LightroomとAdobe Camera Raw 2018年4月アップデートリリースを提供開始:新たなプロファイルの追加など #Lightroom #AdobeCameraRaw

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本日、Lightroom Classic CC、Lightroom CCおよびAdobe Camera Rawの重要な新機能を発表します。現在はプロファイルと呼んでいるカメラプロファイル機能の大幅なアップデートです。また、Lightroom Classic CC、Lightroom CC Desktop、Lightroom CC iOS、Lightroom CC AndroidおよびChromeOS版のそれぞれにも数々のアップデートを施しました。

プロファイルのアップデート


最新アップデートではまず、プロファイルにアクセスしやすくしました。Lightroom Classic CCとAdobe Camera Rawでは、プロファイルを[カメラキャリブレーション]パネルから[基本補正]パネルに移動しました。Lightroom CC(Macintosh、Windows、iOS、Android、ChromeOS版)では、編集パネルの一番上に表示されるようにしました。

加えて、新たに6種類のAdobe Rawプロファイル、40種類以上のCreativeプロファイル、写真に最適なプロファイルを素早く比較、選択できるプロファイルブラウザを追加することで機能を大幅に拡張しました。また、Adobe Camera RawとLightroom Classicに搭載されていたCamera MatchingプロファイルがLightroom CCにも採用されました。さらに、数多くの著名プリセットクリエイターと協力し、特別なプロファイルの開発をお願いしています。本日からその一部が利用可能になります。

プロファイルについて

写真やデジタルイメージングにおいて、「プロファイル」という言葉はさまざまなことを意味します。たとえば、カラープロファイル、ディスプレイプロファイル、プリンタープロファイル、作業プロファイルなど。Adobe Camera RawとLightroomにおけるプロファイルは、カメラのRAW情報を実際に目に映る色やトーンに変換する写真のレンダリングという意味で使用されます。

アドビは、RAWデータの写真に対して、アドビがサポートするほぼすべてのカメラメーカーおよびモデル用のプロファイルを作成しています(アドビのDNG形式では、カメラメーカーは自社製品のプロファイルを作成できます)。アドビのプロファイルは、イメージングサイエンスを深いレベルで取り入れ、センサーに対して使用されるフィルターの色(フィルターなしでは色を区別できないセンサーは、赤緑青のフィルターの配列によって色彩豊かな世界を「見る」ことができます)、使用されるセンサー固有の感度、さまざまな照明条件におけるセンサーの特性、さまざまなISO値を考慮して、デジタルの1と0をアドビ写真製品内のイメージに変換します。

なお、RAWではない写真(JPEGやTIFFなど)では、別のRAWプロセッサーまたはカメラの内部ですべてのレンダリングが実行されるため、写真のレンダリングにプロファイルは必要となりません。この場合でも、プロファイルは写真の見た目と雰囲気を変えるクリエイティブな目的に使用できます。

6種類の新たなAdobe Rawプロファイル


最新アップデートでは、既存のAdobe Standardを補完する6種類の新たなAdobe Rawプロファイルを追加しました。Adobe Rawプロファイルは、アドビがRAWレンダリングソフトウェアを開発した当初から存在しています(2003年のAdobe Camera Rawのプラグインバージョンが最初のバージョンです)。Adobe Camera RawとLightroom Classicでは、Adobe Standardが唯一のAdobe Rawプロファイルでした。Lightroom CC(iOS、Android、ChromeOSおよびWeb版)にもAdobe Standardは搭載され、使用されていましたが、変更はできませんでした。本日提供された6種類の新しいAdobe Rawプロファイルは、Adobe Camera Raw、Lightroom ClassicおよびLightroom CC(iOS、AndroidおよびChromeOS版)からアクセスできるようになります。

Adobe Standardから6種類の新しいプロファイルまで、すべてのAdobe Rawプロファイルは、使用するカメラに関係なく、見た目を統一することを目的に開発されました。これはカメラを買い替える時に非常に役に立ちます。つまり、新しいカメラの写真を自分のテイストに合わせるためにどうすればよいか、長い時間をかけて考える必要がなくなります。あるいは、一回の撮影で複数のカメラを使用する場合に、カメラによって写真の見た目がまったく異なることを心配する必要もなくなります。

Adobe Standardは、写真を自分の理想の見た目に仕上げていく際の出発点となるように開発されましたが、それは10年も前の話です。それ以降、私たちは、写真家が何を求めているかについて多くのことを学び、この出発点をどのように改善できるかに関する素晴らしいフィードバックを受け取りました。このすべてのフィードバックを基に新たなデフォルトが生まれました。それがAdobe Colorです。

Adobe Colorは、暖色系トーンの見た目とレンダリングを大幅に改善します。これにより、特定の色範囲間での移行が向上し、写真の初期のコントラストがやや強くなります。Adobe Colorは新しいデフォルトであり、適用される写真の幅は最も広く、被写体に関係なく写真の見栄えがよくなります(ただし新しくインポートされた写真にのみ適用可能)。

Adobe Monochromeは、あらゆるモノクロ写真に最適な出発点となるよう慎重に調整されています。その結果、Adobe Standardを使ってモノクロに変換した写真よりも、トーンの分離とコントラストが向上しました。

Adobe Portraitは、あらゆる肌のトーンに合うように最適化されています。肌のトーンがより細かく調整でき、優れた再現性を示します。写真全体で肌のトーンに適用されるコントラストと彩度を低くすることで、重要な肖像画をより細かく精密に再現できます。

Adobe Landscapeは、名前から想像できるように風景写真用に開発されたもので、空や木の葉の色調がより鮮やかになります。

Adobe Neutralは、コントラストが非常に低い写真向けで、できるだけ細かく調整したい写真や、諧調範囲が非常に複雑な写真に適しています。

Adobe Vividは、力強く彩度の高い写真を出発点とします。

使いやすくなったCamera Matchingプロファイル

Camera Matchingプロファイルは、Adobe Camera RawおよびLightroom Classic CCの最も強力なRAW用ツールの1つでしたが、見つけることが最も難しいものの1つでもありました。最新アップデートで見つけやすくなったと同時に、初めてLightroom CCでも使えるようになりました。Camera Matchingプロファイルは、広く使われているカメラによく搭載されているさまざまなオプションにマッチさせることで、RAWファイルの色と色調を、カメラの液晶に表示される画像やカメラ内でレンダリングされるJPEGにできるだけ近付けるよう開発されました。なお、個々の写真で使用できるオプションは、撮影に使ったカメラにより異なります。

新たなCreativeプロファイル


CreativeプロファイルにはArtistic、Black & White、Modern、Vintageの4種類のグループがあり、RAWかRAW以外かを問わずすべての写真に適用できます。Creativeプロファイルは、写真の見た目を創造し、プロファイル内に含めることができる3D Lookup Table(LUT)によってさらに細かい調整を可能とします。LUTは一般的に、Photoshopや動画制作のプロフェッショナルが色調調整を行う際に使用するもので、これにより、これまでのLightroomよりも多くのオプションを使用でき、精度も向上します。また、Creativeプロファイルには、エフェクトの量を調整するための[Amount]スライダーが追加されます。

サードパーティ製プロファイル

アドビは、数多くのサードパーティのプリセットメーカーと協力してプロファイル作成をサポートしています。これらのプリセットの中にはすでに利用可能となっているものもあります。Creativeプロファイルのオプションを拡大したいと思われる方は、以下のリストをチェックしてみてください。

Lightroom Classic CCのアップデート

プロファイルの追加に加え、非常に好評な「かすみの除去」を「基本補正」パネルに移動して使いやすくしました。また、トーンカーブパネルのサイズを大きくして調整がより正確に行えるようにしたほか、フェイスタグ設定のアルゴリズムが最適化され顔認識精度が向上しました。
詳細およびバグ修正の概要については、Lightroom Classicの新機能の概要をご覧ください。

Lightroom CC Desktopのアップデート

プロファイル以外にも、Macintosh版およびWindows版Lightroom CCでネットワークアタッチトストレージ(NAS)デバイスをサポートしたほか、新しいフィルターオプションが追加され、同期ステータスによるフィルタリングが可能になりました。詳細およびバグ修正の概要については、Lightroom CCの新機能の概要をご覧ください。

Lightroom CC iOSのアップデート


iOS版Lightroom CCでは、プロファイル以外に以下のような多くのアップデートが提供されます。

  • アップライト、ガイド付きアップライト、ジオメトリースライダーを含む「ジオメトリー」タブ。これらの機能で、水平方向または垂直方向に斜めになったものを真っすぐにすることができます(プレミアム機能)
  • リアルなフィルムグレインを再現するグレインオプション
  • iPadでの編集モードの左利き設定
  • Lightroom CCのWeb共有時の機能を拡張し、lightroom.adobe.comでのダウンロードの有効化、メタデータ表示、撮影位置情報の表示に対応
  • Adobe Camera Raw 10.3リリースの最新のカメラおよびレンズのサポート(Lightroomでサポートされているすべてのカメラとレンズのリストは、http://www.adobe.com/go/supported_camerasをご覧ください)
  • iPhone X上の表示の最適化

Lightroom CC Android版、ChromeOS版のアップデート

  • 「ディテール」タブに、シャープとノイズ除去を追加
  • リアルなフィルムグレインを再現するグレインオプション
  • Lightroom CCのWeb共有時の機能を拡張し、lightroom.adobe.comでのダウンロードの有効化、メタデータ表示、撮影位置情報の表示に対応
  • Adobe Camera Raw 10.3リリースの最新のカメラおよびレンズのサポート(Lightroomでサポートされているすべてのカメラとレンズのリストは、https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/using/supported-cameras.htmlをご覧ください)

4月のアップデートをぜひお使いください。皆様からのご意見ご感想をお待ちしております。

この記事は、2018/4/3にポストされたApril Lightroom and Adobe Camera Raw Releases: New Profiles and Moreを翻訳したものです。

POSTED ON 2018.04.4

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