Premiere Pro、カラー、グラフィックス、オーディオに強力な新ツールを導入 #PremierePro

Creative Cloud Video

Adobe Premiere Pro CCの最新アップデートは、カラー調整、グラフィックス作成、オーディオ編集といった最もよく使われるワークフローに広がりと多様性を与える新機能に加え、Adobe Senseiに基づく自動化機能を追加しています。Lumetriカラー、エッセンシャルグラフィックス、エッセンシャルサウンドの新機能は編集品質の向上を目的に開発されたものですが、プロフェッショナルな作品の制作にかかる時間を短縮するものでもあります。

【2018年4月アップデート(ver. 2018.1)を適用すると、2017年10月アップデート(ver. 2017.0.x)を置き換える形でインストールされます。】

NABからのライブ中継:
Premiere ProAfter EffectsCreative Cloud Video & AudioのFacebookチャンネルで、4月9日(米時間)にラスベガスで開催される国際放送機器展NAB Showからのライブストリームをご覧ください。
日本時間4月7日(土)午前1時(米国太平洋時間4月6日(金)午前9時)からは、ジェイソン ラヴィーン(Jason Levine)がCreative CloudのYouTubeチャンネルで最新アップデートリリースの新機能を一通りご紹介します。ぜひチャンネル登録をしてください。

以下に、今回のアップデートリリースの主な新機能をご紹介します。文末には、最新情報と今回のアップデートで施されたバグ修正一覧へのリンクも掲載します。

Lumetriカラーのワークフロー:比較表示とAdobe Senseiによるカラーマッチ、新たなリミッター

2つのショットの見た目をシークエンスを通して比較し、シングルクリックで肌のトーンはそのままに色味を合わせることができます。

編集プロセスの一部として、色彩調整を行うことが当たり前になってきています。このことは、2015年にLumetriカラーパネルを導入して以来、寄せられている好意的なフィードバックと、その機能の多様化に向けたユーザーからの機能追加リクエストの多さからもわかっています。

この最新リリースで、Lumetriのワークフローにいくつかの大きな変更を加えました。1つ目は、モニタリングのオプションに追加されたシンプルかつパワフルな機能です。新たな比較表示を使えば、Lumetriコントロールを使用する際に現在のフレームを並べて表示するか、1画面内の分割表示にすることで、カラー調整による見た目の変化を比較できます。分割表示で作業する場合は、Lumetriスコープが分割表示に自動的に現れ、グレーディング作業の精度が大幅に向上します。また、画面を2つ並べるショット比較の場合は、グレーディングしているショットをシーケンス内の別のショットと比較できます。このモードをオンにすると、現在のシーケンス内で参照するフレームを自由に選択できます。シーケンス内を素早く移動できるようにスライダーも用意しました。「進む」か「戻る」の矢印をクリックして、クリップ内の最適なリファレンスフレームを表示することもできます。

リファレンスショットを設定したら、手動でグレーディングするか、カラーホイール&マッチセクション内に新たに追加されたカラーマッチを使って完成させましょう。Adobe Sensei技術によるカラーマッチはデフォルトで顔検出を使用し、スキントーンがベストな状態になるように、画面内の重要な要素を中心にバランスの取れたマッチングを行います。カラーマッチの顔検出は機械学習を利用して最良のマッチングを抽出しますが、それですべてが確定されるわけではありません。カラーマッチの値はカラーホイールに示され、何が自動的に行われたかを容易に確認でき、その結果は調整することができます。

Lumetri関連のアップデートは他にもLumetriカラーパネル内でのFXのオン/オフの切り替えやリセットなどがあります。また、カラーリミッターを見直し、便利なプリセットを追加してワンクリックで見栄えのする画像処理が行えるようにしました。

エッセンシャルグラフィックスのワークフロー:ユーザーエクスペリエンスと精妙さの向上

Premiere Proのツールの人気の高さはフィードバックの数で示されます。新しいアイデアや、使いやすさを向上させる方法をご提案くださるユーザーのみなさまにこの機会に改めてお礼申し上げます。

モーショングラフィックステンプレートは、現在ローカルのテンプレートフォルダー、CCライブラリAdobe Stockのいずれかで確認することができますが、これをすべてエッセンシャルグラフィックスパネル内で直感的に行うことができるようになりました。エッセンシャルグラフィックスパネルでの検索は、モーショングラフィックステンプレートのホバースクラブにも対応しているため、タイムラインに追加する前にプレビューしてアニメーション全体を確認できます。

エッセンシャルグラフィックスパネルから、ローカルのテンプレートフォルダー、Creative Cloudライブラリ、またはAdobe Stockのモーショングラフィックステンプレートを包括的に検索およびプレビューできるため、必要なテンプレートをすばやく見つけられます。

インターフェースを改良し、制御項目を追加することで、位置の調整、回転、エレメントのスケールなど、Adobe After Effects CCで作成されたモーショングラフィックステンプレートのカスタマイズが簡単に行えます。新機能として、プログラムモニターでグラフィックのテキストレイヤーをクリックして編集できるようになります。また、カスタマイズした要素をすべて保持しながら、シーケンス内で既に使用しているテンプレートをAfter Effectsからのアップデート版と交換できる新しいオプションも追加されています。

エッセンシャルグラフィックスの改良されたインターフェースと新たな制御項目によって、After Effectsで作成されたモーショングラフィックステンプレートのカスタマイズを容易にします。

さらに、シェイプレイヤーにグラデーションを追加する直感的で新しい方法や、エッセンシャルグラフィックスパネル内からグラフィックレイヤーのアニメーションを切り替える機能も追加し、位置、スケール、回転、不透明度、キーフレームとしてのアンカーポイントに対する変更を記録することで、Premiere Proでグラフィックスに作業をする際に、より迅速にアニメーションを作成できます。

エッセンシャルグラフィックスパネルのアイコンをクリックし、パネル内のプロパティを調整するか、プログラムモニターで直接グラフィックレイヤーを編集するだけで、アニメーションの位置、回転、アンカーポイント、スケール、不透明度を変更できるため、迅速にアニメーションを作成できます。

エッセンシャルサウンドのワークフロー:Adobe Senseiによる自動ダッキング

昨年末に発表したAuditionの自動ダッキングは大好評を博しました。会話に対して音楽をダッキングすることに慣れている方でも、それが時間のかかる面倒なプロセスであることは否定できないでしょうし、最近まで時間短縮が難しい作業だと認識されていました。2017年4月に自動ダッキングがAuditionに搭載され、その状況は一変しました。そして今、Premiere Proのエッセンシャルサウンドパネルに自動ダッキングを搭載してほしいという多くのリクエストにお応えすることとなりました。


音楽のボリュームは、会話やサウンドエフェクトなどのオーディオクリップが検出されると自動的に下げられるため、ミックスの各ポイントを手動で調節する必要がなくなります。

自動ダッキングを使えば、別アプリでオーディオを編集したり、エキスパートを呼んだりしなくても、会話と音楽のバランスをとることができます。Premiere Proの自動ダッキングはAdobe Senseiに基づいており、会話と音楽トラックの両方を分析するために使用されるアルゴリズムは対象フッテージの波形振幅を既に認識しています。1回クリックするだけで、わずか数秒で会話に対して音楽を(または特殊効果やアンビエンス、もしくはすべてを同時に!)ダッキングできます。Premiere Proはオーディオトラック上に直接キーフレームを作成するため、音楽がどのように会話に合わせられたかを簡単に確認することができます。同様に、エッセンシャルグラフィックスパネルから全体的な設定を調整したり、キーフレームを使って個々のイベントを手動で無効にすることも簡単に行えます。

全般的な改良

小さな変化が大きな変化をもたらし、時間の大幅な節約につながる場合があります。そうした考えの下で、以下のようなアップデートを施しました。

タイムコードパネル:ディスプレイオプションを追加。In/Out、デュレーション、絶対タイムコード、残量タイムコード、ソースタイムコードなどのさまざまな表示が選べます。

コピー&ペーストのシーケンスマーカー:1つまたは複数のクリップを移動する際、カラー、ノート、デュレーションなどのすべてのマーカー情報を保持した完全なシーケンスマーカーをコピー&ペーストできます。

チームプロジェクトのサポート強化:この強化には、コラボレーターのトラッキングの向上、プロジェクト管理の改善、プロジェクトの読み取り専用バージョンを閲覧する機能などが含まれます。

イマーシブモニター:Adobeイマーシブ環境内に表示される新しいパネルで、ヘッドマウントディスプレイをつけた頭を回転させなくともフッテージの360度全範囲のビューが確認できます。

Windows Mixed Realityのサポート:Windows Mixed Realityのヘッドセットおよびコントローラーを、Windows上のAdobeイマーシブ環境で使用できます。これにより、360度のVRコンテンツを編集およびレビューする際にユーザーが使用できるデバイスの範囲が広がります。

新たなファイルフォーマットのサポート:新たにソニーX-OCN(VENICE)、キヤノンCinema EOS C200 (Canon RAW Light)をサポートしました。

ラーニングワークスペース:アプリケーションを初めて使うユーザーに対して、Getting Startedコーチマークを強化しました。また、初心者向けで最も人気のあるトピックスについてワークフローチュートリアルが見られる学習パネルを含む「ラーニング」と呼ばれるワークスペースを新設しました。当初は英語のみですが、日本語化も予定しています。

最新アップデート版をためす前に

Premiere Proを最新バージョンにアップデートする前に、以下の注意事項をご覧ください。

  1. Creative Cloudアプリケーションの最新リリースは、既存のアプリに上書きされます。2018.0および2018.1バージョンは同時にインストールできません。
  2. 最新バージョンで保存されたプロジェクトは、Premiere Proの旧バージョンでは開くことができません。
  3. もし進行中のプロジェクトがある場合は、そのプロジェクトが完了するまでアップデートしないことをお勧めします。

フィードバックをお待ちしています!
次のバージョンへのご意見、ご要望をお寄せください。フィードバックをいただくための新たな場を設けました。今後は、Creative CloudのビデオアプリケーションのすべてについてUserVoiceフォーラムを使って機能のリクエストや他のユーザーの提案の確認や投票ができるほか、問題点に関するログをご確認いただけます。

参考リンク:

この記事は、2018/4/3にポストされたArtificial Intelligence Powers Premiere Pro Upgradesを翻訳したものです。

POSTED ON 2018.04.4

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