の配送状況
  • サイト検索やサイトナビゲーション履歴
  • 予測分析データ
  • アプリやiBeaconから取得した実店舗での行動情報
  • メールの転送情報
  • 利用端末情報
  • ポイント履歴
  • オファー引き換え履歴
  • 現在のショッピングカート内の商品の情報

そして更に、そのデータに以下の施策を行えるとしたら、どうでしょう?

  • A/Bおよび多変量テスト
  • 現在地の天気情報
  • 位置情報
  • 時間帯ベースのオファー

実際にメールを開封してくれる顧客はほんの僅かであることに気付いたときに、コンテクスチュアル マーケティング、そしてリアルタイムインボックスの重要性が明確になるのではないでしょうか。最も重要なことは顧客にとって受け取ったそのメールが意味のあるもので、読みたいと思うことです。
数字は多少前後しますが、ある調査ではメール受信者のうちのたった50%が24時間以内に開封しているといい、残りの50%は、最大で12日間も開封までにかかっているといいます。コンテクスチュアル マーケティングを活用すれば、本来では惹きつけることができなかった顧客をも惹きつけられるようになるのです。

正しいサービスを使って実施できる施策を見てみましょう。

  • 最近の行動に基づいた適切なオファー
  • 興味のある商品の在庫状況をメールでお知らせ
  • 限定タイムセールのカウントダウン
  • 商品の発売日、あるいはオファー終了日までのカウントダウンタイマーが埋め込まれたメールの配信
  • 開封時点での商品の最新価格を取得、表示をするメールの配信
  • 各種デバイスに最適化:Analyticsでは人は日中はスマートフォンを利用し、夕方自宅に帰ってからはタブレットやノートパソコンを利用する傾向があると分析しています。マーケターは配信するコンテンツが全てのプラットフォームに最適化されており、どのデバイスでも読めることを意識する必要があります。
  • 時間帯、地理位置情報、いつどこでメールが開封されたか、天気予報などの情報に基づいてコンテンツを調整
  • 特別オファーがあるにもかかわらず、サイト訪問後なにもアクションを起こさないまま離脱してしまった訪問者をターゲティング
  • メール開封時(あるいは開封される度)にオファーを更新

驚くほど沢山のデータを入手することができますが、それらは慎重に使う必要があります。
消費者は、自らの購買行動に関する大半の情報がデータとして蓄積されている、という事実を認識し始めたばかりなのです。プライバシーに関する概念は日々見直されており、絶対尺度は存在しませんが、あまりにも個人情報が使われていると気味が悪く感じてしまうものです。

ほんの数年前までは、メール本文に自分の名前が記されてるだけでショックを受けたものです。
そのころから時代は変わり、大分世間にも受け入れられてきてはいますが、それでも変わらないものも多少あります。新規会員登録者向けのパーソナライゼーション戦略は、徐々に組みたたて行く必要があります。

  1. サイト訪問時には、自ら会員登録あるいはログインをしない限り、顧客は匿名でいたいと思っています
  2. 顧客が興味を持っていることを特定しましょう
  3. 初回訪問者に対して特別割引などをオファーして、興味、関心を惹きましょう
  4. メールを送付する際に、受信者の氏名だけでなく、企業名も含めましょう。この小さな施策を実施しただけでも、クリックスルー率が7.5%から15%に増加したという結果がでています
  5. 新規購読者に配信するメールの文面のパーソナライゼーションは最小限にとどめておき、関係を構築していくにつれてパーソナライゼーションを増やしていきましょう
  6. メールのパーソナライゼーションを行う際は、顧客のサイト内行動データを分析して反映させましょう。多くの顧客はサイト上での導線を把握していることは認識していますが、さらに位置情報まで取得されているとはあまり認識していません

メールマーケティングは興奮する分野に発展しました。コンテクスチュアル マーケティングおよびリアルタイムインボックスを活用することで、顧客だけでなく、あなたのビジネスにとってもいい結果をもたらしてくれるでしょう。


POSTED ON 2015.09.14